今年は125cc以下の原付バイクの注文があまり入らないなあ、と思っていたら、夏の終わり頃からお客さんが増えました。
大きいバイクも小さいバイクも変わりなく取り扱うバイク屋の店員です。
おんせん県大分の大分市賀来北にある、ヤマハオートバイ専門店のYSP大分に勤めている、上島です。
先日、親子で来店された方から50ccスクーターを注文して頂いた時の事です。
お父さんから、「サイドスタンドはついてる(装備している)の?」と質問がありました。

その質問には、「この機種など、50ccスクーターにはほとんど装備されていません」とお答えしましたが、息子さんはサイドスタンドって何?という表情でした。
バイクに乗るのが初めてなら、「スタンド」から説明しなければいけませんね。
「スタンド」は、バイクを停車するときに倒さずに立てておく部品です。
上の写真だと、センタースタンドで立てていますが、サイドスタンドも出したままにしています。

こちらは「センタースタンド」で、スクータータイプなら小さいものから大きいものまで、ほとんど標準装備です。
なぜ、小さい機種にサイドスタンドはオプションで、センタースタンドは標準装備なの?
それは、スクータータイプは「ギアを入れて停車出来ないから」です。
クルマの場合、停車時に使う「サイドブレーキ」が装備されています。
でもスクータータイプはサイドブレーキがない機種があって、坂道などでバイクが動くのをを固定できません。
そこで、センタースタンドなら安定して停車できるという考えです。
ただ、車体が大きくなるとセンタースタンドを利用するのは大変、という機種にはサイドスタンドを標準装備にしています。
逆に、50ccや小型の125ccクラスだと、コストダウンのためにセンタースタンドのみ、サイドスタンドはオプションということになるんですね~
ギア付きのバイクだと、センタースタンドを装備している機種は珍しくなって、オプション装備することもほとんどできません。
ということで、本当に一部の方に向けた、「サイドスタンド」と「センタースタンド」の説明でした~
ではでは、今日もここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!
