僕の履歴書(国立高専編) 64 成績一番の優等生が留年した | 表参道芸術大学 

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「東京自転車美人」スタートしました

オレみたいな 補欠入学で 留年して やっと3年生になれて やったー! なんて言ってるヤツがいるかと思えば 成績学年で常に1位なのに不登校になるヤツがいる 生田くん なんでだろう? 彼の家に遊びに行った 不登校の理由を聞き出さねば 生田くん家はちょっと遠い 自転車で30分ぐらいかかる 行ったら 生田くんのお母さんが洗濯物干してた 生田くんに聞いてみた 何で学校行かないの? ”技術なんてつまらないですよ これからは英語ですよ 毎日英単語覚えてるんですよ 「赤尾の豆単」 全部覚えましたよ ” 来年は学校行くの? ”さあ わかんないですね ” ”顎の噛み合わせが悪いんで手術しなくちゃいけないんですよ ” 帰り際にお母さんから ”また遊びに来てください 話し相手になっていただいて 本当に 今日はありがとうございました でも あの子どうすんのかなあ なんか考えてはいると思いますが ” なんか でも あんまり心配してない様子 息子を信頼しきってる感じがした そりゃ そうだろう 成績一番の男のことだから なんとなく余裕が感じられた その後も何回か遊びに行ったりした あと いつも 成績5位以内だった樋口っちゃんも勉強しなくなって留年した それから クラスで何回か1位だった柘植くんが 小学校のときから好きだった女の子に告ってフラれて答案白紙にするというのが続いたりと まあ とにかく 表面的な部分だけ見てても 人間というのはわからんなあ オレは ただただ へーって驚くだけだった