「雁木の銀」(筋違い銀)を発明したのは
大橋宗桂
角交換が出来ない してはいけなかったからだ
(※角交換出来ない理由は
以前何度も述べているので省略する)
しかし 右側の銀は早繰り銀
筋銀である
なぜ こっちは筋違い銀にしないのか?
基本的には左右どちらの側も
筋違い銀にはしたくないのである
ところが左側には角がいる
(※角がなぜ三段目なのかは
以前何度も述べているので省略する)
仮に左銀が5七に行くとどうなる
6七の空間があく
それと角頭の問題がある
6七銀は角を補佐する銀
それと5七の右銀をも補佐する
「近衛銀」なのだ
玉の側近なのだ
だから ずっと 玉のそばのいて
盤上に残る
右の筋銀は討ち死する銀である
戦場に向かって行って仕事をする銀である
筋違い銀は生き残る
補佐が役目だからだ
玉のそばにいるだけで何にもしない
7八の近衛金にくっついているが
7八金の代用にはならないのである
かえって邪魔なのである
命取りなのである
銀ごときに金様のかわりなど出来ないのだ
(※ポナンザは7八銀の弱点を知っていて
佐藤慎一戦において中盤8七金と補強した)
近代になって角の補佐から
「桂馬の補佐として仕事が与えられ
表舞台へ出て活躍しているようにも見える
”腰掛け銀 ” という立派な名前までつけていただいた
しかし 「名は体を表す」である
5七の「椅子歩」に腰掛けているだけで特に仕事はしない
なにしろ 敵角からそれている 安全な場所にいる
5七歩の方がよっぽど仕事している
黙って受け止めている
そもそも あまり銀に過度な期待をしてはいけない
盤上には不向きな駒なのである
駒台にいて ここぞ!というときだけ
一時だけチャンスを与えれば良い
野球の代打みたいなものだ
銀を扱う者は職人 達人でなければならない