A級到達 61 巨匠・藤田を倒す N村定跡(対四間飛車) | 表参道芸術大学 

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「東京自転車美人」スタートしました

N村さん 1局やりますか?

いいよ

時計使っていいですか?

いいよ


ひさしぶりに藤田にあった


まだ 一度も勝ったことがない

△を一度だけつけたけど

トータル20局ぐらい負けてる

藤田に勝てるやつなんか ひとりもいやしない

あまりにも強過ぎるから 「巨匠」と呼んでた

あんまり オレが褒めちぎるもんだから

「すいません N村さん もう かんべんしてください こそばいですよ笑」


このころ オレは男性プロ棋士 特に「四間飛車党」の先生対策を研究していた

藤井先生(元竜王 当時A級)の活躍で他の四間飛車党の先生たちも連動して勢いつ”いていた


お互い20分切れ負けのルール

チェスクロックは受付・手合い係に借りた


じゃ オレが先手だな

藤田はアマ六段

オレはアマ五段

オレが格下

格下が「先手」 格上が「後手」 これが決まりである



以前のような 気合いはオレにはなかった

いま 研究している四間飛車対策がどれくらいうまくいくか?

序盤にしか興味なかった

仮に オレが序盤でリードしたとしても その差がどれくらいあるかが問題である

結局 オレの中・終盤力と相談しながらである

最後の寄せまでもつなら この戦法は採用ということになる

「微差」ではダメなんだ

序盤でプロ相手に圧勝するぐらいで ちょうど五分五分である


藤田 四間飛車で来た

よし 順調に駒組が進んだ

中盤戦に突入

完璧に進んでいる

圧倒的に駒得になった

差がつき過ぎた

飛車打ち降ろすまでもなかった

美濃囲いの弱点 端歩をついた

藤田指さない

針が落ちた

藤田に勝った

あっけなかった

勝つときはこんなもんである

しかし 実感はなかった あまりにも負け過ぎて 感覚が湧かなかったのである

感想戦はほとんどせず

ラーメン行こうか!となった

千駄ヶ谷のホープ軒(※東京住んでて食ったことないヤツ かわいそう過ぎるぞ)

最近 藤田とはここが定番


いつも 藤田に「アマ名人になれ!」ってハッパかけてた

でも この話しになると いつも 謙虚なんだ

勝負師は天狗でいいんだ

謙虚は負けたときの言い訳に直結する


だめだなあ 藤田 だめだなあ 謙虚で もったいないなあ こんなに強いのに

日本人特有の美徳「謙虚(けんきょ)」

勝負師たるものに そういう飾りはいらん


自分のことは棚に上げて藤田にハッパかけてるときが一番楽しかった

しかし いつ食っても ホープ軒はうまかった