以前より書いてみたかった私のランニングへの拘りについて、ダラダラとまとめてみようと思います。コロナ禍を経てランニングやマラソン離れが進んでしまった現状、「もう一度走ってみようかな」と思っている方の背中をそっと押したらいいな。勿論、今でも走っているけど、より深くランニングを追求したい方のヒントになれると嬉しいです。「其の壱」はできるだけソフトにまとめて、「其の弐」以降は変態要素が増してドン引きされる可能性大ですが・・・お構いなしに書いていこうと思います。

 

1,ランニングギア編

2,練習コース編

3,モチベーション維持編

 

 「その壱」は上記3項目について書いてみようと思います。

 

【1,ランニングギア編】

 ランニングする上で、まず必要なのはランニングシューズでしょう。同じメーカーでもシリーズによって違うし、モデルチェンジして相性の良し悪しが変化することもあります。購入時に気を付けることは、「実際に履いてみる」これに尽きます。練習の度に履いて、大会では数時間のお付き合いとなる為、履き心地は重要です。また、自分の足型を知っておくのも大切。

 

 

 私はエジプト型で第二趾が一番長いくて、ワイズが広め、左足はやや外反母趾等の特徴があります。ワイズは2以上でないと窮屈、第二趾のダメージが強い為ワンサイズ大きくする・・・という感じで、自分の足に合ったシューズ探しを行っています。ネットで下調べできますが、実際ショップに行ったら凄い数のシューズが並んでいます。そこはショップの店員さんに相談しながら、上手に試し履きして買わずに退散、ネットで安く購入という流れです。

 

 シューズの買い替え時期は月間走る距離に比例すると思いますが、私は年間通して月100km以上を最低目標としていて、半年~1年で買い替えています。それ以外で買い替え時期を挙げるとしたら、アウトソールの減り具合、アッパーの破れ等でしょう。また、複数のシューズを所持しているランナーさんも多いと思います。私は練習用、フル大会用、トレイル用の3種類を常時所持しています。ロードだけに話を絞れば、練習の9割以上で練習用シューズを履いて、大会1か月前から大会用シューズに何度か足を通すという使用頻度です。

 

 私はフルだけでなくウルトラマラソンも経験しているので、練習用シューズはウルトラの大会用シューズとして選んでいる側面もあります。必然的にソールが厚く、クッション性が高いシューズになります。ランナーにとって一番辛いのは故障することだと思います。本番用シューズでバリバリ練習するのが一番良いのかもしれませんが、市民ランナーの練習量やケアの知識技術を考えれば、故障まっしぐらでしょう。故障しない為にも足に優しいシューズを練習用として選ぶのがポイントだと思います。

 

 現在の練習用シューズはHANZO U、大会用シューズはHANZO Rを愛用しています。昨年購入したHANZO Uは安く購入できたけど、クッション性が落ちた気がして違和感があったので、前のモデルのインソールと交換して使っています。インソール含めてそのシューズの性能だと思うので、走り込む前からインソールの交換はお勧めしませんが、大会用シューズにはsuperfeetのブラックを入れています。アーチのサポートとして、有るのと無いのでは結構違います。大袈裟に言えば、ホッピングシューズを履いてるような感覚・・・言い過ぎかw

 

 現在使用している練習用シューズもアウトソールが大分擦り減っているので、夏頃までには買い替える予定です。上記の通り、HANZOシリーズとは相性が悪くなってきたので、別のメーカーに変更するつもりです。シューズ選びについて、幾つかポイントを書いてみましたが、走力に直接影響しないであろうポイントとして私はシューズの色を重視しています。私はオレンジ色が好きなので、オレンジ・朱・黄など暖色系だとテンションが上がります。玄関にはランニングシューズが並んでいますが、それを見るだけでも気分が良くなります。はい、大分余談でした。

 

 ランニングギアとしてシューズについて話しましたが、GPS時計など役立つギアは多いです。ランニングに対する熱量に比例して買い揃えることをお勧めします。

 

(まとめ)

・シューズを買うときは必ず試し履き

・自分の足型の特徴に合ったシューズを選ぶ

・練習で多用するシューズはクッション性高め

・テンションが上がる色選び

 

 

【2,練習コース編】

 シューズを購入して、次に大切なのがコース設定だと思います。大前提として、私は夜ラン派です。朝ランにチャレンジしたこともありますが、寝起きだと身体も硬くて普段の走りに比べたら3割減くらいの走力しか出せない印象があって、ランニングの満足度に欠けるという点も夜ランの方が私に合っています。諸々の拘りや生活スタイルに合わせて走る時間帯は選びましょう。

 

 コース設定のポイントは以下の通りです。

 1,歩道

 2,トイレ

 3,ランナーさんの有無

 4,(早朝や夜ならば)街灯

 5,水場

 6,信号がない

 

 自宅から近場で一つコースを持っておくと気軽に走れます。走る距離にもよりますが、私は1本5kmという単位で練習するので、5kmを基準にコースを作ります。そのコース設定の中で、上記の5つを当てはめていきます。

 

 車通りの少ない路側帯なら問題ないだろうという考えもあるかもしれませんが、やはり車を運転する側からすれば車道近くを走られるのは迷惑以外の何でもありません。安全に走る点でも、極力そのような場所は走らないようにしています。

 

