あたしは、
健三だけの、あたし。

けど健三は、
あたしだけの、健三じゃない。

健三には
あたしより大切な人が1人いる。
そのことは別に今日は置いといて。


健三には
呼べば会いに来る女が
たくさんいるんだって。

きっとあたしは
その女のうちの、1人。
一番目、二番目、
三番目…あるいは四番目。
はたまたそれよりもっと下かな。
健三にとっちゃぁ
順番なんてどうでもいいのかもしれない。
けど、
あたしは違う。

呼ばれなくたって会いに行くし、
あたしには行く権利がある。
そして健三には
それを断る権利はないのだ。

うふふ。
庶民の皆様ごめんなさ~い(^-^)
まったく、
一緒にしないでって感じなの。



健三に、
あたしはその中の一人。
イコール、
あたしは特に特別じゃない。
って言ったら、

うん。
って言わなかった。

ラッキー☆
また今日も救われた!
寿命が延びたぜ( `・∀・´)
って単純なあたし。

けど、
否定しろよーって後ろめたさ(; ���ぢд%´)
こっちの方が強かったです。


健三は昔から、
返事や返信は20点。
そうやって指摘したのもあたしだけ。
指導したのもあたしだけ。

あたしだけ。
あたしだけ。

たとえそうじゃなくても、
健三ももう大人なら、
違うよ、みんなそうよ。
って、思っても言わなくていいから。
けど、
健三なら言いたくてたまらないはず。

たから、言ってもいいよ。
あたしのふてくされに付き合ってくれるなら。
そのかわり、
20点について指摘、指導は
させていただく。

そしてまた、
そうやってするのは
あたしだけ。
あたしだけ。
って、優越感に浸って
自己満足しとくから。笑

だから、
そうじゃないよ、って
否定しなくていいとこで
否定しなくていいからね。


それから、
女の話も伏せようか。
あたしの心を乱して
後始末してくれないのなら。

不安になるようなこと、
しなくていいからね。
口にしなくていいからね。
文字にだってしなくていいからね。

もし言ったら、
あたしが納得するまで
問い詰めるからね。

レッドに染まりかけのイエローカードよ。
ピー♪


けど。
大丈夫。
健三はあたしをビビらすのが趣味なだけで、
本当にあたしが悲しむことは
絶対にしない。
これまでもしなかった。

健三の心臓は、
外側はいじわるな層で出来ていて、
次の層は冷たさで出来ていて、
真ん中の1番大事なところは、
優しさで出来ているから。

それに気づいたのも
あたしだけ。

ハゲに気づいたのも
あたしだけ。

会いに行っていいのも
あたしだけ。

あたしだけ。

あたしだけ。

あたしだけ。よね。



あたしは1番がいい。

1番好きな彼女ってのが理想だけど、

1番がさつな女。

1番掃除のできない女。

とかでもいいよ。

いつかあたしが
健三の前から消えた時、
1番◯◯だったって
健三の中の
忘れられない存在にしてくれるなら。
時々、思いだしてくれるなら。

そのときはあたしに

1番よ。って

『金メダル』をちょうだいね。



毎回毎回、
心に灯るロウソクが
消えそうになるよ。
けどあたしのウザいくらいの忍耐強さで
消えかけたロウソクに
何度も何度も
火を灯しています。



今日も我ながら
素直な文章だ。

けどこの文章ほど
強がってはいられない。

てへ。

てへてへ。










昔の話をするから、
聞こえは悪いかもしれない。




今までに
こいつはなんていじわるなんだ!
って思ったヤツが数人いる。

長い間、好きだったAさんが
なかなかあたしを好きになってくれなくて、
あれこれ工夫して手をかけた。
でも一緒にいてくれたり、
楽しかった日々ももちろんあったんだけど、
彼女なんていらない。
って、彼女らしい存在ではあったのに、
彼女にはしてくれなかった。
ある日、
あたしに違う好きな人ができて、
あたしはAさんの彼女じゃないから別れる必要もないって思って、
知らないフリしてたら、
あたしの心の変化に気づいたAさんが、
お前は俺の彼女だよとか、
俺はお前のこと本気だったのにとか、
新しい好きな人とデートしてたら、
俺の彼女返してくれとか、
家まで追いかけて来やがって、
元々は好きだったけど、
まじ大嫌いになった。

