あいたくて




たまりません。



けど、



会いに行ったら



また



迷惑がられるかな。



イライラさせるかな。



その結果、



今よりもっと



嫌われるかな


なんて思って


なんか怖いな。


けど逢いたいな。


このまま会えなくなったら


どうしよう。



新しい女がいたら



どうしよう。




けど、逢いたいな。




このまま逢えなかったら



逢いたいなって思うことほど



辛いことはないな。




けど、逢いに行って



やっぱりメロンパンにゃなんか嫌いって



メロンパンにゃってイライラするなって



思われることのほうが



辛いかな~。



どっちがいいのか



わかんない。



嫌われることをわかりながら



逢いに行くバカなヤツは



おらんよね。




けど逢いたいな。



とってもとっても



逢いたいな。



でも逢いに行って



更に嫌われたら



もう次は絶対に無いな。




だから



逢いたいのに



逢いに行けない。



これ以上嫌われないために。




おはようのメールも



いつのまにか無くなった。





小さい時
二段ベッドで育ったんだけど、
双子が産まれた親戚に譲ったりして
最終的に
お母さんの知り合いからもらった
シングルベッドで寝ていた。

古~いベッド。
ギシギシゆうし、
折りたたみ。
全然可愛くもないし、
どこもお気に入りになれないし、
ベッド生活はしたいけど、
こんなベッドなんかいらないって
ほとんど使わなかった。

二段ベッドは
パパが作った、
世界に一つだけのベッドで、
思い出深く、
かなり大切にしてたから、
人からもらったベッドなんか
愛せるかぁ~!
って、感じだった。

お母さんに
新しいの買ってって言っても
買ってもらえるはずもなく、
ずっとベッド、ベッドって
願っていた。

18の時、
一人暮らしを始めたあたしは
新しい家具や家電を買ってもらったけど、
ベッドは今あるヤツでいいねって、
買ってくれなかった!
かあさんは、
一人暮らし反対してて、
一人暮らししていいって許可したのに、
まだわがまま言うんかって、
ちょっと怒ってて怖かったから
我慢した。

一人暮らしを始めて、
バイトも始めて、
貯金もそれなりにして、
新しい家具に囲まれて
ウキウキランランだった。

その頃から家具は
大好きな白!って決めていて、
気に入った家具でも
白が無ければいらないってくらい、
白にこだわったんだ。

白っぽい、ではダメ。
どっからどうみても白じゃないと。

もちろんベッドも白じゃなきゃ。

でも、
白いベッドってゆーのは、
なかなか見つからなくて、
折りたたみはシルバーとか黒とかで、
木でできてるベッドは
引越しや処分に困るし、
何よりも気に入ったやつは
学生のあたしには手が届かないくらい
高価だった。

それから
長年一人暮らしをやってると、
やっぱり好きな白にこだわりたくて、
その白へのこだわりが強くなって、
なかなかベッドを決めれなかった。

ベッドは
部屋の約半分を占める家具だから
周りの家具を白で固めても
ベッドが白でなければ
白ではなくなる…

だから
ベッドは白でなければいけない。



友達とかにはよく言われた。

布団を白にすりゃぁいいじゃん。
どうせベッドの脚なんか
布団で隠れるよって。

でもあたしは
それじゃ納得いかなくて。


あるときあるお店で、
これだー!って言うベッドを見つけた。

真っ白で、
かわいくて、
まるでお姫様が寝るような
とってもステキなベッド。
頭のところには
充電用のコンセントと、
小さな本棚もついていた。


これだ、これだ、これを待っていたんだよ。



でもその頃のあたしは、
俗に言う『転勤族』になっていて、
家具を買うにも何かしらモノを買うにも
引越しの時の事を考えなきゃいけなくなっていた。

これだ!って見つけたベッドは、
折りたたみではなく、
組み立て式の大きなベッド。

今はいいけど、
引越し先の部屋が狭かったらどうしようとか、
組み立てたまま引越して
出し入れ出来なかったらどうしようって
いろいろ考えて、
財布とも相談して

ついに、諦めることにした。

その店は全国チェーンで
引っ越した先々で
その店に行くと、
やっぱりそのベッドは
人気商品みたいで、
どの店舗にも真ん中に自慢げに
置いていて、

見るたびに
やっぱりこのベッド欲しいな~
と思っては諦め、
欲しいな~と思っては諦め、

きっといつかは
も少し安くて、
お気に入りが見つかるって、
諦め続けていました。
値段も、
高くても15000円以内がベストって。

そのベッド、
34000円もしたから…


そうやって
こだわり続けている間に、
初めてベッドをおねだりした日から
10年が過ぎました…

時々は
ベッドが備えつけられてる部屋に引っ越したりして、
止むを得ず特に気に入ってもないベッドで寝たりはしたけど、
やっぱり憧れの白がいいなって
思いながら、
願いながら、
祈りながら、

10年…。




そして先日、



ついに、
これだ!これだ!って言うベッドを
見つけたのです。

前にも言ったけど、
近所には大きな大きな市場があって、
そこの家具屋を何かの用事で通った時、
白いベッドが見えてたから、
休みの日に行っちゃった。

どうせ高い…
または、そこまで気に入りはしない。
だって今までがそうだったもん。

ダメもとでお店に入って、
さっそくベッドを見た。

このまえ見えたやつ、どれかな…

あ、あれかな。

ま、他に白いベッド無いみたいだし、
きっとあれだな。
見るだけ見てみよう。

え☆
めっちゃ真っ白やし!
しかもシンプル~!
飽きがこない~!
敷布団のとこの風通しもバツグン~!

でも、高いんやろな…

値段…っと…

え!3900円!

キラーン☆

でもなぜ3900円?
もしや中古か…
中古は嫌やぞ、なんせベッドだから。

でも中古ではなかった。

新品ばかりが置いてある
古びた家具屋なだけ。

周りに家具がいっぱいあったけど
どれも新品で超~安い。

さすが市場だわ~。

折りたたみではない。

いや、折りたたみじゃないほうがいい。

組み立て式だったけど、
ネジ回すだけの簡単操作やけん
OK!

引越し時でも楽チン~。

ギシギシ言わない~。


120点だ!

即、買い!!



家は近所だったけど、
重たいベッドを持って帰るのは
大変だった。

けど、
優しいお店のおっちゃんが、
持って帰りやすいように
ヒモをクルクルしてくれたから、
おっちゃんのホスピタリティに
心温めながら家に帰りました。

30分くらいで
憧れの白いベッドは完成した。

憧れの憧れの憧れの白いベッドだ!

10年越しの憧れのベッドだ!!

お気に入りのベッドだ!!!




安いし売れ残りのベッドだけど、

あたしにとっては


新たな宝物。


また我が家に
お気に入りの白がひとつ。


あたしは
これを待っていたんだよ。



貧乏なあたしは
今は贅沢禁止だけど、

3900円で、
10年越しの願いが叶ったんだから、

許してくれるよね。








あたしは只今、
予約待ち。

来世で
健三の1番になるために
予約をとって
過ごしているの。

整理券No.は
001番。

あ、三桁も必要ないね。



今世の予約は
あたしに出会う前に
いっぱいになっちゃったみたい。

けど、
かわいそうなあたしを
健三が拾ってくれた。

特別枠に
入れてくれた。

たったひとつの特別枠よ。

これから予約を考えてる庶民さんは、
今世の予約は無理だし、
特別枠も品切れだから、
来世の002番から
順番に並んでくだされ。