日本各地の特産品販売や空港のお仕事体験イベントなど、さまざまな楽しみ方をご提供する「福岡空港JALマルシェ」を初開催します・・・2023年1月24日(火)この文言がJALエリアニュースに載った。むむ、これは「ITAMI空の市」福岡版か?

 2022年5月には芝のプリンスホテルでふるさとアンバサダー大集合のMay Festivalが催されたが、そちらはホテルの大広間。対して福岡のは空の市と同じく空港ターミナルにて開催、よって類似性がかなりありそうで、大阪系JALファンの私は偵察へ向かうことにした。

 

 福岡空港へ行くのは開催2日目の2月5日(日)、伊丹7:05発JL2051便で出発だ。19番ゲートから6:45搭乗開始、機材はJA247J。私の席は32Cで、6:58にドアが閉まった後の客席を見たら乗客推定30人台。空いている状況だが、日曜朝はこういうもの。

 7:04プッシュバック、7:08ランプアウト、ランウェイ32Rから7:12離陸。ベルトサインは7:18に消え、先任CAと後方担当CAの2人でカート1台を動かしてドリンクサービス。私はホットコーヒーを頂いた。

 コックピットアナウンスでは高度34000フィート、速度は537km/h。伊丹~福岡にしては高いところを飛んでいるような。7:44に岩国基地上空を通過、ここまで32分要しており西風の強さをうかがわせる。が、あるいは福岡混雑を慮ってわざと遅く飛んでいるかもしれん。

 

 7:58ベルトサイン点灯、この先の注意アナウンスが録音によるもので、こういうのってあったかいな。8:06ギアダウン、福岡空港ランウェイ16に8:10着陸。6番スポットに停止したのは8:18だった。

 福岡空港JALマルシェ2日目も開店は10:00だが、「整備のお仕事ガチャ」目当てで早々と行列が出来ていると思われる。8:45に3階会場前に行くと、ありゃ、並ぶ人が見当たらん。整列待機はここじゃないのか?と思ってスタッフに訊くと、そういうのは設けてはおらず、よって私が一番乗り。

 昨日の開場直前には100人が並んだと聞いたが、今日は開場まであと1時間15分というのに1人。静かな展開になると思ったが、思っただけで最終的には把握せず。先頭に居続けたら後ろがどうなっているか判らんのだ!が、私の前を通る人は判り、ありゃ、東京のJAL trico会員の方。時に9:23、私の姿に目を点にしたかの如き当人の表情が印象的だった。

 

 当該会員も空の市レギュラー客であり、ここへ来るというのは視察を兼ねているであろう。私は「8:45で一番なんて、ITAMI空の市とは状況が全然違いますな」、東京会員は「空の市は何といっても実績が」と空の市との違いを評し合ったが、その後9:30でも並ぶのは12人。私が見られたのはここまでで、この後は通路に沿って列が折れるので視認出来ず。

 9:51にスタッフ向けアナウンスが会場内に流れ、9:55が整列者に「ガチャは30個」と口頭で告げていき、よってこの時点で購入できる客は確定同然となった。並んだのに!という声が上がったかは判らん。

 

 10:00開場、私を先頭に皆が整備ガチャ整理券配布場へ向かう。その先頭の私の狙いはガチャではなく、「それ目当ての客を見る」ことゆえ、ガチャ機前で列から離脱。2番目の人が怪訝そうに私を見るが、どうぞどうぞと譲り、2番目の人から整理券を入手。

 それがあれば後でも購入出来るが、早々と来ていた客は早速操作してカプセルを取っていた。なお私を含めてだが「いかにも趣味人」ふうの人はおらず、上記2・3番目の人たちもそうであった。

 さてこのガチャ機、福岡JALの物ではなくて旭川空港の整備士が造ったのをこちらへ持って来たそうな。わざわざ北海道からと思ったが、それゆえ見所があって「なかなか出ないGACHA」というタイトルに「熊出没注意」のステッカーが貼られており、特に後者はやはり旭川。

 

 ガチャの様子を見たら会場巡りへ。JALグッズ販売・制服着用撮影会・貨物紹介・折り紙ヒコーキ教室・グラハン教室・・・って、「空の日」イベントやないかい。そう、マルシェとはいいながら空の日行事同様、というか空の日+マルシェとなってJALブースがヴァージョンアップされたかのようだった。

 マルシェは、九州ばかりではなく北海道の東川町からも来ており、なるほど「日本各地」ではある。販売スタッフは当該地の人で、たぶんその地元の商店の人もいるだろう。伊丹の空の市は主にJ-AIRメンバーが販売・接客対応するが、今日のは上記の通り。よって地元の話を聴くことも出来た。

 

 大きく注目したのは貨物紹介ブースで、コンテナ模型も展示。ただしそれも含めて展示内容は撮影不可。けれども見れば見る程航空貨物への関心が高まってきて、いつかは利用してみたいものだ。

 折り紙ヒコーキ教室が始まれば盛況を示すのはどこも同じというのを確かめ、それはハンドリング教室も同様。モデルの機体をトーイングするのだが、その機体サイズが他で見てきたのよりも大きくなった気がしたのでスタッフへ訊いてみた。私がこれを初めて見たのは2016年10月ビッグサイト開催航空宇宙展と言えば、当該スタッフはそちらにも参画していた!往時の物をしばらく使っていたが最近大型に更新したとのこと。

 

 午後には私服+ナナハチ君ヘルメットという格好で制服撮影会をアシストするJALスタッフが加入。空いた頃に私が着てみるようCAから勧められたが、私が着ると「本物の機長さん?」とJALメンバーの動揺をもたらしかねないので自重しとく。

 私はターミナルベンチに座っての休みを挟みつつ会場の様子を見ていたが、私と同じ遠征来場者は複数名。

 ところがそういうのは他にもいて、あ、知り合いスタッフ!あちらも私の姿に驚愕の表情。空の市との比較状況を大阪へ伝えるというのが私の魂胆だったが、この場面に遭遇したら別に私が来んでもよかった!? しかしながら私がいたことに感激するスタッフたちは、遂にここで私と記念撮影!

 ともあれ各地からの偵察者来場で少なくとも私の中では俄然盛り上がったが、それも17:00まで。それぞれで後片付けが始まったが、その中でも成田から来たグラハンメンバーはスタッフ記念撮影をしていた。

 

 2060便搭乗口は11番で、18:40搭乗開始。機材はJA251J。ドアクローズすると満席近いが2席並びで空いている所もあって、34Cにいた私は隣席客がいたことからその33Aに移動。

 18:59プッシュバック、19:04タキシーアウト、ランウェイ16から19:10離陸、19:14ベルトサイン消灯、ドリンクサービスではカート2台が引き出された。私はスープを頂戴。

 19:36高松市南方を通過、19:40徳島市上空、19:44和歌山市上空、やがて大阪平野の夜景がCRJ計画運航ラスト時の如くはっきりと且つ穏やかに見えた。いっぽうこの位置にしては高度が高く、果たして泉大津市街を臨んでいた19:48からヘディングが変わり始めた。CAへホールドかと訊けば、やはりそうだった。

 

 この後19:54にベルトサイン点灯、20:05ギアダウン、ランウェイ32Rへ20:08着陸。飛行時間は57分台だが、泉大津から降りるまでが20分だなんて、ボヤきとうなるわい。オープンスポット46番に20:10停止。

 バス待ちの間にCAへJALマルシェで見たことを少々。そこで折り紙ヒコーキに触れ、それは当該CA御自身の入社式でも飛ばしているが、そこでは自分で折った物ではなく既製品だったという。今日はここまで。