好きなら最初から大事にしとけ。
都合のいい時だけ彼女呼ばわりするなって、
あたしはAさんを振り払った。



何年か経って、次はBさん。
あたしがBさんを好きになった時、
Bさんには彼女がいた。
けど、Bさん曰く、
彼女とはもうそんな長くない…
って微妙な関係ってアピールしてた。
だから、これは脈アリと思って、
あたしの気持ちをアピールした。
まだ彼女がいたから、
大事な言葉はちゃんと封じてた。
邪魔もせず、
彼女をとっても好きな事、
あたしは感じてたから。
けど。
Bさんはあたしを好きになってくれて、
彼女とサヨナラしてくれた。
あたしはBさんの彼女になった。
けどあたしは全然ハッピーじゃなかった。
Bさんは、
元カノと会ってヨリ戻す話とかしてて、
あたしが実家に帰った時には
お泊まりデートしてた。
あたしはそれに気づいていたけど、
やっと一瞬は振り向いてくれたBさんとの関係を崩したくなくて、
知らないフリをした。
知らないフリしとけば、優しかったから。
けど、Bさんはどんどんエスカレートして来たから我慢しきれなくなって、
大げんかして、ちゃんとケリつけてもらった。
二年くらいは順調に行っていた。
けどBさんは
新しい女とちょこちょこ会いはじめて、
彼女いないとか、
またあたしが実家に帰った時に
お泊まりデートしていて、
どこで遊んだとか、
何をして遊んだとか、
今後どうしたいのかとか
あたしは全て把握していたんだけど、
また別れたくなかったから
知らないフリをした。
けどまたBさんはエスカレートし始めたから、
我慢しきれなくなって、
その女んとこ行って、
ガツンと言ってやったのさ。

Bさんは優しいからあなたの相手をしてやってるだけです。
24時間365日、一緒にいるのは
あたしなんで。

と、笑顔でね。

その女とのバトルはそれから三ヶ月くらい続いたんだけど、
女はBさんに呆れて逃げて行った。

そうするとBさんはあたしに、
なんてことをしてくれたんだって
怒りをぶつけてきた。

ありえない、ありえない。

泣けば慰めてくれる。
ごめんねって謝ってくれる。
大切なのはお前だけだよって
嘘でも言ってくれた。

けど、
嘘でも本当でも、
もうあたしにはどちらでも良かった。
優しい手のひらも、
あたしの心をえぐる邪魔なだけ。

やっぱり最初からそういう人だった
としか思えなくなって、
良い思い出も悪い思い出に化した。



また何年か経って、
Cさんに出会った。
Cさんには帰るべき場所がある人だった。
優しくて無口であたしのバカげた話を聞いてくれる、心の広い人でした。
仕事で近くに寄った時は
仕事のフリして顔見に来てくれたり
何かと会いに来てくれた。
それまでは遊んだりしなかったけど、
あるきっかけから2人で会うようになった。
あたしは2人でいる時が楽しかったし、
誰にも秘密で過ごす時間が新鮮だった。
Cさんはよく、
お前が1番って言ってくれた。
けどちゃんと幸せにしてくれる彼氏を見つけなさいって言ってた。
矛盾していた。
だからお前が1番なんて嘘だと
すぐにわかった。
でもこころのどこかで、
それはあたしに対する優しさだと
信じていた。
あと、よく家族の文句を言っていた。
家に帰っても休めない、
監視が厳しい、
お前といるときが癒しの時間と。
けど、
さみしいって言ったら、シカトする。
あいたいって言ったら、シカトする。
それなのに
家族といる時間はミッチリ予定を
メールしてきた。
この時間は連絡してくるなよ、的な。

