スーパーのパンコーナーのすみっこで、くまモンがほほえんでいた。(気がした)
それは「ランチパック ナポリタン」。この四角いパンの中に、赤い思い出がつまっている(気がした)
ナポリタンと聞けば、どこか懐かしくて、ちょっとチープな感じで、でもなんだかたまに食べたくなる存在。
私はおばあちゃんっこだったから夕飯はいつもおばあちゃん担当。よく作ってくれたケチャップ多めのアレ。喫茶店の鉄板でジュウジュウいっていたのはかなり高級。こちとらのびのびろくに具も入ってないケチャップ味の麺があればそれ。
なんて想像しながら、くまモンのパッケージに釣られるレジへ。
そして車の中で食べる。パクッとひとくち。
うーん!!!具が、少ない!!!
麺はたしかにいる。ケチャップの味もする。
けれどナポリタンらしいピーマンやウインナーがどこへ行ったのか、探偵のようにパンをめくるか考えてしまったよ。踏みとどまったけどね。
でも、不思議と美味しい。
この「足りなさ」こそが、懐かしさを引き寄せるのかもしれない。
子どものころ、お弁当に入っていたちょっとしか入ってない冷凍のナポリタン。
それを大事に食べていた記憶。あの感じに、そっくり。
くまモンの笑顔にだまされたなあ…と思いつつ、もうひとくち。口の中に広がるケチャップの甘さと、パンのやわらかさ。
気付きとしては、この「ちょっと物足りないナポリタン」が、私はけっこう好きなのかもしれない。
次に見かけたときも、たぶんまた買ってしまうんだろうな。なんやかんやで。
くまモンの笑顔と、ちょっとの具と、懐かしさに負けて。
カロリー1個89キロカロリー。
全部食べても178キロカロリーなのでおやつ向け。




