先日、車で信号待ちをしていたらベビーカーを押しながら歩道を渡る母子がいた。お子さんは二人いて、一人はベビーカーに、もう一人は自分で歩いて渡っていた。自分で歩いていると言っても3歳前後とかじゃないだろうか。脳内フェスティバル状態で、前も見ずにヨタヨタだけど満面の笑みだったw 一方で右折する車が母子が歩道を渡るのを待っていて、お母さんは歩いている上の子に声を掛けているようだったけど、お構いなし。お母さんは、慌てて上の子を捕まえに行こうとベビーカーから手を放して...その間、ベビーカーはスルスルと前に進んで行く。無事に母子は歩道を渡り切ったけど、見てるこっちもヒヤヒヤだった。動き回る子を連れて外出するって本当、大変って一言では言い表せない苦労を感じた。子を想う気持ちがあって成せることだろうけど、仕事柄、育児で苦労されているお母さんを見る機会もあって、そりゃ気が滅入ることもあるよなぁ、と。まだまだ、男性が仕事をして、女性が家事育児をするというのが一般的だろうけど、世のお父さんが家事育児の大変さを理解して、夫婦支えあって過ごしてくれることを願うばかりです。

 

 

 ここからはウルトラ、トレイルの部です。備忘録①の続きをどうぞ。

 

 【ウルトラマラソンの部】

 ●壱岐ウルトラマラソン(100km完走2/2)

 私がウルトラマラソンを知ったきっかけは当時加入していたランニングチームの監督との出会いでした。監督は還暦を迎えても月間500kmは走っていて、私より走力は大分上という強者。監督から教わった練習場所が今でもよく走っている四王寺山です。監督は、まどかパーク(大野城側)⇔赤橋(太宰府側)を1日3往復したこともあるらしい。私が一番走っていた時期でもあり、週3で四王寺山に行ったり、夜勤前にフルを走ったり...それでも月間400kmは行かない程度だった。逆に言えば、それくらい熱くならないとウルトラ復帰はできないと自覚している。大会参戦にあたり3日休みを取って、船で壱岐に前日入りして翌日島内を観光ついでに走って、3日目に帰省するという流れでした。島内には複数の宿があるけど、若干当たり外れあり。人気の宿は大会を終えて翌年の予約を入れて帰る方もいるとか。初対面のランナーさんと相部屋になるけど、そこは同じ趣味なので合宿みたいで楽しいです。2回目に参戦した時は80代のランナーさんが同部屋でしたが、全国のウルトラマラソンを巡っているらしく、おすすめが奥熊野いだ天ウルトラマラソンだと仰られていた。全国ウルトラの旅をやってみたい‼密かな老後の楽しみですね。ウルトラに初めて参戦して完走した時は、フルなんかの比ではない感動だった。全身の筋肉痛もフルの比ではなくて、階段を立って降りれなかったり、布団に横になったり立ち上がったりが激痛を伴うので凄く時間が掛かるw そして、2回目は台風が急接近していた時期で、どうにか完走できたけど帰りの船が来なくて島から出られなかったという苦い思い出もあります。フルなんかで満足せず、ウルトラを走って限界突破してみると新しい自分に出会えるかも‼

 ・エイド★★★★★

 ・コース★★★★★

 ・また走りたい★★★☆☆

 ・おすすめ★★★★☆

 

 ●橘湾岸スーパーマラニック(80km完走1/1)

 ランニングチームは月イチでマラニックを行っていて、名所巡りからトレラン等、色々企画されていたけど、やっぱり走力差が私の中でネックだった。のんびり走ってみんなで打ち上げをすることを目的にされている方も多かったと思う。私は限界まで走りたい気持ちの方が強くて、ランニングチームには1年くらい在籍していたけど結局脱退することに。橘に参戦したのは在籍中で、チームメンバー数名で遠征しました。前日入りして昼間に長崎観光、当日朝は自己申告によって5時台と6時台でスタート時間を決めることができたと思う。マラニックの楽しいところは、スタンプラリーみたいにCPを回らないといけないところ。監督は大人げないところがあって、信号無視して私を置き去りに先に行っちゃうしw コースを間違わないか若干不安はあったけど、一人でのんびり走りましたね。坂道と海沿いという私好みのコースには満足です。長くゆっくり走りたいという方にも向いている大会だと思います。エイドも結構充実していましたよ!

