移住後、2本目のレース。前回のつわぶきハーフ(11/16)の際は、下肢に違和感はなかった。寒くなり始めた12月から同年1月に故障した脹脛に筋膜炎の再発が頭を過ぎる軽いズキズキ感が出現する。寒いのは我慢すればいいけど、走っても5kmで脚に違和感が出るのは地味に辛いものがある。昨年9~11月は月間140km前後、それでも多いとは言えないが、12~今年1月は80km前後まで減少。大会前に最低でも15kmを何本か入れておくべきが、つわぶき以降、1本も走れず今大会を迎えてしまう。そりゃ、良いレースができるとは思えない。
節約志向が強めなこともあり、今まで年間通してシャワー浴だったが、寒くなり始めてからは身体を労わることを優先して毎回浴槽に浸かるようにしている。実際、浴槽にお湯を溜めるのと、シャワーを15分浴びるのは同じくらいの光熱費が掛かるという情報も。また、仕事帰りに温泉に通うなど、下肢の状態を万全にする意識を高めたら、1月下旬には脹脛の張りが取れて、漸く10km走れるようになった。毎週整骨院に通っているが、針や電気など色々試しても根本的な解決には繋がらず。2月に入って言われたのが「楽な姿勢を取ろうと反り腰になって、バランスを取ろうと巻き肩になっている。常時、大腿四頭筋と脹脛が張っている原因はそこになるのかもしれない。」以前も別の整骨院で言われた内容だったw 確かに坂道を走ってもいないのに四頭筋が張っていることも気になっていた。
普段から長時間スマホを見たり、座る姿勢も悪い為、あちらこちらに痛みが生じている。整骨院ではEMSというインナーマッスルを鍛えるトレーニングを勧められた。以前も行った経験があるが、結局続けなければ意味がなく、施術料が高負担で続かなかった。今は立ち仕事が多い為、まずは骨盤の位置を意識して反り腰にならないように注意することから始めている。加齢も多少あるんだろうけど、「あちこち痛い」とボヤくだけで済ませていたら、本当に走れなくなると痛感している。
都濃尾鈴マラソンを教えてくれたのは職場の先輩で、一緒に出ましょうと誘われたのがきっかけだった。正直、今フルを走れる走力はないので、モチベ維持も兼ねてハーフくらいならどうにかなるかと話に乗った。以前に比べれば、ガンガン練習してタイムを縮めるという気持ちはないかなぁ。大会前にSNSで「目標100分切り」を宣言したのも、どこかでスイッチを入れないとまずいよねって気持ちの現われ。今の練習量でトレイルやフルは正直厳しいので、都濃ハーフで100分切れなかったら、鏡洲の森ロング、青島太平洋マラソンにはエントリーしないと決めた。以前は、SNSを活用してフォロワーさんのランツイをチェックしていたけど、全然走れていない自分が後ろめたくて、今はSNSは発信のみ。モチベ低空飛行中です。
今大会、ワースト3に入るくらい緊張感がなくて、準備は前日、いつも通り12時過ぎに就寝して4時間ほど睡眠。都濃町まで高速を使って約1時間、5時起きして納豆ご飯を海苔で巻きながら食べた。6時に自宅を出て、7時過ぎに臨時駐車場へ到着。少し眠気があったので10分タイマーをかけて、コトっと直ぐ寝落ちする。つわぶきハーフのタイムは約95分、それより良いタイムが出るとは思えないし、今回100分切れる確率も30%くらいかなと弱気予想。6時台に小雨が降っていたが、昼にかけて晴れ間が見える予報。7時時点で気温は10度前後、風もなかったからコンディションは上々だった。
大会会場は都農神社内に設置されていて、田舎の神社なんて...と舐めていたら、鳥居から結構立派。本殿まで奇麗な参道が通っていて、鳥居並の太さの杉が広がっていたのも圧巻だった。都濃町はワイナリーで有名らしく、ワインを参加賞でもらえる。長年大会に出ていると、本当に参加賞は消費できる物が有難いと思う。受付を済ませて、準備運動後にゆる坂を何本かジョグ。ハーフは800名未満のローカルな大会で、スタートブロックは区切られないし、スタート10分まででも余裕で位置に付ける。今の私には、その程度の緩さがちょうど良かったかもしれない。弱気の現われか、スタート位置は控えめに中盤後方辺りに立った。
