20日~22日までABCホールでL岡診療所!
ビーフケーキ近藤さんが脚本演出を担当しているお芝居です。
物語が進んでいく中に台本どころか大まかなあらすじも全く知らないゲストメンバーを突然放り込んだらどうなるか、というシリーズ企画。
これで5作目なのですが、わたしは今回はじめて観に行きました。
舞台はとある山奥の村にある診療所。
最近その山で熊が出没して怪我人が多発しているので、死人が出る前に退治してもらおう!と熊退治で有名な猟友会(この役がゲストメンバー)を村に招いたものの…?という話です(ざっくり!)
結末についてのみ覚え書き。
タツヤと足野と味噌塚がイキノーゼに感染していて自分の死すら受け入れられていないということかなと思いました。
たぶんイキノーゼに感染しただけでは人は死なない。
タツヤくんは元からイキノーゼに罹っていて(お母さんが亡くなったのがきっかけとか)、何かしらの病気(鼻風邪に見えて実は重大な病気だった?)で夏に亡くなった。
そこから味噌塚先生と父親の足野さんはイキノーゼに感染。
薄着病というのはタツヤくんが死んだことを認められない味噌塚先生が理由づけのために作った架空の病気。
面会性アイタノーゼもそうだろうなあ。
味噌塚先生は自分に都合の悪い現実は病気として扱ってしまう。
でも足野さんが面会を求めることをなんで味噌塚先生は拒否してたんだろう。
なんでタツヤくんに会わせたくなかったのかなー。
精神的に壊れてしまった味噌塚先生をさぁにゃんはなぜ守ろうとしていたのか。
さぁにゃんが猟銃を持っていたのも謎。
鳥先さんも何かしらの精神的な病気だったのかなと思う。
病院に通うことが何よりのお薬、という表現。
熊に襲われた後遺症?
自分で自転車漕ぐってセリフがやたら強調されてたのも気になってる。
あと包帯変えてもらうことで興奮するっていう変な性癖(笑)
自分で考察するのは得意じゃないのでこの辺りで。
人の考察を読むのはだいすきです!検索しまくろー!
20日は本公演の前に公開ゲネプロもありまして。
そちらから観させていただきました。
ゲストは見取り図の盛山さん。
このシリーズの観劇がはじめてだったので、実際に観てはじめて「なるほどそういうことか!」ってわかる部分もたくさん。
ゲストの絡ませ方とか。
百聞は一見に如かずってやつですね!
演出からすごくわくわくしました!近藤さんっぽいなーって!
選曲も絶妙。
やっぱり盛山さんなかなかゲラやなと思った(笑)
でも的確にツッコんでくる辺りがさすが。
7万1000円払うくだりであんなに噛みついて正論まくしたてたのはおそらく盛山さんだけ!
ゲストひとりだけだったからっていうのもあるのかな(笑)
布で隠された状態で台車に乗せられて運ばれてくる死体。
その布を外すと死体役がリリーさん(笑)
本気でびっくりしてる盛山さんめっちゃおもしろかったー!
近藤「お知り合いの方ですか?」
盛山「猟友会の…仲間です」←設定に忠実!
リリーさんが運ばれていくときの「こんなときくらいロレックス外せや!」も笑った。
ゲネプロ後には芝居メンバーが舞台に登場して挨拶。
近藤「みんな練習通りの位置では死ねませんでしたね(笑)」
最後に袖に履けるとき、近藤さんの白衣の裾がひらっとなっててわたしはときめきすぎました…。
丈の長い上着を着てる男性がすきです!かっこいい!
そして本公演1回目。
ゲスト:アイロンヘッド辻井、学天即奥田、ダイアン西澤、和牛川西
ド頭から近藤さんが役名間違えるー!
足野さんに対して鳥先さんって!
そこで動揺したのかそれ以降もちょいちょい噛んでました。
何気に近藤さん役名とか大事なセリフ言い間違えること多いのが以前から気になってる…(笑)
このシリーズのゲスト出演皆勤の奥田さん。
要領がわかってるからか自然と奥田さんが回す感じになってました。
気になった部分にバシバシツッコんでくれるし、余裕があるから細かいところまで観察されてるなと。
素直に近藤さんに猟銃を渡そうとした西澤さんに対して「あんた知らんからそういうことできるんや!渡したら絶対めんどいことなるって!!」と注意したり(笑)
「良いお知らせと悪いお知らせ、どっちが先に聞きたいですか?」という大須賀さんのセリフ。
盛山さんも奥田さんもおなじタイミングで「アメリカンジョークか!」みたいなツッコミしてた!
このボケにはこのツッコミがデフォルトなの…?と思ったけどこれ以降の公演では聞かなかったからすごい偶然(笑)
待ち合い室の本棚にあったbaseよしもとのFC会報の存在に気付いていじってたのもこの回だけ!
あれ他の回でも置いてあったのかな?
西澤さん単独表紙のやつめっちゃ懐かしい(笑)
あと舞台上のバミリがロマンシート(=絆創膏)だったことに気付いたのも辻井さん?だけでした。
辻井さん、これまでのシリーズでは芝居メンバーだったのもあって、仕掛ける側のことをよく知ってるからこそ気付くんだろうなって部分もあったし、だれかが生贄にならないといけない場面では率先して手を挙げてた印象。
芝居メンバーの苦労がわかるからかなあ。
ヤバシンのくだりで自ら苦しみ出した辻井さんかっこよかったです!ズキズキヤバヤバ!
サプライズゲストの死体役は学天即の四条ちゃん。
奥田「お前今日美容院やって言うてたやんけ!!」←すごいリアル(笑)
今回のハイライトはコスモtheビッグアンサーで思いっきり答えをカンニングしようとしてた西澤さん!おもしろすぎた!!
近藤さんずっと肩震わせてる(笑)
終盤でも西澤さん何回刺されても全然死ななくて何度でも生き返ってた。
あんなにも死ななかったのL岡では西澤さんだけだと思う(笑)
最後に辻井さんが挟み討ちにされる場面では辻井さんが華麗なアクションを披露。
見事にお松さんの包丁を奪ってた!
でも即座に後ろで座ってた近藤さんが立ち上がって辻井さんから包丁を奪い返してお松さんの方に滑らせてました(笑)
ああ、こういう強引な軌道修正もあるんやなーと(笑)
観客側としてもゲネプロより本公演の方が、ストーリーの内容が頭に入っている分ゲストのリアクションに集中できておもしろかったです。
ゲストもひとりより4人いる方が視点が多くておもしろいよねやっぱり。
足野「先生…タツヤの事、宜しく頼みます。」
味噌塚「大丈夫です。タツヤ君は、きっと良くなりますから。」
↑初回はなんとも思ってなかった序盤のこの場面も、2回目以降はこわく見えてゾクゾクした…。
真ん中にいるさぁにゃんの表情も含めて。
とりあえず初日はこんな感じでした。2日目以降もまた記憶用に書いてみます。