新しいコピー機というもの | 読んだり書いたり

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ただコピー機を新しくしただけ
それだけのはずだったのに、なぜかテンションが上がってしまった。朝から妙にそわそわして、新しい靴を履いたときの気分と、ちょっと似ている。早く使いたいのにそういう時ほど何故か出番はやってこないコピー機。

前のコピー機は、紙を飲み込むのがちょっと雑だった。たまに詰まらせて、「この件についてはサービスセンターへ」なんて冷たい表示をしてきて、何様だよと思っていた。しかも頻繁に。古株でお疲れ様だったのはわかるけど、あまりに機嫌が悪すぎた。お局さんでももうちょっと融通はきく。

それが今では、真っ白で、ピカピカで、動作もサクサク。うっかり拍手しそうになる。

同じ資料を、同じように印刷しているだけなのに、仕事できる人っぽい気がする。印刷されて出てきた書類まで、自信満々に見えてくるから不思議。

考えてみれば、人間もコピー機みたいなものかもしれない。外見が変われば、気分もちょっと変わる。調子よく動くと、それだけで周りの空気も良くなる。

そんなわけで、今日はちょっとだけ作業が好きになれそうだ。新品のコピー機に感謝を込めて、あと5枚くらいコピーしたいなと思うけどなかなかコピーする機会が来ないのはもはや七不思議かな。