一週間くらい経つとあっちから連絡が来て、
さみしいとか会いたいとか。
バカなあたしは飛んで会いに行った。
必要としてくれるならそれでいい。
あたしがオモチャでも、必要なら。
けどね、
あたしの心は毎日彷徨っていた。
これでいいのか、とか。
1番なんて嘘に決まっとるのに。
都合のいい時だけ連絡してきて…

ある時、一週間二週間くらい間が空いて、またさみしいとか会いたいとか言ってきた。
あたしはシカトした。
最近、同じことばっかり繰り返して、
その度に後悔していたから。

そしたら、Cさんが
ごめんごめんってすっごい謝って来て、
旅行に行こうって言ってくれた。
半信半疑で行ったんだけど、
旅行の帰りに
大きなお腹を抱えた女性がCさんの帰りを待っていた。
あたしは罪悪感に満ちて
もうやめようって思った。

無神経なCさんは、
あたしがずっとシカトすると、
お前は本当に良い子だったとか
またあいたいな
癒されたいな
他に好きな人ができたら俺はさみしいな
なんか言ってきて…

あたしだってずっと寂しかった。
会いに行っても決して満たされることはなく、
ふと、やっぱりあたしはオモチャだ…
と思ったり、
わかりやすい嘘と、
矛盾した慰め。
感情など始めから無かったくせに。

いらない、いらない。
疲れるだけだから。
乱れるだけだから。




あたしは、

恋は…
辛いものだと思う。
気持ちが上下左右に不安定で、
ウキウキワクワクしたり、
肩を落としたり。

やけど、
できれば不安定より安定したい。
裏表なしで向き合いたい。
だけど白黒はっきり付けたかったり
つけたくなかったり。


ひどい経験をすると、
人を憎むと言うことを覚えてしまう。
疑うことを覚えてしまう。

だから人を信じたい。

あたしはなんとか今は
素直な気持ちで人を好きになれて、
その人の1番大切なモノだけは
壊したくないし、
あたしがいなくてもその人が幸せになれるなら、
あたしはきっと我慢できる。
その人にとってあたしが大切じゃなくても、
あたしにはまだまだ大切だから、
その人が笑って過ごせる毎日ならば、
それでもいいって不思議と思える。

イライラもするし、
不安にもなるし、させるし、
悪いとこばっか指摘するし、
よくほっとく。
わざと意地悪するよ。
グーもパーもガンガンよ。
わがままよ。
自己中よ。

けど、本当はとっても優しい人よ。
あんなことやこんなこと
いっぱい優しくされたの
覚えとるもん…

けどその優しさは、
健三があたしを好きだった時の
優しさ。

そして
できればその優しさはあたしだけにね。


あなたは
別にあたしがいなくても
へっちゃらのようだけど、

あたしを無くしたらきっと、
さみしくなるから、
今のうちに優しくしといてね。



P.S.
Aさん、Bさん、Cさんは
全て同じ会社の人。

だからあたしはいつか
再会するかもしれない。
その時は、
ニセモノの笑顔で、
感情詰まったフルスマイルで
こんにちわ(^-^)って言ってやる。


こいつらに幸あれ~!




