最近急にテレビを観なくなった。パソコンと睨めっこしながら、Amazon Musicを聴いている時間が一番落ち着く。今は「J-POP ラブソング」がお気に入りかな。一曲目はヒッキーの「君に夢中」なんだけど、良い曲だわ~♪ドラマ「最愛」の主題歌なんだけど、もう2年も前のドラマだね。私の好きな俳優である井浦新さんが出演していたけど、このドラマでは松下洸平さんが一番光っていたと思う。松下さんは、ドラマ「アトムの童」でも良い演技してたね。間が凄く良い‼あ、これも去年のドラマかww 今年のドラマを一本選ぶなら「日曜の夜ぐらいは」一択だと思う。キレるめるるもレアだったけど、宮本信子さんを筆頭に配役が抜群だった。最終回でのメッセージも凄く良かったと思う。心身疲れ切っていた私にはとても沁みるストーリーでした。

 

 枕だし、どうしても語りたいことがあって...今年ドはまりした呪術廻戦のことも話していい⁉一期はそこまで印象に残る回はなかったけど、二期は結構没入感が凄かった。一話挙げるなら、#44「理非-参-」は名言てんこ盛りで何回繰り返し観たことかw

 

 1,「間違いを正す戦いじゃない。正しさの押し付け合いだ。ペラペラの正義のなぁ‼」by真人

 2,「今直ぐ答えを出す必要はない。だが、答えが出るまで決して足を止めるな。それが呪術師として生きる者たちへのせめてもの罰だ‼」by藤堂葵

 3,「ごめん、ナナミン、楽になろとした。言い訳にした。(後は頼みますbyナナミン)。俺、ナナミンの分までちゃんと苦しむよ‼」by虎杖悠仁

 4,「大好きな人が居たんだ。どんな世界になろうと、俺が傍で守ればいいと思っていた。その人が守られたいのは俺じゃなかったかもしれないのに...」byメカ丸

 

 厳選してこの4つかな。原作やアニメを観ていない人にはさっぱりだろうけど、そんなの置き去りにしてもう少し語らせてもらう‼やや強引に自分の人生経験と照らし合わせながら...アニメの世界でのセリフではあるんだけど、1は実社会でも結構心当たりがあるんだなぁ。2、3もシャキッと背筋を正したくなるような名言。そして、4の切なさ...何だかんだでメカ丸が三輪に送った最後の告白が一番グッと来る。頭の中ではヒッキーの「君に夢中」が流れてくる感じで...♪

 

 分かる人に響けばいいマニアックネタを放り込んだところで...真面目に2023年を振り返ろう。

 

 令和2年12月に母が他界して、それまで意地を張って生きていた私の歯車が狂い出した。うつ病を患って生きることに背を向けていた母とどう向き合えばいいのか...自分と葛藤していたのに、そのタガが外れた途端、あまり親孝行しなかった自分に対する怒りとか諸々が雪崩れてきた。もう踏ん張れなくなったという感じ。その数ヶ月後、複数名の部下や上司の理解不能な言動を決定打に、令和3年7月に約8年間務めた職場を退職。内陸の平野部でずっと過ごしてきたから、海の近くに住んでみたいというシンプルな理由で市内に引っ越しをした。令和3年8月から市内の高齢者施設で介護士を続けていたけど、コロナ禍も相まって離職率の高さが半端なくて、じわじわメンタルを削られて行く。職場にコロナウイルスを持ち込まないようにプライベートで細心の注意を払っても、簡単に職場に陽性者が出ては隔離対応の繰り返し。持ち込んだと思われる職員は自宅療養となり、その間完全防備での勤務を強いられ、高価格帯の施設とは思えない粗末な対応に申し訳なさを通り越して情けなさを感じた。陽性になる確率は家族構成等にも影響するだろうけど、その間にサービスの質を落とす事態になって、勤務を続けていた職員への心身の負担に対して、当の本人達はどう思っていたのか。責めちゃいけない!!という暗黙さが余計にストレスを倍増させた。自宅と職場だけの往復という日々は本当に生き地獄で、一番辛い時期だったと思う。気持ちに余裕がなくなっている自分に気付いた時、もう他人の世話なんてしてる状況ではないなと察した。

