2月に博多港近くのコンベンションセンターで催される九州旅行博にはAMXも出展、よって私は2022年以来2年ぶりに現地へ行くことにした。2日間開催だが私が行くのは2日目だけ、その日は2024年2月25日(日)だった。
開場は10:00だがこれより早く着いてしまい、並んで待機しその後も列をなして会場へ。AMXブースに居るのは同社スタッフ3名で、今回はグッズ販売はなくて天草及びAMXの紹介に当たる。なおスタッフ1人は今朝会場入りで、ツアー客を率いてMZ101便で福岡空港着。到着口を出た所で腰掛に座って寝ている私の寝顔に笑ったとのこと・・・!
このAMXブースにはメディア取材も来て、そしてAMXファンも集まる。東京から、熊本から、愛媛から、大阪から、そして福岡から。これらのうちJAL trico会員は4名であった。
その終幕に際しては、ありゃ、AMXファンが後片付けの手伝いをしとる。2018年11月の伊丹イベント時もファンが片付けを手伝い、こういうシーンってAMXでしか見たことがないのだが。
知人に天神まで自動車で送ってもらい、そこから18:00発西鉄特急で南下開始。大牟田からJRの普通電車に乗って20時過ぎに熊本駅着。
熊本で滞泊の後、2月26日(月)は熊本空港から帰阪。これは日曜夜のJ-AIRもPeachも運賃が高騰し、それならMIZOCAポイント失効を防ぐことも兼ねて熊本から10:45発AMXに乗って帰るのだ。
当日朝豊肥本線肥後大津駅から空港ライナーに乗り換えるが、ワゴン車へ私が乗って満席。同じ電車からの乗り換え客は続行便待ちに、という程朝の便は盛況だった。
余裕を持って空港着。並んでから搭乗手続きを一番に済まし、店舗の中を通って1番搭乗口前にて待機。
10:40搭乗改札開始。通路を歩き、曇天下のエプロンを歩き、そしてJA01AMへ。知り合いCAへ「まいど」、私は後方12Cに座った。10:50にドアが閉まるとかなり席が埋まっており、数えたら乗客は34名で7割超の乗り具合であった。
10:55ランプアウト、ランウェイ07から11:01離陸、11:13ベルトサイン消灯、11:21に入ったアナウンスでは巡航高度17000フィート。
CAからお手拭き・みかんちゃん・煎餅を受け取り、では頂きましょう。現在の国内線ではAMX・SKY・FDAでしか実施していないお菓子サービスであるが、TOKもやっていた気がする。
再点灯は11:30で17分しか消えておらず、よってCAとのやり取りは無し。11:38高知空港の北を通ったのだが、かなり早い時点でベルトサインが灯っていたのだ。
さてこの先の関心は河内堅上~河内国分の大和川を撮ることだが、今日は関西空港を臨んだ後は国分まで行かず八尾空港西でヘディングを変えるコースではいか。従って撮りたい所は撮れないまま大阪市営バス長吉車庫跡を通り、そして12:02龍華操車場跡を通過。
なんちゅう短絡コース、撮りたい場所ははるか東方だった。12:05ギアダウン、12:08ランウェイ32R着陸、23番スポットに12:10停止。「希望ルートより西側を飛ばれた~」とCAへボヤいて私はエプロンへ下りていったのだが、いや事前に希望する飛行ルートがあると言った訳ではないぞ。
さてこの次のAMX搭乗は3月23日(土)の、今年の場合は就航24周年の日。天草朝イチ発101便へ乗るためには前日本渡入り・・・ぎょ、瀬戸大橋のところの自遊空間が閉店してる!かといってホテルに泊まっても朝食を取る前にバスに乗らねばならず、それは勿体ない。等々思案した末に伊丹から802そして202便を乗り継いで行くことにした。
当日の熊本・天草空港の天気は曇りか雨。経験上遅延がつきまといそう、どころか欠航もあり得る。よって予定はぎちぎちに組まず、23日中に天草空港へ行けて24日早朝に福岡空港に居られたらよしとしてまずは伊丹空港へ。
既に10:13と10:14時点でAMXから運航に関する電子メールが来ており、前者は「ご搭乗予定の802便は、熊本空港天候不良が予報されており、遅延又は欠航もしくは条件付き運航の可能性がございます」、後者は「ご搭乗予定の202便は、天草空港天候不良が予報されており、遅延又は欠航もしくは条件付き運航の可能性がございます」。ついでに伊丹も雨。
