「レミさん、
あなたは世の中で一番美しいものは
何だと思いますか?」
 
部活で帰宅が遅くなり
テニスレッスンに遅れそうな
中1長男TKを車で送る途中
ふいに尋ねられた。
 
 
「え、何、いきなり…」
 (怖いわ)
 
突然のことで、答えに詰まった私に
TKは噛みしめるように、こう言った。
 
 
「それは、愛です…
世界で一番美しいのは母親の愛です。」
 
 
は????
頭おかしくなった????
ハンドル持つ手元が
狂いそうなぐらい動揺しつつも

 
なんか… ちょっと嬉しい…
(ジーン😭)
 
 
こみあげるものを我慢しつつ
助手席に座る息子の顔を
チラ見した次の瞬間、
 
 
「送ってくれたことは愛です。
あなたにキューブをあげます。
おめでとうございます。」
 
 
って、鼻をかんだ後の
ティッシュを手に
まさかのJ.Y.Park降臨!!!
WWWWWWWWW

「ちょwwww
虹プロじゃん!!!」
 
 
って大笑いしたら、
 
 
「いや、ママはNiziUじゃなくて
“シジュウ”だけどね。はい残念。」
  
 
って、オイ。
ふ  ざ  け  ん  な。
ひとしきり笑った後、
息子を降ろした静かな車内で
 
 
こんな他愛もない話をしながら
2人で車に乗ることも
いつしかなくなっていくのかな…
 
 
そう思うと、
胸がきゅーんとした。

 


  


子育ての終わりに予告はない


最後のオムツ替えはいつだったかな…
最後にごはんを食べさせたのは
いつだったかな…
最後に抱っこしたのは
いつだったかな…
最後に一緒にお風呂に入ったのは
いつだったかな…
 
 
当時は大変だと思ってたことが
全てあっけなく終わっていく。
目には見えないけれど
子育カウンターは
日々刻々と減っていく。

毎日毎日、
「ママー!ママー!」と大合唱で
呼んでくる息子達の声に
半ば鬱になりながら
0歳の娘を抱き
2歳と4歳の息子達の両手を
ぎゅーっと繋いでた日々が
愛おしくて懐かしい。
 

自立自走は嬉しい反面、
ふと寂しくなるのは
夜風のせいかなぁ…