ぼくはprejudiceって言葉にこだわっていた。
prejudice
先入観あるいは差別
そこに一つの結論めいたものを出した。
あらゆる問題の根源に先入観・差別がある。
自分との違いを感じる。
それはそれでしかたないことだと思う。
それは違和感といっていい。
でも、それが差別になるというのは、
知らないからだ。
はじめにばらまかれた観念に囚われる。
先入観から抜けられない。
交わることで見えてくるものだと思う。
結論めいたものと書いた。
でも、時として、
それを超えて問題を提起することがある。
たとえば、相模原殺傷事件
彼はその施設に勤めていた。
だから知っていたはずだ、現状を。
それなのに、事件をおこした。
なぜだ?
それはぼくの結論を甘いものだと言っているような
そんな気もするのだ。
だから、結論ではない。
結論めいたものなんだ。