 ・エイド★★★★☆

 ・コース★★★★☆

 ・また走りたい★★★★☆

 ・おすすめ★★★★☆

 

 ●向津具ダブルマラソン(ダブル完走2/2)

 山口の観光名所が回れるウルトラマラソン。高低差があって少しだけ海沿いを走れるところは、橘に似ている気はする。中間地点の大型エイドの前に激坂があって、それにムカつきながら走るのが醍醐味w ウルトラを走るフォロワーさんとも会える等、交流も盛んだったと思います。福岡に住んでいると、九州内には目が向きやすいけど、山口もそれなりに観光名所があって、元乃隅神社とか角島大橋等、海や空の青をバッグに映えるスポットも多い。2回目に参戦した時は、体調が優れず3回はトイレに駆け込んで、脱水寸前で失速、どうにか完走はしたけど全然楽しめなかった。その際、今でも親しくさせてもらっているフォロワーさんに残り10kmで差された悔しさが残っているのでリベンジをお願いしているけど、未だ叶わず。道中でお姉さん⁉がハグしてくれるサービスがあるけど、嬉しいかどうかは人それぞれでしょうw 

 ・エイド★★★☆☆

 ・コース★★★☆☆

 ・また走りたい★★☆☆☆

 ・おすすめ★★★☆☆

 

 

 【トレイルレースの部】

 ●水上マウンテンパーティー(ショート完走2/2、ロング完走0/1)

 トレランは怪我が付き物なので敬遠していたけど、ウルトラの次に何を行うか考えた時に更にハードなトレイルレースが候補に挙がった。フォロワーさんがUTMFを走っている姿に感動したというのもある。私の初トレイルレースは水上マウンテンパーティー、通称MMPでした。今思えば、結構ハードな大会に最初から出たなと思う。当時、私みたいにフル以外にもウルトラやトレイルに参戦するフォロワーさんがいて、一緒に参戦する機会も多くて、初めての大会でもあんまり心細さはなかった。私の感覚だけど、トレイルはロードの3倍くらいキツイ印象。坂道が嫌いだったらまずゴールできないし、リタイヤするにもある程度自力で下山しないといけない。何よりロスト(道迷い)が怖いので、常に油断はできない。そんな環境でのレースだけど、私はほぼ順位は意識していません。競い合っているのは上位30人くらいじゃないのかな⁉私は怪我無くゴールすることが目的なので、完走というより生還だと思っている。何でそんな危険な環境に身を投じたいのか⁉それは生きてる実感を味わいたいから! 趣味も行き付くと、こういうことになってしまうw MMPは前夜祭もあって、本当にパーティーという感じ。ショートを2回完走して、ロングに挑戦たけど、長い登りでハンガーノックになって完全に電池が切れたように動けなくなった。その後、次のエイドまで自力で走ってリタイヤを宣告する。まだ走っているランナーさんや、既に完走しているランナーさんを見るのが辛かったなぁ。いつかリベンジしたい大会の一つです‼現在開催時期は5月ですが、私が参戦していたのは開催が夏場だった頃なので、トレイルレースの中では一番キツい印象が強いです。

 ・エイド★★★★☆

 ・コース★★★★☆

 ・また走りたい★★★★☆

 ・おすすめ★★☆☆☆

 

 ●修験道トレイルin上毛町(完走2/2)

 フォロワーさん伝いにトレイルランナーの若岡拓也さんのことを知りました。若岡さんは上毛町に拠点を置いていた為、修験道トレイルの運営にも携わっていて、一緒にコースの試走をしてもらいました。トレランはまだまだマイナースポーツとは言え、プロとの距離が凄く近いですよね。私みたいな一般人がプロと気軽に交流できるというのも有難いことです。上毛町での修験道トレイルは現在開催されておらず、恐らく今後も開催の予定はないようです。高齢化や過疎化が進んでいる状況で、突然変態ランナーが押し寄せてきても困りますよねw 希望者にはお米を担いで走れる権利が与えられて、そのまま持ち帰れるというユニークなイベントも行っていたし、やっぱり地方ならではの温かさ、郷土料理の美味しさが魅力でした。若岡さんは、e-moshicomでランニングセミナーも行われています。若岡さんのHPはこちら

 ・エイド★★★★☆

 ・コース★★☆☆☆

 ・また走りたい★★★★☆

 ・おすすめ(評価なし)

 

 ●御船ジュラシックトレイル(完走1/1)

 フォロワーさんの誘いで参戦。登って下るだけという、割と単純なコースだけど結構楽しかったです。開催時期が下関海響マラソンに近いので、その後は参戦していません。林道の途中にロープが引かれていたけど、みんなそれを潜り抜けて突っ切って進んでいた。後から考えると運営側としては林の中へ誘導したかったんだろうな。ド直線過ぎるのは面白くないですからねw ロストの可能性は低いけど、山頂からの下りは、もう止まりたくても止まれないから、途中のエイドもスルーして一気に下山しました。余りの勢いに途中ダイブするように豪快に転倒したけど、擦り傷程度で済んで良かったw MMPもだけど、ゴリゴリに走り込んでいる男たちの集いというわけではなく、若い女性も参戦していて案外華やかさもあります。