 走る前にトイレに行っていても、私は練習中にトイレを利用することはあります。コース上にトイレがあるというのも安心して走る重要なポイントでしょう。でも、切りが悪いところでトイレに入るのは嫌なので、トイレ前10mくらいで5kmを走り終えるように調整しています。

 

 ランナーさんの有無については、気にする人とそうでない人がいると思います。私は居てくれる方が助かります。モチベーション維持にも繋がることですが、目の前にランナーさんがいれば追い抜かずにはいられないのが本能というのは・・・私だけだろうか。ペースが近いランナーさんに付いていく、追い抜くというのは良い練習になります。健康維持目的のゆるランナーさんは気にしなくてもいいと思いますが、女性であれば防犯の意味でもランナーさんやウォーキングしている方がいる場所をコースに選ぶという考えは必要かもしれません。

 

 早朝や夜走るのであれば、やはり街灯は欲しいです。足元が見えるという安全性だけでなく、道幅が狭い場所で前方からランナーさんが来る可能性はゼロではないです。距離を稼ぐ為に止む無く街灯がない薄暗い場所を走ることもありますが、黒いウエアでライトを付けてないランナーさんが突然前から現れるとびっくりします。ランニングライトは周囲の人に自分の存在を知らせる意味でも携行してほしいです。

 

 冬場はそこまで必要ないかもしれませんが、春から発汗が増えてくると顔を流すだけでも不快感を防げます。また、夏場ともなると私は1本走った後に頭から水浴びをしてしまいます。汗を流してうがいまではしますが、公園などの水を飲むことはないです。水が合わずに体調を壊したくないですからね。

 

 信号の有無については、完全に信号のない場所というのも難しいと思うので、そこまで優先順位は高くありませんが、走っている最中に赤信号に引っ掛かるのは、ペースを乱す原因になってしまいます。立ち止まりたくないという気持ちは強いですが、交通マナーを破るのは別問題!赤信号をダッシュで渡るようなランナーさんにはなってほしくないです。

 

 以上が私が重視しているコース設定のポイントです。気分転換に複数のコースを持っておくのもいいと思います。普段の練習は室見川沿いの遊歩道を走っていますが、刺激入れに大濠公園に行くこともあります。また、時間が取れるときはロングコースとして都市高環状線に沿って走っています。天気の良い休日にイベントランとして、温泉ラン(ゴールを温泉地に設定して走る)や顔マラ(ランニングの軌跡で顔を作る)等のイベントを企画してラン友さんと走るのも楽しいです。その際は、コース設定のポイントを少し考慮するだけで快適なランニングになると思います。

 

 

【3,モチベーション維持編】

 走る目的は様々だと思いますが、モチベーションの維持に悩むことはないでしょうか。義務的に走らされている感が強くなると、ランニング自体が嫌いになってしまいます。基本は私は「楽しむこと」を忘れないようにしています。私は感覚がズレている自覚があるので、以下の内容は余談としてサラッと流してもらって構いません。

 

 その楽しみをどこに見出すかは人それぞれでしょう。フルマラソン完走という立派な目標から、近所の美ジョガーを観賞するのも楽しみかもしれません。私が走る理由は、健康や体型維持が3割、大会で好成績を目指すが6割、ランナーさんとの交流が1割でしょうか。コロナ禍に入る前は年間10レースくらい参加してましたが、現在は年間3レースくらいに減りました。コロナ禍に走力を落としたので、トレイルレース復帰、次いでウルトラマラソン復帰を密かな目標としています。

 

 一緒に走るラン友さんをつくることもモチベーション維持に繋がると思います。私は走る際は素の自分が顔を出すので、余程気を許したランナーさんとしか一緒に走らない、走れない性格です。正直ゆっくり走っても楽しくないんですよね。とは言え、自分より速いランナーさんを見付けるとテンションが上がって追い掛け回すことがあります。本当、数カ月に一回くらいの頻度ですけど、それが私にとって楽しみの一つです。

 

 走ってみたいけど独りでは続かないという方には社会人のランニングサークルをお勧めします。私も一時期参加していました。月イチのマラニック(マラソン+ピクニックの掛け合わせ)という形で朝から集合して、決められたコースをみんなで走って、温泉に入って打ち上げをするという感じで楽しい休日が過ごせます。私が辞めてしまった理由は、言うまでもなく温度差が・・・笑。

 

 後はTwitter等でランナーさんと繋がるのも良いですね。同じ大会に参加するランナーさんを見付けると少しテンションが上がります。フルマラソンだと参加するランナーさんへの仲間意識はそこまで強くありませんが、トレイルやウルトラは相当過酷なので必然的に一緒に頑張ろう!という雰囲気があります。万人には勧められませんが、トレイルやウルトラを走るランナーさんを尊敬するし、仲良くなりたいと私は思っています。

 

 皆さんは走っている最中に何を考えているでしょうか。私はボーっと今日一日を振り返っていることが多いです。若しくは、Twitterやブログネタとして考えをまとめてみたり、気持ちを整理する時間として使っています。趣味として13年くらいランニングを続けていますが、年齢を重ねても楽しめるのがランニングやマラソンだと思っています。同じ趣味を持っているランナーさんを応援しつつ、私の人生を語る上で欠かせない1ページとして、こうしてランニングについて語れることは幸せなことです。

 

 忘れた頃に「其の弐」を書きたいと思います。最後まで読んでくれてありがとうございました。