 

 過去の職場遍歴を振り返っても、仕事を辞めるのは得意な方だと思う。引き留めるのも諦めたくなるような理由を淡々と並べればいいだけ。私が就職して2年も経たない内に50名以上は離職していたので、上司は引き留める気力もなかっただろう。施設に入居している高齢者、残って働き続ける同僚、そんな人たちより自分の人生を優先させる‼それは無責任な選択なのかもしれないけど、私の限界は近かったと思う。令和4年8月に姉が他界して、余計に身の危険を感じた。「まだやれる‼きっと乗り切れる‼」そう念じて紆余曲折しながら頑張っていたけど、たまに底が見えない崖みたいなモノがチラついていたんだ。闇に落ちても救ってくれる人は居ないと思った方がいい、それなら今の内に色んな面倒なことから一旦離れよう。最善なのかなんて考える余裕はなかった。それが私の選択だった。

 

 今年の5月下旬に仕事を辞めてから自宅で過ごす時間が増えていった。平日昼間から外を散歩していると、社会人としての務めを終えて、老後(余生)をまったり過ごすってこんな感覚なのだろうか...と生意気にも想像を膨らませてしまった。仕事を辞めるのは4回目なので、おそらく少ない数ではないと思う。20年以上真面目に働いてきたのだから、大人の夏休みがあっても良いんじゃないか⁉コロナ禍でストレスMAXだった自分への最高のご褒美は長期休養だと思ったので、初めて失業手当を頼って半年間ゆっくり過ごすことにした。失業手当は申請してから2ヵ月間の給付制限期間があるので、やっぱり無収入の時期というのは将来の不安が頭を過る。海も違うなと思って、山の近くに引越したのが7月。趣味のランニングやトレラン三昧じゃん‼と言うわけにも行かず、胸を張って外を走れるような立派な大人ではないと自覚していたので、夜にこっそりロードを走る程度に留めていた。

 

 両親が危篤の時に色々相談に乗ってくれた元同僚が3年前に起業していたので、ダメもとで数年ぶりに連絡して9月から障がい者や高齢者を対象としたヘルパーの仕事をもらうようになる。ヘルパーは、長年培った家事の技術を活かせるベテラン主婦さんの仕事という印象だけど、私も自称女子力は高い方なので相性は悪くないと感じた。真面目な性格というのは厄介で、頑張り過ぎると反動で気持ちが滅入りやすい。「仕事は8割程度に頑張るのがベスト!!余力を残すことは自分への思い遣り!!」と言うのが、社会人として自分を最大限活かせるパワーバランスだと思っている。そして、公私共に自分の人生に付加価値があることに時間を使いたい。ヘルパーの仕事を始めてから、プライベートでの家事の質が自然と上がってきた気がする。30分以内で作れる料理レシピを漁ってみたり、掃除する時間は自分の気持ちも整理しているような安心感が得られたり...少しずつだけど、自分のQOLの向上に繋がっている。

 

 最初の月給なんて、世間のお父さんのお小遣いくらいだった。普通なら悲鳴を上げたくなるだろうけど、そこは兼業投資家としての雑所得があるので冷静さを保つことができたと思う。SNSのランニング垢とは別で、大発会より複数社の市況ニュースをまとめては平日のツイート(ポスト)を一年間欠かさず続けてきた。Excelを活用して、ファンダメンタルズやテクニカル分析で毎週約40銘柄を選ぶのが今の私の暇つぶしである。Excelを使うのも良い頭の体操になる‼私が好きな関数は①offset②vlookup,hlookup③if、好きな短縮キーは①alt+E⇒S(形式を選択して貼り付け),②alt+tab(ウインドの切り替え),③ctrl+f3(名前の管理)。最新のExcelは詳しくないけど、これらを使えば大概のことは解決する‼まだ20代だった頃、上司と相性が悪く窓際社員に格下げされたから、仕事中に各社の社説を読んではブログを書いたり、独学したExcelを仕事に導入してアナログ世代の上司を呆れさせていたのが20年を経て活かされていて面白いw 

 

