とうとう、痺れを切らしたというべきか。

菅前首相が脱原発に向けて動き出した。


菅直人前首相ら民主党の有志国会議員が、原発のない社会への道筋を示す勉強会「脱原発・ロードマップを考える会」を設立する。二十八日に約三十人が出席して準備会合を開く。野田政権が、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働など原発依存に傾斜するのにブレーキをかけるのが狙い。

 

「考える会」は総電力量に占める再生可能エネルギーの比率などを年次的に計算し、脱原発の実現に向けた行程表を作成。再生エネへの投資や、廃炉にかかる費用など経済的影響も検討する。

 

菅氏は首相在任中、脱原発に意欲的だったが、退陣後は表だった動きを控えてきた。だが、なし崩し的な原発再稼働容認や、原発存続路線がとられないよう、議連をつくって政府に訴えることにした。

 

「考える会」には、江田五月元法相、民主党エネルギーPT座長代理の近藤昭一衆院議員らも賛同している。菅氏は「ドイツでは二〇二二年までに原発をすべて停止させる政府の工程表を決めている。日本も中長期計画を議論する場が必要だ」と話している。(東京新聞28日朝刊)



野田首相は完全に、原発再稼動路線!

小沢さんも当てにならないことが判明!

この前の報道特集で「危ない原発はとめるべき」

なんて悠長なことを言ったらしい。

鳩山さんはもともと原発推進派でダメ!


だから、首相をやめてまもなく、その評価自体も賛否両論ある

菅さんが出て行かなくてはならなくなった。


彼の評価については、僕もきびしく見ていたこともあったが、

3.11以降の脱原発(依存)路線は断然支持している。

東電との戦い、海江田大臣・経済産業省との格闘、

「浜岡原発の停止」「ストレステストでの玄海原発再稼動ストップ」

そして、「再生エネルギー買取法」の成立と、

後半は僕はよくやったと思っている。


そう考えているひとも少なくないと思う。

坂本龍一さん、飯田哲也さん、孫正義さん、山口北大教授などだ。


反対に原発事故直後の菅さんの対応について批判的なのは、

小沢Gおよびその信者、経団連、自民党の保守派など。


いろいろとダメなところはあったろう。

原発事故現場への視察

speedyによる放射線量の発表の遅れ、

メルトダウン3ヶ月後に発表したなど、


知っていたのに、やらなかったのではなく

あの大混乱のなかで、首相としてできる限りのことはやったのでは

ないか。菅さんのとった行動はよかったと思うのだ。


この動きに政治家も大きなうねりになることを期待したい。