 ・エイド★★☆☆☆

 ・コース★★☆☆☆

 ・また走りたい★★☆☆☆

 ・おすすめ★★☆☆☆

 

 ●平尾台トレイル(ショート完走1/1、ロング完走2/2)

 先月参戦したばかりですが、雨の中のレースで散々な思いをしました。詳細は、このブログで書いています。MMPと比較するとコースが開けているし、そこまで登り坂は長くないので、初心者向けの大会だと思っています。ロストする可能性が低いというだけで、全然ストレスが違います。そして、天気が良ければ本当に最高の大会です。そう、晴れれば見晴らしは最高w 難点と言えばコース幅の狭さでしょうか。追い抜けるポイントが少ないので、渋滞にハマったら結構足止めを食らいます。のんびり走りたければちょうど良いかもしれません。エイドも小腹を満たすには十分だと思います。水分や行動食等を携行して走りますが、地図や路面状況に意識を集中して、結構忙しくて走りながらの飲食は苦手なのでエイドで立ち止まって補給するのが安全ですね。大会に出なくても、晴れた日に是非行ってもらいたい場所です。

 ・エイド★★★★☆

 ・コース★★★☆☆

 ・また走りたい★★★★★

 ・おすすめ★★★★☆

 

 ●秋吉台カルストTRAILRUN(ロング完走1/1)

 雰囲気は平尾台に近いです。私は平尾台より秋吉台の方がキツイ印象があります。当日受付もありますが、地味に遠いので前日入りしなきゃいけない。私は前日入りして普通に観光してましたね。鍾乳洞に入ったり、天然石が有名なのでブレスレットを買ったり。若干廃れているようにも感じましたが、観光客も多かったです。レースの記憶は...最後の登り坂がキツくて、ゴール目前で脚が釣りそうになったくらいしか覚えていないw 

 ・エイド★★★☆☆

 ・コース★★☆☆☆

 ・また走りたい★★☆☆☆

 ・おすすめ★★☆☆☆

 

 ●五ケ山背振クロストレイル(完走2/2)

 自宅から1時間以内で会場に到着する激近の大会。背振山山頂には分屯基地があるので、山頂まで舗装道が通っている。壱岐ウルトラに挑戦するに当たり、少し長い距離を走ってみたいなと思って、夜中の三時過ぎに背振山を目指して走ったのは良い思い出です。登頂したのは八時過ぎ、そこから自宅に戻るんだけど、もうふらふらでw そんな思い出深い背振山だけど、背振山のトレイルは一部分しか登ったことがない。以前は、今日はココからココまでという感じで短い区間を走って繋いでいたけど、忙しくなって中断中。走りたい山は沢山あるけど、現在の最終目標は背振山全山縦走にしている。そんな背振山系の一部を舞台にした五ケ山背振クロスは、コロナ禍の時期に始まった大会で今年でまだ4回目。今年は思いもよらぬトラブルもあって、トレランイベントやトレイルランナーを嫌っている方もいるんだなと残念な気持ちにもなりましたが...マナーを守れば問題ないと私は思っています。平尾台ほど見晴らしが良い場所(蛤岳くらい⁉)があるわけではないけど、MMPほど恐ろしい登りがあるわけでもない。ちょうど良く山が楽しめるレースだと私は思っています。大会HPには写真も載っているので、他のランナーさんがどんなランギアで走っているのか見るのも楽しい。大会HP

 私はシングルに出ているけど、シングルを4時間以内に完走していればダブルに挑戦できます。

 ・エイド★★★☆☆

 ・コース★★★☆☆

 ・また走りたい★★★★★

 ・おすすめ★★★★☆

 

 

-まとめ-

 振り返ってみると約15年で参戦した大会は多いような少ないような。遠征費や休みの関係で九州・山口の大会に限定されてしまうけど、年齢を重ねてスピードが落ちてきたらウルトラの方が合ってきたり、順位を気にしなければのんびりトレイルも楽しいので、幾つになったら止めるというつもりは一切ありません。今後も出続けたい大会は以下の通り。

 3月 五ケ山背振クロストレイル

 5月 平尾台トレイル

 11月 下関海響マラソン

 11月 茶のくに八女ハーフマラソン

 12~2月 (その年の都合と気分でフル一本)

 

 以前ほど大会で記録更新したい‼という気持ちは強くなくて、適度な坂道を登ってゼーハーしていれば夢心地♪という変態度マシマシな感じw スイッチが入ればウルトラ復帰も考えたいけど、できれば一緒に出てくれるランナーさんが居て楽しさを共有したいですよね。最後まで読んでくれて、ありがとうございました。