僕の履歴書 将棋編 16 対戦した2人目のプロ棋士  | 表参道芸術大学 

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「東京自転車美人」スタートしました

児玉先生も忙しい方でいつもきていただけるわけじゃないし 

こっちの休みと都合があわなかったりして

他に平手で教えてくれる先生はいないかなと

探したけどいなかった 

当時は児玉先生みたいな方はめずらしかったのである 

とにかく梅田道場も物足りないなと思って 

福島区にある将棋連盟大阪支部道場に行った 

そうしたらである 

新鋭四段プロなりたてホヤホヤの伊藤博文先生の指導対局があるという 

しかも平手(ハンディ無し)もOKとのこと 

ヤッター ラッキー!すぐ申し込んだ 

1局目全然隙がない 

まったくだめだった 

2局目もおなじまったくだめ 

でも3局目は考えた 

普通にやってプロに勝てるわけない 

そもそもそれで負けるようならプロじゃないよ 

弱いヤツが強いヤツに勝つにはどうするか 

いきなり玉頭戦にして奇襲をかけるしかないなと思った 

一気に玉頭を攻めた 

ちょっと変な格好だったが無我夢中だった 

こちらの勢いに押されたのか 

ちょっと先生が受け間違えた 

といっても完全な悪手ではない 

差が少し出た程度 

もう行くしかない前進あるのみ 

先生も反撃してきた 

こっちもガタガタと崩れてきた 

もうこちらは受けが無い 

相手を詰ますしかない 

詰まなければこちらの負けである 

必死で考えた 

考えた 

考えた 

しかし僅かに詰まない 

やはりこちらの負けである 

やはりプロには勝てないのだ 

そう思った瞬間