バイクで通勤、通学している人がバイクを選ぶ時に、「ここは大事」というポイントがあります。
そのなかでも「ライトの明るさ」は、いつも走る道によっては、特別に重要です。
山越え通勤しているので、ライトの明るさは気になる、大分県大分市賀来北のヤマハオートバイ専門店YSP大分の営業、上島です。

クルマもバイクも、進行方向を照らし、周囲に存在を示す大切な役割なのが「ヘッドライト」です。
いまのところは「ハロゲンヘッドライト」が主流ですが、「HID (キセノン、又はディスチャージヘッドライト」や「LEDヘッドライト」が増えてきています。
明るさや消費電力はとても重要ですが、ハロゲンヘッドライト球だと交換が簡単な長所があります。
また、最初から設計しているものと後から取り付けるものでは、「耐久性(長持ち、故障しにくい)」や、「照らす範囲」の面でまだまだ信頼出来ないところもあります。
でも、試してみたくなるんですよね~
さて、上の写真をみてもらうと、ヘッドライトの左右で色が違うのがわかると思います。
これは、向かって右がハロゲンヘッドライト球で、左はLED球なんです。
色が全然違って見えますね~
LEDヘッドライト球は、白くて明るい印象ですが、光の広がり方の関係で照らす範囲が狭くなります。
そのため、実際に夜間走ってみると、真正面は明るいけど左右が見えない、と言われる事がよくあります。
そのため、今まで自分のバイクに使った事はありませんでしたが、
・「2灯式なので最悪片方点灯しなかったり、照らす範囲が狭くても走る事が可能」
・「最近右側の電球(または配線?)の不調で点灯しないことがある」
・・・といった理由で、試してみることにしました!
説明が長くてすみませんっ!

今回は自腹で、職場を通さず手に入れた「安物LEDヘッドライト球」です(笑)
どんなものでも、安物は安物なりの理由があります。
LEDヘッドライトは、「省電力」「超寿命」「本体が小型」という長所があります。
短所は、「熱量が大きい」「光が直線的なので、反射板を上手く使わないと照らす範囲が狭い」というところです。
そこで、最初から車両と合わせて設計して、ヘッドライトの小型化や熱を上手く逃がす形状を実現します。
でも、後付けだとそうは行きません。
「光が直線的で見えにくい」、「熱を逃がすために、ヘッドライトの後ろに放熱の部品を取り付ける」仕組みになっています。
そのため、「左右が見えない」「ヘッドライトの後ろに取り付けるスペースが無い」といった問題が出てきます。

下を見てもらうと、放熱のフィン(切れ込みが入った部分)があり、ここで熱を逃がしています。
ということは、「下半分は照らさない(!!)」ということですね。
見えないところが最初からあるわけなので、一般的にはおすすめできません。
今回は2灯あるうちの1灯なので、試してみることにしたんです。
また、照らす範囲とは別に、安物LEDには問題も考えられます。
安物だけに、車体の他の電装系に悪影響があるかも・・・
そのため、今回は人柱ですね~
とりあえず、乗って試してみたいと思いますので、機会をみて報告しますね!
今日はこんなところで!