 ヘルパーでの収入も1カ月の家賃分くらいまで増えたところで来年から正社員での採用が決定しました(*´ω`*ノノ☆パチパチ 元々節約生活が標準なので、今までもそこまで苦しくはなかったけど、来年から少し余裕をもってたまの贅沢ができるようになります。節約家の思考だと、世間一般の人が行う贅沢というのは逆に苦行なんだよね。脳内は極めて打算的なので、外食しても(こんなの自分で作った方が美味しいw)と思いながら見合わないと感じる会計を済ませることばかり。とは言え、お金をどんどん回して行かなきゃいけないので、まだ初心者の域ではあるけど投資も真面目に頑張る。快適にパソコン作業ができるように、再就職祝いはゲーミングチェアに決定だ‼

 

 退職した直後は、急に人と関わらなくなるから、気が滅入っておかしな方向へ向かうんじゃないか⁉という心配があったけど、意外にもそこまで精神状態は乱れることなく2023年を終えようとしている。それも陰で私を支えてくれた存在があったからこそである。月イチで御馳走を振る舞ってくれて私が「母ちゃん」と慕う実母と同い年の元同僚、保育園からの付き合いで辛い時はいつも親身になってくれる幼馴染、私の長文LINEを欠かさず長文で返してくる妹のような元同僚、変態で人付き合いが苦手な私にも優しく接してくれる兄のようなラン友さん、私にもう一度社会人復帰の機会を与えてくれた元同僚...多分じっくり考えればもっと私を支えてくれている人は居ると思うけど、この5人が居たから私は孤独に潰されることなく今日まで生きて来れたことに感謝。私はそうやって生かされている。

 

 身内や交際相手が高確率でうつ症状を抱えていたので、如何に闇に取り込まれないかが私の人生のテーマだと思う。自己中心的という言葉には否定的な印象を抱いてきたけど、私は自分の人生を充実させつつ、余力で社会人としての役割を担うくらいのスタンスで良いんじゃないかと今は思う。社会人として長く勤務していると役職に就く機会もあって、当時は人を育てることに遣り甲斐を感じていた。親身になって気付く他人の心の闇、そこは深入り厳禁な領域だと痛感した。40年近く自分と言う人間と付き合っていると、座右の銘は深みを増してくる。私は「離見の見」を座右の銘として歩んで来たので、人生という舞台上にいる自身を離れて見守る自分の視線は大切にしたい。自分にしか聞こえない善悪の声があって、他人を騙したり裏切ったりは容易にできても、それはしこりとなって自分に刻まれていくものだ。そして、度が過ぎれば感傷的にならず、人を傷付けられるようになる。嫌な意味で、それが大人になるということなんだろう。私はそんな輩たちの歪んだ価値観を正せる程、強くも偉くもないから、状況を打開できず中途半端な偽善者で居続けなきゃいけないのにはもう疲れた。地位も名誉もお金も家族も、超絶頑張れる理由を持っているリア充さんに社会の最前線は任せて、私は末端でマイペースに働いて行ければいい。この辺りが私のポジションなんだろうな、と今のところ思っている。

 

 「保育園の夏祭りでかき氷を片手に笑顔を見せる自分」「小学5年生のマラソン大会でいじめっ子を追い抜く自分」...何でこんなに鮮明に残っているんだろう⁉という記憶ってないだろうか。勿論、二十歳を過ぎてからは「職場の先輩から執拗な嫌がらせを受けてアパートの屋上で呆然と空を見上げる自分」とか「全て自分が正しいと思っている元嫁のエンドレスなダメ出しを受ける自分」みたいな嫌なモノも多いけど。これまでこの世は地獄だと感じることも多かったから、これからはできるだけ良い記憶を焼き付けていきたい。死に際にフラッシュバックする記憶がフッと力が抜けて笑いたくなるような温かい思い出が良い。世間一般で私は完全負け組人生ではあるけど、やりたいことがある‼というのはいずれ勝機に繋がる秘技だと信じている。最近は「頑張る」という言葉を使わなくても、普通に過ごしていれば頑張れている自分に、らしくなってきた‼と感じる日々。少しづつ自信を取り戻しながら人間関係を更新しつつ、来年の抱負は「もう少し笑顔になれる時間を増やすこと!!」だなと思う。

 

 雑談に付き合わせました。最後まで読んでくれて、ありがとうございます。