ブレーキフルードは安全のために定期的に交換してくださいね! | 竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

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竹田市会々の(株)竹田整備工場に勤めています。
大分市のヤマハ専門オートバイ販売店YSP大分に勤めていました(R元年7月退職)
125cc大好きで複数所有。
4輪も大好きです。

長文で難しいことを時々書くかもしれないのでご注意ください。

おんせん県大分の大分市賀来北にある、ヤマハオートバイ専門店YSP大分の上島です。

今日現在、まだ梅雨入りしていなくて最も遅い記録を更新していますね。
おかげさまで整備入庫は結構たくさん来られます。
ありがとうございます!

さて、今日は気にしない、知らない人が多いのでオススメしている整備の話です。
それは「ブレーキフルード」の交換です。


ブレーキフルードとは、ディスクブレーキのバイクで油圧を利用してブレーキパッドを動かすために必要な液体です。

ブレーキオイルと呼ばれることもありますが、液体の種類の関係で、一般的にはフルードと呼ばれています。

上の写真だと、黒い四角い部品が「マスターシリンダー」と呼ばれるブレーキフルードが入っている部品です。


ブレーキレバーを握ると、油圧で押されたフルードがブレーキホースを通してブレーキキャリパーにあるピストンを押し出して、ブレーキパッドがディスクローターを挟み込む・・・

文章だとさっぱりわからないでしょうが、ブレーキにとって大切な役目をするのがブレーキフルードです。


このブレーキフルード、時間が経つと劣化します。
熱が加わったり、水分を吸い込んで性能を失うんですね。

100ある力がどんどん落ちていって、ブレーキの効きが甘く、弱くなります。
反応も遅れるし、下り坂やスピードが出ているときに連続でブレーキをかけると利かなくなることもあります。

そうなると危険なので、交換する必要があります。


交換の目安は、できれば一年に一度。
二年に一度だと安心です。

二年ごとの車検で交換している人も多いでしょうね。
車検の無い小排気量車だと交換したことが無い人も多いんです。

劣化すると、上の写真のように・・・分かりにくいのですが真っ黒になります。

きれいな状態だと、黄色いアメ色ですね。


交換は必ず規格にあったブレーキフルードを使って交換します。
写真のフルードに「DOT4」と書いていますが、これが規格で、現在のほとんどの車両はこの規格が使われています。

DOT3を指定していることもありますが、4に比べて熱に弱いので、現在ではほとんど使用されていないでしょう。

どんなに高性能でも、止まれなければスピードを出せません。
飛ばしていないから、ゆっくりだからではなく、安心して止まるためにブレーキの整備は必要です。

ブレーキフルードの交換が必要だとまずは知ってもらって、そして「いつ交換したか記憶が無い」場合は確認して、しっかり交換してくださいね!

自分で交換は・・・道具と場所、準備ができていれば可能です。
でも失敗するとどうにもならなくなるので、経験の無い方はプロに任せるのをオススメしますよ~