タカスケのコラムン・ベース 2nd -5ページ目

タカスケのコラムン・ベース 2nd

音屋が適当にぼやきます。作曲・放送・その他雑記 プロフィールは『ルーム』をご覧下さい。



世界観シェア企画(http://share2012.web.fc2.com/index.html) 参加作品③
イメージ元は常冬の国『シュヴァイスラント女王国』。
凍りついた海の上を、ただただ歩く一人の騎士。
彼は歩きながら、故郷の詩を暗唱します。何度も何度も。
そしてそれが終わるころ、ようやく。一度は捨てた祖国の姿がそこには在るのです。


この地に神など存在しない。
その真理に我々は生きながらに嘆き、
死の淵に立たされる間際になって初めて
その事実が安堵すべきものであり、
暗澹冥濛とした我々の内面――
水面に咲く一輪の花と知る。

この身に魂など宿りはしない。
その真理に我々は生きながらに揺らぎ、
虚ろな境界線の上に横たわる。
土のかおりも、草木の声も、
いまや積年の白に飲み込まれ――
波音を最後に聞いたのはいつであったか。

この地に神など存在しない。
その真理に我々は生きながらに生き、
死の淵に立たされる間際になって初めて
その事実が安堵すべきものであり、
幾星霜の夜の中――
流した涙の熱を知る。


ある日、子どもが死んだ。
遊びに行くと声を掛け、そのまま消えた。
夜になっても姿の見えぬ子を追って
親たちは血眼になって外を巡り、
そして最後に行き着いたのは
もはや機能することも無い波止場の一角であった。

波止場の氷に大きな穴が、空いていた。
ちょうど子ども一人が通れる程度の
それを見つけた大人たちは
ある種の諦観とともに呟いた
「連れて行かれてしまった」と――

私は尋ねた――「誰に?」
大人たちは答える――「冬に」
この地をあまねく覆い尽くす白の名前。
その名の前には人間などかくも無力であると
誰もが知っている魔性の名だ。

すすり泣く声が聞こえる
子どもの名を叫ぶ声
戻らぬ何かをこれでもかと手繰り寄せ
裂けた命の名前を呼ぶ
ヨアヒム、ヨアヒム、ヨアヒム――

ひとしきり悲しみが通り過ぎると
彼らはまた諦めたかのように帰路につく
帰ってはこないもの、返事をしないもの
死はいつでも我々の傍に在り
そしていつでも我々を悪意に欺く

今でもその波止場へ赴くと声がする――
親たちの嘆く声と
それに反比例して響き渡る
あのあどけない子どもの声が
いつまでも いつまでも
氷の割れる音に沿って、軋む命の音に沿って




世界観シェア企画(http://share2012.web.fc2.com/index.html) 参加作品②
イメージ元は『ルキフェニア王国』の勇ましいと(私の中で)評判の獣人たちと騎士団。

後半に、効果音を色々混ぜ混ぜして戦場っぽい雰囲気を出してみました。
ちゃんと狼の鳴き声も入ってるよ!


【2013.3.14 追記】

浮島さんが曲に合わせて詩を一筆書いてくださいました!
ありがとう!


****

Knight Beast

われわれはすでに赤砂を踏んだ
いまや大地は固く歯を閉じたのだ

風よ、お前たちは疼痛をもってたたえよ
時というものは一対の牙、
そびえたつ門であったのだ
さかまく獣毛のなか
その一筋にいたるまで
落日は火酒となって染み渡れ
われわれはすでに砕かれた火矢である

ああ、遠き呼び声よ
われらを甘く懐かしむな
ルキフェニアの御旗こそ
この闘争に打ち建てられた雷の墓となれ


****

「われわれはすでに砕かれた火矢である 」
というところが個人的に大ヒットです。


世界観シェア企画(http://share2012.web.fc2.com/index.html) 参加作品①
イメージ元は『エルネタリア公国』。
一人旅を続ける流浪の学者が訪れた小さき国、その運命とは。


「一人でお行きなさい
 あなたが悲しく無いように
 見葬る私が 泣かないように」

めぐる めぐる ぐるりとめぐる
草を 雨を 落ち葉を踏んで
つれづれ言葉も交わさずに
ひたすら歩むは人の道

たどる たどる 糸よりたどる
花を 風を その実を摘んで
ただただ心を絶やさずに
ひたすら歩むは一の道

風が吹いた 雨が降った
光が鳴った 音がした
雪が吹いた 止まってしまった
瞳があった 君がいた

めぐる めぐる ぐるりとめぐる
たどる たどる 糸よりたどる
こころ こころ 転がり落ちる
明日は地面が 空になる




一人旅立つことになった彼。
旅先で出会うものは、待つものは。

MP3 Download⇒http://soundcloud.com/189bpm/renatus


 黒煙と赤い熱が、一気に目の前を横切って行った。
 眼球の表面がチリチリと乾き、瞬きと、そして正常な思考をこれでもかと阻害する。
「被弾した! 被弾した!」
 通信回線に最後まで残っていたものは、危機を知らせるヘリパイロットの悲鳴にも似た叫びだった。
 突如一斉に鳴り出す、低いアラーム音。響くは空からの震動。
 制御を失った翼は今や蝋で固めた天使の羽根よりも脆い。
「持ちこたえろ! 救援を待っているLima6を何としてでも確保するんだ!」
 部隊長の怒号が飛ぶ。敵の火線は強固、一個小隊が救援に向かった所で満足に応戦など出来はしない。
 しかし、それでも彼らは行かねばならぬのだ。
「やつらの機密情報を手に入れずして、我が軍の勝利はない……!」