彼女なのに片思い。
一緒にいても寂しさを感じる。

それはとっても辛いことだ。






仕事が終わり、
泣きながら帰った。

歩いて帰った。

我ながらの号泣。




明日は、雷様が来店の日。
だから、雷落ちないように
対策を練って、
いろんなところを掃除した。
皆で、手分けして。

あたしが頼まれたのは、
汚い汚れがたまる、あそこ。
よく上司は
『金魚が泳げるくらいキレイに』
っていう。
金魚は雑魚だから、汚くても泳げるよ、
それを言うなら熱帯魚だ!
なんて思いながら、
当然口にしたことはなく、
金魚ね~と考えながら、
そこのフタを開けたのさ。

ん~なんて言えばいいのでしょう…
いつからサボってますか?
ってな感じに、
あたしは、史上最強に汚い下水を
目にしてしまった。

しかもそこをキレイにするには、
皆の仕事が終わらないと
やれないとこだから、
皆が終わる頃に始めた。

元々、全体的にキレイな仕事場なんだけど、
そこは誰も手につけてない感じ。

こりゃ金魚でも、死にますわ。

それで、
あたしがゴシゴシ油まみれになりながらやってると、
先に終わったバイト達が
元気に お疲れ様でーす!!
なんて跳ねながら帰って行った。

最初はそれでも良かった。


けど、
ゴシゴシやってたら、
手はケガして血まみれになるわ、
油は被るわで、
少し泣きたくなった。

けどプラス思考のあたしは、
頑張れ頑張れって自分に言い聞かせながら
頑張った。

そして、
最後の仕事、フタ洗浄。

フタを裏返してみた。


ガーン( ̄◇ ̄;)

なんじゃこりゃ。

見たことないモン付いてますけど。

少し、前任の社員を憎んだ。

お前がやっとけよ。ってね。

シルバーのフタが、
黒と言う名の真っ黒で、
なんで真っ黒が出来上がってるか
わからないくらいに。

カビか?カビじゃないのか?
じゃぁお前は何だ!

戦ったなぁ~。カビと。
多分、カビと。
時々、ため息付きながら。

これじゃぁ、
最終電車にギリギリだぁ。

だからギリギリまで
ピッカピカにして来た。

誰も手伝ってくれない。
もちろん褒めてもくれない。
別に褒めてくれなくていい。
けどやらなきゃいけない。
今日じゃなくても、いつかは。

掃除の神様が舞い降りて来てくれてたから
助かったけどね。

時計は0時を回った。

あたしがシンデレラなら、
魔法はとっくに解けちゃうね。

けど、魔法は解けなかった。
だって魔法にかかってないもん。
シンデレラじゃないから。

でも、
こんな時間になると、
やっぱり人間だから
早く帰りたい、
早く帰って明日にそなえたいって思う。


警備員さんに急かされながら、
仕事場を去り、駅に向かった。

仕事場は携帯が圏外で、
駅に近づいたらやっと電波がつながる。

メールが届いてた。
誰かさんからだったよ。

友達が来るんだって。

あたしは、
あたしが納得しないことは
納得するまで乱れてしまう。

友達?
男?女?
何しに?
いつ?

聞きたいことはたくさんあるんだけど、こんな時間じゃ返信などあるわけもない。

そうやって考えている頃、
最終電車が去って行った…


いろんな感情がぶつかった。

健三は、いじわるだ。とか、
やっぱり健三はいじわるだ。とか。
よく頑張ったね、なんて言ってくれる人がいるわけもなく、
できれば誰かに言ってもらったほうが
嬉しいし、
最終電車は待ってはくれないし、

も~何もかも嫌だ。

頭と心がいっぱいになって、
仕方なく歩いて帰った。

金がないから、
タクシーも乗れない。

もー嫌だ。

涙が流れた。

ケガした手は痛いし、
健三の件で不安は募るし、
分かち合ってくれる人もいない。


健三はいじわるだ。

いじわるだ。

いじわるだ。

わざと不安がらせて、

そんなのいつもだ。

いつもだ!いつもだ!

でもね、きっと、
本当はオチは不安がるような事じゃないんだよ。

健三はあたしが不安がるのが
面白いからわざとそんな言い方で
言ってるだけ。
だから、いじわるなんだよ!!!

わかってるのに、
不安なのはなぜだ!

ため息、また一つ。





あたしを
乱さないで。

後始末が大変だから。