機材がJACのJA03JCと知らされており、これが12:12にスポットイン。折り返し802便へのバス乗車開始は12:35、乗客の中には有名AMXファンでもあるtrico会員もいる。
23A搭乗口からのバスは2台運行でそちらの出発が12:44、けれども1台目共々機体前で少々待機。熊本悪天候旋回待機に備えての給油が長引いているのかと思いきや、機内清掃かもとのと。
ようやく03JC機内へ、私には前月に続いて会うCAへ「まいど」、向こうの台詞も「連続です」。私が4Bに座ったのは12:54だった。
ドアが閉まり、CAがアナウンスで福岡ダイバートの可能性も言及、これを聞く乗客は目視40人台で空席僅かという感じだ。13:01にランプアウト、ランウェイ32Rから13:07離陸。10分以上を経た13:19にベルトサイン消灯、雲の上は陽光を浴びる世界だった。
先月同様にみかんちゃん・お手拭き・煎餅を受け取り、飲食サービスにあやかる。13:24に副操縦士からアナウンスが入り、現在高度18000フィートで小豆島上空。熊本空港へは14:35到着予定で、現地は雨の17度とのこと。この後キャンディサービスも実施された。
私はWCへ行く時にCAへ書面を謹呈。知人へも見せた来春の25周年行事案だが、私がWCから出たらCAから行事案の感想、「楽しそうですね~」。私が「こうすれば旅客機趣味者は楽しめるだろう」と想定して作成したものへそう言ってくれるのは嬉しいものだが、実際来春はどうなるやら。
ベルトサインが14:00に点灯、降下して雲中へ入っている際の14:15に少々揺れ。ヘディングは西→南→東へと変え、この天気なら金峰山回りが明らか。14:26に地上が見えそこでギアダウン、肥後大津駅を臨んでから最後に右旋回してランウェイ25へ、14:31着陸。飛行時間は1時間24分だった。
CAが就航24周年の旨を告げ、降機時に記念品が頂けるという。14:33スポットイン、エプロンへ下りる前にメッセージ入り台紙付きキャンディを頂戴した。
一旦ターミナルへ入り、搭乗待合室で待機。定刻14:50発MZ202便搭乗開始は1番ゲートから14:50、よって遅れて出発する訳である。その前に今日は熊本空港新ターミナルオープン1周年でもあるのだが、それに関する行事予告は見ておらず、今日待合室から店舗の様子を見ても特に1周年ということは無さそう。要は通常であった。
先と逆コースを歩き、エプロンから03JCへ乗り込むとそこでCAから24周年キャンディを頂いた。席は802便と同じ4B、雨天の下15:03ランプアウト、ランウェイ25から15:07離陸。CAが飛行状況を告げ、高度は1200m、速度は時速500km。離陸後程無くして雲中へ入り、下は見えず。
15:19ギアダウン。はてさて03JCは天草空港へ降りられるのか、こちらはまだ雲の中。後でエンジン音を上げて上昇なんてことになるなよ、そう思いつつ視線は左下。15:23に地上が見えたが、その景色から今日のルートは八代辺りまで南下した後北西へというものだろう。
かくして15:25ランウェイ31着陸、飛行時間は18分台。15:27スポットイン、定刻より15分遅れだったが、ダイバートもあり得る状況を思えばこの程度で済んでよかったと思える。こうして誰がいるかも判らないまま適当にターミナルへ向かって手を振り、そして館内へ。
ここから25周年行事を催す際の空間・敷地を見るつもりで、その後堀切バス停を16時台に通るバスで本渡の街へ・・・というつもりだったが、その路線バスが怖ろしいほど減便されており、予定通りの帰阪コースへ乗るのには待っているであろう15:30空港発に乗るしかない。
カウンターで最近変わったことはと訊けば、無しとの回答。よって長居すること無しと判断し、すぐ空港バスに乗った。
こうして私はオンスケジュールだが、いっぽうAMXのこの後の運航はどうなるやら。
私はバスセンター17:30発の快速バスに乗ったのだが、瀬渡大橋を渡ったところで空港側に動くものを発見。あれは天草空港進入機、17:30着MZ106便ではないのか!
天候に悩まされた私だったが、けれどもオペレーションはほぼノーマル。来春はこれに加えて青空が広がる天気であってくれ。