とは言え、スタート1分前にサングラスを掛けると、内心(全員追い抜いてやる!)とスイッチが入る。号砲と共に隙あらば前へ前へと順位を上げていく。乾燥肌だからかなぁ、最初の直線で左脚のカーフカバーがずり下がり、程なくして右脚もずり下がって、もういいやと諦めた。いつもなら一回は試走に来るけど、今の私にそんなヤル気はないので、コースも高低差も不明w ただ、つわぶきハーフと違って、折り返しがあって、走った道を戻ってくるコース設定なのは良いポイント。職場の先輩とエールを交わせる機会もあるし、反対車線からランナーさんの視線を受けながら走るのは緊張感が増して嫌いではない。
最初の5kmは4:30/kmペースの入り。今回は好きな色のオレンジコーデにしたので、2018年のさが桜マラソンのTシャツを着用。5kmを過ぎた辺りか、後ろから来た年配ランナーさんから話し掛けられる。「さが桜出られたんですか⁉」や「1月は300km以上走って延西に出た」とか、「私は60代だけど、○○さん(約50m先を走るランナーさん)は70代だから負けられない」等、10分くらいフレンドリーに話しながら走った。つわぶきハーフの時も話し掛けらたし、以前のガチランナーの時なら塩対応でぶっちぎってそうだけど、まぁこれも含めて楽しめればいいかという気持ち。70代のランナーさんのところまで引っ張って、「頑張って下さい」と声を掛けて、少しだけペースを上げて先を走った。
9km付近で反対車線をトップの選手が快走してきたので「ナイスラン!」と声を掛ける。3位まで声を掛けたら、さて私も頑張ろうと気持ちを切り替えた。前後のランナーさんの入れ替わりはほとんどなくなっており、ペースが近いランナーさんと並走したり、抜きつ抜かれつを繰り返していた。12kmを超えた辺りから疲労を感じ出して、ペースの維持が苦しくなってくる。程なくして、フレンドリーに話していたランナーさんから無言で抜き去られる。100mくらい差を付けられたものの、それ以降は常に視界に入る位置を走っていた。反対車線をずっと見ていたけど、先輩は見付からず。リタイアしたかな⁉と心配していたら、最後尾でパトカーを引き連れて走っていた。お互い気付いて手を振り合う。さて、60代のランナーさんに追い付けたらいいけど、そんなスタミナ残ってるかなぁと考えている内に、15分遅れでスタートした10kmの部のランナーたちと合流する。
5~6分ペースのランナー群だろうか、私は次々に追い抜いて最後のエイドへ向かう。マイペースで走ってもらって構わないんだけど、エイド前で立ち止まったり歩き出すのが大分迷惑なんだよね...まぁそこは我慢かw ハーフを折り返して補給したジェルが効いてきたのか、一段ギアが上がる感覚があった。一緒に走っていたランナーさんにも差を付けられていたし、もう私は沈んだって思われていただろう。抜き返す際に「何でそのペース⁉」ってボヤいているのが聞こえた。そのまま60代のランナーさんにも追い付いて、丁寧に「ファイト!」と声を掛けて、「抜かれたぁ!」という叫び声を聞き流して先へ進んだ。いつもだったら、後○kmで今のペースならタイムは○分くらい...など逆算しちゃうけど、一切考えずゴールラインを越えることだけ考えていた。
下肢の違和感も出ず、大きくペースも崩さず、無事ゴール。タイムは、つわぶきハーフより12秒速い95分台だった。あの練習量で良く走り切ったなぁ!と自分を褒め称えた。総合順位も参加ランナーの10%くらいで申し分なし。コロナ禍以降は参戦するレースが激減して、SNSで知り合ったラン友さんとの交流も途絶えてしまった。マラソンは独りで走る競技なようで、独りじゃないんだよね。ゴールした後、コースに一礼するんだけど、私に声を掛けてくれた60代のランナーさんは見当たらず。待って、もう一言くらい声を掛けたかったけど、私も大分ふらふらだったので、豚汁とおにぎりを頬張って足早に会場を去った。
臨時駐車場に向かう途中に道の駅があって、店内はランナーさんや一般客でごった返していたけど、どでかい白菜が180円で売られていたので購入。冷蔵庫に葉物野菜がないと落ち着かない性質なので、ルンルンで帰路につきました。都濃ハーフのコースは、緩やかな高低差があって走り易かった。普段ワインは飲まないので、こういう機会でしか手に入れることもなく、参加賞も好印象。また来年、万全な状態で走りたいと思える素晴らしい大会でした。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。