敵陣の左エリアへ向かって逃げた
オレは一目散に逃げた
必死だった
夢中だった
その間 置き去りにした味方の金銀は次々と捕獲された
気にしてる余裕はなかった
敵の龍が追って来る気配はない
が 金銀を捕獲された
当然 どこか下段で待つはず
気配を見せないのは 引き寄せるだけ 引き寄せてから 一気に絡んでくる
おそらく
そうだな
ありえる
あの龍 さっきから あの龍 歩を拾うふりして
来るぞ
こっちは「玉」単独で逃げてる
それに 敵陣左は 香 歩 なにげなく残ってるが拠点になる恐れがある
あの龍 間違いない 来る
よし! 右だ!!
敵陣右エリアに成り込んだ味方の「と金」まで走れ!!
遠い しかし 左は確実に捕まる
と金に近つ”いた
追って来ない
どうした?
枚数計算しろ
ん?
しまった!
足りない
いつの間に
くそー!
よし 最後の手段だ
気つ”かれたら終わりだ
馬で王手両取りをかけるふりしながら
攻防にきかす これもふり
真の狙いは敵の「馬」の捕獲
敵は気つ”いてないな
そっと 「馬」に金を当てた
「馬」は詰み
今 気つ”いたな
しかし ギリギリだ
まだ安心するな
離れ駒の「歩」狙いに来てるぞ
銀でひもをつけた よし これで よし 枚数は足りた ギリギリ足りた
まだ油断するなよ
「トン死」狙ってるぞ
ベタ金打て!
(よっしゃ!! 持将棋成立だ!!)
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N村さん どうします? 引き分けでいいですか?
いいよ オレは
いま 何時だ (5時間が経過していた) 眠てえ じゃ 引き分けということで
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黒星はつけることができなかったが
△(引き分け)をつけた
なんとか引き分けに持ち込んだ
あの藤田に△をつけた
白星以外をつけてやった
だれも なしえなかったことである
高橋さん(謎の人物)に報告した
「おお N村さん それ 黒星つけるより 価値あるで」