黒煙と赤い熱が、一気に目の前を横切って行った。
眼球の表面がチリチリと乾き、瞬きと、そして正常な思考をこれでもかと阻害する。
「被弾した! 被弾した!」
通信回線に最後まで残っていたものは、危機を知らせるヘリパイロットの悲鳴にも似た叫びだった。
突如一斉に鳴り出す、低いアラーム音。響くは空からの震動。
制御を失った翼は今や蝋で固めた天使の羽根よりも脆い。
「持ちこたえろ! 救援を待っているLima6を何としてでも確保するんだ!」
部隊長の怒号が飛ぶ。敵の火線は強固、一個小隊が救援に向かった所で満足に応戦など出来はしない。
しかし、それでも彼らは行かねばならぬのだ。
「やつらの機密情報を手に入れずして、我が軍の勝利はない……!」
とかなんとかやってたらいいんじゃないですかね。
とか思いながら打ってました。
そんなFPSっぽい曲第三弾でございました。
因みに他の二つはこちら。