とかなんとかやってたらいいんじゃないですかね。
とか思いながら打ってました。
そんなFPSっぽい曲第三弾でございました。

因みに他の二つはこちら


前も作ったような、文章とセットの曲。
こういうモノヅクリを今後はもっとしていきたいな。
歌詞とかじゃなくて、物語と一緒になって力を発揮するやつ。劇伴というか。






ある日目を覚ますと僕のとなりには白い 白い 白い――
一羽の鳩が眠っていた
それは絵の具にまみれた僕のその腕で触れるには
たいそうもったいないようにみえていた

外は騒がしい 今日からセマナ・サンタの始まりだ
セビージャの街は今や薄気味悪い仮面の集団が
主イエスの復活を祝って所狭しと練り歩いている

コップ一杯の水を浴びて煤けた自分の腕を見る
人差し指の爪だけがやけに黒青く
底に潜む小さな小さな金の破片は
僕が夢見る世界の色だ

僕は嘘をついて生きてきた沢山の嘘を描いて
沢山の嘘で塗りつぶしてきた
キャンバスは真っ黒だそしてそれを描く
僕の手も 真っ黒だ 真っ黒だ 真っ黒だ

いけすかないドイツ人が僕を探していると言う
いくら嘘を描いたところでその絵の中には逃げられないのだ
昨夜の残りの赤を飲み干して僕は決めた 消えると決めた
鳩が小さく鳴いた白くて綺麗な羽根がふと視界をよぎった

「逃げるのよ」

そう言われた気がした

僕は決意した現実から逃げるな 現実で逃げ切れ
逃げろ 逃げろ 逃げろ 生きろ 生きろ 生きろ
僕は鳩を力任せに掴んで一目散に駆け出した

いけすかないドイツ人が僕を探していると言う
今日からは聖週間――セマナ・サンタの始まりだ
セビージャの街は今や薄気味悪い仮面の集団が
主イエスの復活を祝って所狭しと歩いている

煤けた黒い手が 柱を 壁を 地面を這う
小さく鳩が鳴いた「逃げるのよ」と
僕は絵を焼き 顔を消し ただひたすらに逃げるのだ
今はただ 白い嘘を抱いて 黒い夢を抱いて


はい、ええ、この一年ぐーたら何やってたかと言いますと、ゲームです、はい…。
お陰で楽しすぎて日々幸せです(※ゲームやってる間は)

妙な縁で突然Call of Dutyというゲームに出会って早1年半。
BGMがかっこいいなあ、いいなあ、自分もこういうの作ってみたいなー!
と思って気付いたら作ってましたねぇ。ははあ。
当然のことながら本家の足元には到底及びませんが、
楽曲の雰囲気の勉強から楽器編成・リズムなどとっても勉強になります。
オーケストラの編成を自分のDTMシステムでどこまで再現できるか、興味が出てきました。

今後も息抜きにアイディア発掘にとお世話になります。
面白いよCoD!今度新しいの出るしね!多分すぐには買わないけど!


折角なのでちまちま作っているFPSっぽいBGM、
架空のFPSゲームを想定してシリーズ化、現在3曲目を制作中です。
やっぱり見えない敵と戦ってる曲を作るのがどうにも好きらしい。
誰か(申請して)使ってもいいのよ…?とさりげなく宣伝。

↓今まで作ったFPSっぽい曲2つ。



すっかり更新が滞ってました。ええ、すみません。
ちゃんと自分のブログでも自分の作ったものを展示しておかないとなーと思うこの頃です。
今回は、ふとケルト系のWEBラジオ聞いてたら流れて来た素敵なアイルランド民謡の
歌詞和訳とへっぽこアレンジです。

インターネットで「この歌の歌詞はどんな意味なんだろう?」と思って調べたのですが
文章としての翻訳はあっても、和訳歌詞というのがぱっと見当たらなかったんですね。
なのでやっちゃいました。無いなら作ればいいじゃない。
(ちょこっとはしょってる箇所があります。ご了承をば)

そんな訳でこの歌を知ってる人も知らない人も。
とても美しいメロディなので是非ハミングしてみてくださいね~。
この和訳歌詞でこの歌を歌ってみたいよor歌ってみたよ!って方はコメントにでもご一報下さい。
和訳の著作権は当方にございますが、そんなに堅いこた言いません。
元々が民謡ですし、どんどん使ったってください。





