こんにちは。星花です。

大学生活はほとんど全部楽しい事でした。
でも最後に試練がありますよね。
そう、就活です。



この頃は、就活の事でいっぱいいっぱいになり、改めて思うと性別違和の事を考えた記憶が残っていません。

何故でしょうか?

それは、私の就活がこんな感じだったからです。


さて、コミュ障だった私がまともに就活できたのでしょうか?
いいえ、予想どおりダメダメでした。


合同企業説明会が何度かありました。
でも、私はそこで企業の人や知らない学生と会う事が億劫で当日までどうしたものかと思案していました。

そして当日。やっぱり行かないと。そう思って

今どき珍しいですが、私はアルバイトをした経験が全くありません。

その上、買い物するとしたら、スーパーかコンビニで食べ物を買うか、本や漫画やゲームを買うかしかありませんし、あとはゲームセンターやボウリング、カラオケ、食事や飲み会しかありませんでした。

他にお金を使うのは家賃、光熱費と、髪を切るときだけ。

実のところ服すら買った覚えがないのです。何故って、会話できませんでしたので。

今思えば、他人との会話が壊滅的にできなかったのです。

そんな状態で、就活がうまくいくとは思えませんよね。なんせ、面接で喋る事ができないのですから。


しかも、私には仕事をするイメージが全く湧きませんでした。私と社会との接点は狭い範囲に限られていて、どんな仕事があるのか想像も出来なかったのです。


唯一何となく想像できるのは、ゲームメーカー。趣味のゲーム作りが仕事になればと思い、そのような会社ばかり応募しました。

書類選考で落とされる事もあれば、面接で喋れずに落とされる事もあり、全く見込みがないかに思えました。

あるゲームメーカーは、書類選考の他に選考課題で、そのメーカーの絵を使って、ゲームを作ると言うものもありました。

それは7月頃だったと思います。私はそれまでゲーム作りはBASICでしかやった事がありませんでしたが、メーカーでも動くとなると、Windowsなどで動くものが必要です。期限は9月でした。

Windowsでゲームを作るための勉強から始めて、当時の開発言語(Visual C++とDirectX)を使って、ゲーム作りを始めました。

毎日朝から夜中まで。研究室に泊まり込み、夏休みも全部使って、夜通しプログラミングして仮眠して。

ここでは細かい事は割愛しますが、完成したのは期限ギリギリで、同じ研究室の友人や先生も唸らせる完成度。自信たっぷりで提出しました。

ゲームはこんな感じです。
大人の事情で、ピンボケにしていますが、
よろしければご覧ください。

今も古いPCなら遊ぶ事ができます。
全部で2分弱程の動画です。








正直、最後の追い込みは、徹夜して仮眠しての繰り返しでした。気持ちもかなり荒んでたと思います。


提出からしばらくして…。

選考結果が届きました。

運命の瞬間…





結果は、不合格!!



全身全霊を込めて頑張って作った作品でしたが、合格には至りませんでした。


そこからしばらくの間、就活はストップします。これでダメだったら私を雇ってくれる所なんて無いや。そのくらい自信を無くしました。


今思うとね。自分の事ながら何を甘っちょろい事をって言いたくなります。

ともかく、しばらくの間何もしない時期がありました。そして、年が変わり…。

(続く)