10月から引き受けてきた非常勤講師の仕事もようやくひと段落したので、ほっと一息ついでに今年のレースを振り返ろうと思う。

 

 気が付けばも今年も残りわずか。社会人になると学生の頃より数倍時間の経過が早く感じるが、それは毎日必死に働ているからだろうか。私は働き盛りの年齢であり、時間があれば趣味もガッツリ楽しんでいる。それは時間を持て余して何かに熱中するわけでもなかった学生時代とは大きな違いであり、ここ数年が「あっという間」に一年が過ぎるのも納得できる気がする。

 

 今年参戦したレースを振り返ると・・・

 

1月 おごおり駅伝、天草マラソン

3月 福岡小郡ハーフマラソン

4月 平尾台トレイル

5月 向津具ダブルフル

9月 水上マウンテンパーティ

10月 秋吉台トレイル

11月 修験道トレイルin上毛町

12月 防府読売マラソン

 

 駅伝、ハーフ、ウルトラが各1戦、フルが2戦、トレイルが4戦の全9戦。去年トレランを始めて、ウルトラからトレイルに気持ちが靡いたのは否めませんが、恐らく来年も参戦するレースの半分はトレイルかもしれません。何故なら・・・ロードにはないワクワクドキドキがトレイルにはあるから(笑)それにロード(ウルトラ)は、もう少し年齢を重ねた後でも楽しめる気がするから。トレイルはハードです。20代の頃に出会っていたら幸せだっただろうけど、そんなこんなも含めて今こうして楽しみがある人生なのだから満喫していけばいい。

 

 唯一DNFした水上マウンテンパーティ(MMP)は本当に凹みましたが、それも良い経験だったと思います。ロードであそこまで追い込まれることはないし、未熟な自分を知るきっかけになりました。その後の秋吉台や修験道では、調子よく走れて少しずつ私自身も成長できているように感じます。そして、痛感するのは睡眠の大切さ!

 

 向津具、MMP、秋吉台、修験道はそれぞれ大会前日に会場入りして車中泊しているけど、MMPだけはド緊張して一睡もできなかった。スタート直後から驚くほど身体が動かなくて、序盤から他のランナーとの実力差を実感しながら、追いたくられるわ、引き離されるわでどんどん精神的にも体力的にも追い込まれたように思う。

 

 私は後ろに張り付かれて走るのは苦手なので、渋滞になってきたら直ぐに道を譲るようにしている。MMPは何人に追い抜かれたか分からないし、その都度悔しさが増していくばかりだった。でも、秋吉台や修験道は追い抜かれるより追い抜く方が多かったので気持ちの余裕もできて楽しめました。当然、MMPのコースはダントツにきついので、一概に睡眠不足だけが楽しめなかった原因とは言い切れないけど、私の中でMMPの存在は大きな壁のように立ちはだかっているのは確かです。トレイルを始めるにあたって、目標として「阿蘇ラウンドトレイル(ART)参戦」を挙げていたんだけど、正直なところ今の私にはMMPロングを完走することが何よりの目標となっています。

 

 修験道トレイルin上毛町に参戦するのは去年に続いて2度目。500円を支払えば、男性は5kg、女性は3kgのお米を担いで走れる権利を得て、完走後そのお米は持ち帰れるというユニークなルールがある。私はと言うと、2度ともお米は担いでないし、今後も担ぐ予定はありません。トレイルに怪我は付き物であり、そのリスクを高めた上で完走を目指したいとはまだ思えない。お米を担いで走るランナーさんは私より走力や経験が上なのだろうし、レースの楽しみたいと思っているんだろう。

 

 まだ私は仮装するとか、お米を担ぐとか、あえてハンデを背負って走ろうとは思えなくて、やっぱりスタートの号砲と共に「目の前に走っているランナーを全員追い抜いてやる!」くらいの強気な姿勢で必死に走ってしまうなぁ。その気持ちがなくなった時は、仮装でも米担ぎでもやってみたいと思う・・・かもしれない。

 

 今年参戦した大会は、3回に1回は何かしらのトラブルが起きている。向津具では腹痛で3回ほどトイレに駆け込んで脱水状態だったし、MMPではハイドレーションから突然水分補給ができなくなって走りながらチューブの調整をする羽目になったり、修験道ではプロトレックのヤマップが起動せず位置情報が正確に把握できないまま走らざるを得なかった・・・等。とは言え、道具に頼り過ぎてもダメだなと開き直れば、そんなに焦ることもなくマイペースに走れたとも思う。

 

 そして、今年の〆は防府読売マラソンでした。私の気持ちの変化としては、「もうフルはいいかな」⇒「ウルトラ最高!」⇒「トレイル癒されるぅ!(過酷すぎてw)」と回りまわって、改めてフルにも力を入れたい気持ちになっている。正直サブ3を達成したいという強い気持ちはないけど、体感的にPB更新はまだまだ行けそうな気がする。10月から3か月間のダブルワークは思いのほかトレーニングの時間やメンタル面に影響したかもしれず、それを言い訳にはしたくないけど、防府の結果は2年前に同大会で出したPBを50秒縮めるまでに留まった。

 

 毎年この時期は故障に悩まされるんだけど、今年は仕事柄腰痛が酷くて、12月に入ってから右足底の痺れを感じだしてからは、このまま私のランニング人生終わっちゃうかもな・・・という想いも頭を過った。検査を経て、明確な椎間板ヘルニアの異常所見がないことが分かって一安心ではあるけれど、やはり年齢的にも気合でどうにかなるものではないので、セルフケアも欠かさないようにしたい。

 

 来年の参戦予定も少しずつ考えてはいるけど、新年恒例の駅伝大会が他のメンバーの故障でエントリー取り消しとなってしまい、残念な2020年のスタートとなりました。その埋め合わせというより、体験型福袋みたいな感覚で1月12日開催のトレイルランニング2020福岡フォーラムには行く予定です。山のこと、全然知らないもんね。単に走力があれば良いって問題ではないところがトレランの奥深さであり、知らないことが一杯ある感じが私を駆り立てるのです(笑)

 

 2020年参戦予定

2月 別府大分毎日マラソン

3月 五ヶ山背振クロストレイル、福岡小郡ハーフマラソン

(以降、予定)

9月 MMP(ミドルorロング)

10月 秋吉台トレイル

11月 修験道トレイルin上毛町

12月 防府読売マラソン

 

 4月から8月のレースは未定です。と言うのも、来年度もダブルワークは継続しそうな雰囲気で、介護業界の人材育成と発掘に微力ながら貢献できることは私にとっても意味はあるので、恐らく上半期はレース少なめになると思います。私は全国のレースを走り回りたいという欲求はないので、カレーは食べ飽きないように、好きな大会は毎年参戦したいです。フォロワーさん情報で魅力的な大会が見付かれば飛びついちゃうかもしれませんが、まずは近くの脊振山攻略を進めつつ、まったりトレランを楽しみたいと思います。

 

 余談ですが、以前所属していたランニングチームが結構な大所帯になって現在もバリバリ活動していることを知り、「ないなw」と思ってしまった。フォロワーさんを焚き付けて福岡県人会を創設、私は幽霊部員的ポジションで在籍させてもらっているけど、やっぱり走ることに関してイベント性重視の仲良しグループに収まり切れない自分を否定する必要はないと思っている。そこのところ、凄く温度差が伝わり辛いんだけど、そんな扱い辛い私でも一緒に走りたいと思ってくれるフォロワーさんがいてくれれば喜んでお供させてもらいます。