【マハラリィの花(The Flower of Magherally)】

歌詞:アイルランド民謡
意訳:タカスケ(189BPM)


美しき 夏の日 花が芽吹き出す朝
季節は彩られ 慈しむは 鳥の歌

愛を見つけた街角 青い瞳のあなた
美しきその姿 マハラリィの花よ

憧れを 乗せて その青い瞳を追う
原初の出会い その驚きよりもなお

遥か遠くの谷に咲く 百合のように白い肌
あなたこそ私の愛 マハラリィの花よ

いつか来る日を願う 手をつなぎ帰る日を
風も雨もいとわずに あの愛しき我が家へ

リールを踊り祝おう 誰もが喜び 満ちる
さあ行こう私の愛 マハラリィの花よ

いつか来る日を願う 手をつなぎ眠る日を
さあ行こう私の愛 マハラリィの花よ


※以下原詞

One pleasant Summer’s morning when all the flowers were springing O,
Nature was adorning and the wee birds sweetly singing O,
I met my love near Banbridge town, mycharming blue-eyed Sally O,
She's the queen of the County Down - the flower of Magherally O,

With admiration I did gaze upon this blue-eyed maiden O,
Adam wasn’t half so much plazed, when he met Eve in Eden O,
Her skin was like the lily white, that grows in yonder valley O,
She's my queen and my heart's delight - the flower of Magherally O,

I hope the day will surely come, when we’ll join hands together O,
It's then I'll bring my darling home, in spite of wind or weather O,
And let them all say what they will, and let them reel and rally O,
For I shall wed the girl I love, the flower of Magherally O.


※2021年更新
9年越しにようやくボーカルバージョンができあがりました。
https://note.com/catari/n/n8e67a523bc0b


作詞:畔凪 篤志
歌:烏夜
作曲:189BPM

久しぶりの動画投稿です。
ゆっくりまったり作っていた曲がようやくおめかしして動画サイトへ!

歌詞を提供してくださったあつしさん、ギュウギュウのスケジュールの中
素晴らしい歌声を披露してくださった烏夜さん、本当にありがとうございました。
この場を借りてお礼を。

和風はやっぱりいいなあ、と思います。
原風景のひとつ。
最近色んな所に発信場所が増えてすっかりブログはご無沙汰です。
音楽紹介ならstacc.meとyoutubeアクションからのツイッターへの垂れ流しでどうにかなっちゃうし。
ぼやくだけならツイッターで事足りる。
しかし書かねばなるまい、それ以上にオススメ(自己満)したい音楽が最近とにかく多いから。




ヨーヨー・マのリベルタンゴ。素晴らしいライブ演奏です。
蒸し暑い残暑に涼しくなれるかもしれない(多分気のせい)




最近、今更スティングにハマった。
フォロワーさんからのオススメがツボ過ぎたのでご紹介。後半の一人合唱が凄いぞ!
しかし楽しそうに演奏するなあこの人。




お馴染みタカスケさんが大好きなマティスヤフ。こんなカッコいい曲とコラボしてたんだね~
The Crystal Method、この曲で初めて知りましたがめちゃくちゃいいです。
DaftPunk+Kraftwerkって感じで。




いかつい外観とのギャップが凄い。とても美しい歌声。LUC ARBOGASTさんというミュージシャン。
外野がちょっとうるさいけれど、1分過ぎた辺りからの盛り上がりが素敵。
ヨーロッパ教会建築の残響はやっぱり素晴らしいですわ。




オマケ。マシューさんなにやってんすかwww
マティスヤフがスケートすべってサンタのコスプレして夢オチっていうだけで腹筋崩壊した(笑)
かわいいPVですねぇ。



波打ち際で見つけて、拾おうとして、いつも波にさらわれて。
そして最後に目が、覚める。
地球ではあまり見る事も出来ない、青い夕焼けを私は切望して止まないのです。

写真はフリッカーより、miyukiutadaさんという方の作品です。


【2013.4.8 追記】

清水らくはさんより、この曲に歌詞を書いていただきました!
お忙しい中本当にありがとうございます(´∀`*)
波のように引いて寄せる『答え』とは。
この曲を打っていた時にイメージとして浮かべていた、
いつも波打ち際で青い夕日を見つめている、私の中の『彼』の心情のようで。
しんみりと心にさざめきが聞こえて来るような、素敵な歌詞です。

いつかこの曲も歌モノに…と、まずはボーカルさんを探さなくては…。


青い夕焼け

辿り着くまでの憂鬱を
この視界の罪深さが消し去った 空は
描き出す限界と夢
この神秘のやるせなさが美しい

答えになりたかった
答えになれはしないまま
答えになれたなら
答えで終われるのに
答えになれないから
答えなどないことにする
答えになりたかった
応えよ 暮れる空よ
応えよ

(清水らくは)