当時の流れとしては、まず「SSS」でYMOを知り、そして1stである「イエロー・マジック・オーケストラ」や「パブリック・プレッシャー(79年に演奏されたライブを収めた3rdアルバム)」へと進んだ方が多いはず。
中学時代の私の周りもまさにこのルートを進み、これらのアルバム所有者に頼んでカセットテープに録音してもらい、毎日のように聞きまくっていたのでした。
ちょっと脱線しますが、当時のカセットテープはいろいろな種類がありました。
・ノーマル
・クローム
・フェリクローム
・メタル
(フェリクロームについては、SONYのDUADくらいしか記憶にありませんが・・・)
当時は、カセットテープをデッキにセットした後、上記の種類に応じてツマミを設定していました。
今考えるとずいぶん面倒な気もしますが、子供のころはそういう機器いじりが好きというか、使用するメディアに合わせて機器をセッティングする行為そのものが楽しかったものです。
録音プロデューサーとまではいかなくても、特に友人に録音を頼まれた場合なんかは、「この録音は、俺が責任を持っていい音をお届けする!」みたいな妙なテンションがあったような記録があります。
実際、設定を間違えると前の音が消えなくて多重録音みたいになったり、高音がシャッカシャカになってしまって、全て取り直す羽目になったりしたものです。
(その後、フェリクロームは省略され、カセットテープ自体の固定部分に空けられた穴によって、デッキ側でノーマル/クローム/メタルの種別を自動検出する機構が標準っぽくなりました)
自分がYMOのアルバムやFMラジオのオン・エアーを録音する際は、少しでも良い音で残したいと思って、DOLBYシステムによってヒスノイズを抑えながらも、ダイナミックレンジの広いクロームかメタルテープを好んで使用していた記憶があります。
現代では、音楽も映像もデジタルコンテンツ化があたりまえの時代となり、劣化しない音源をPCのディスクやiPodのメモリ上に取り込むことが当たり前にできるようになりました。
聴きたい曲を聴くために、カセットテープを巻き戻したり、早送りしていた時代を思うと、隔世の感があります。