クルマでもバイクでも、丸一日走るときには、できるだけ明るい時間が長いほうが助かります。
視力が元々良くない上に、最近は暗くなってから見えない気がしている、大分県大分市賀来北のヤマハオートバイ専門店YSP大分の営業、現在41才のうえしまです。

オートバイだと、クルマに比べてライトの照らす範囲が狭いので、ライトの明るさはかなり気になります。
もちろん、明るいにこしたことはありません。
そこで近年は、HIDやLEDといった、これまでのハロゲン球より何倍も明るい製品が登場しています。
しかし、ライトが切れたら身動きが取れなくなりますので、耐久性や、交換が簡単という整備性もとっても大切です。
そう考えると、これまで定番のハロゲン電球の良さが見えてきます。

ハロゲン球と書きましたが、250ccより大きいバイクやクルマは、皆ハロゲン球を使用しています。
さらにHIDやLEDといった、もっと明るい電球を装備している車種があるんですね。
上の写真は、クルマ、バイクでは一番良く使われている「H4」という企画のものですが、そのなかでもバイク用です。
どこがバイク用なの?というと、見えにくいのですが、横にある箱に「耐震用」と書いてあります。
これは、クルマに比べてバイクは振動が大きくて電球切れを起こしやすいので、振動に強い設計をしてあるんです。

そんなハロゲン球をもっと明るくならないか、ということで「高効率バルブ」という製品も販売されています。
大雑把に言えば、電気をたくさん使えば明るくなります。
しかしエンジンからの発電量と様々な電気の使用量には限界があります。
そこで、「高効率=同じ電力消費量でより明るい」電球がつくられています。
上の写真だと、純正の電球と同じハイビーム60ワット、ロービーム55ワットの電力消費で、ハイビーム135ワット相当、ロービーム125ワット相当の明るさを実現している、というものです。
これなら電力は同じだし、明るいしで安心感は高まります。
それが純正装着されていないのは、電球の寿命が短かったり、急激な電圧の変化に弱かったりするなど、純正の電球より耐久性などの問題があるからです。
やはり、特性を理解してから使ってもらう商品なんですね。

参考に、上の写真はほぼ同じ明るさだとメーカーは説明していますが、光の色が違います。
左側は「3400ケルビン」、右側は「4150ケルビン」と書いてありますが、これは色温度のことです。
これまた大雑把に説明すると、色温度が高いほど「青く」なり、低いほど「黄色く」なります。
純正の電球は黄色っぽいのですが、3400ケルビンだと透明~白っぽくて、4150ケルビンのほうは白からやや青みがかっています。
そして、青いと格好良いのですが、見えにくくなります。
夜間見えやすいことが目的なら、色温度は低めがオススメです。
またハロゲン電球と、 HIDやLEDなどは見え方が異なります。
実際に取りつけして、確かめて慣れないと、どれが正解とは言いにくいんですよね~

安心して視界を確保することが大切ですので、取りつけの時には経験のあるお店に相談してくださいね!
ではでは、今日もお読み頂きましてありがとうございました!