少し前に地上波で「ワイルド・スピード ICE BREAK」が放送されていたので、一応観ました。一応というのは、続編モノって大概面白味が欠けてくるからそこまで期待はしていない。ICE BREAKは8作目ですが、ワイスピも11作目で完結するようです。やっぱり、ブライアン(ポール・ウォーカー)やハン(サン・カン)が居た頃が熱かったかな。ポール・ウォーカーは2013年に交通事故死して、撮影途中だった7作目SKY MISSIONは弟さんを代役にしてデジタル技術で加工している。最近はドウェイン・ジョンソンやジェイソン・ステイサムなど筋肉派の活躍が目立つけど、私が注目したいのはカート・ラッセル。ちょうど映画「バックドラフト」のサントラを聴いてたこともあり、すっかりイケオジになったなと感じる。バックドラフトの頃のような硬派なお兄ちゃん役も恰好良かった。映画俳優は歳を取りながら良い味出してきますが、映画自体は何年経っても廃れないものです。

 

 4月の平尾台トレイルを終えて、次戦として11月の下関海響マラソンにエントリー済みです。私が暑さに弱くなったのか、異常気象なのかは分からないけど、夏場のレースは控えた方がいいかなと思っている。そこでモチベーション維持の為にプチ合宿気分で山活を楽しみたいです。その第1弾として、自宅近くの三郡山系を縦走する三郡縦走に行ってきました。三郡縦走は4回目かな。内3回が往復している。一般的には宝満山の麓にある竈門神社から若杉山まで行って温泉に入って電車で帰る、若しくは篠栗側からというパターンが多いと思うけど、私は往復したいので正確には三郡縦走ダブルと言っています。

 

【行動食】

ソフトフラスク(アクエリアス)、アミノバイタル・ゴールド(500ml)、カロリーメイト1pak、塩分タブレット4個、スティック羊羮1pak、柿ピー1pak、ホットサンド

 

【装備】

シューズ(SALOMON、Sense Ride4)、ザック(SALOMON、AVD SKIN 12)、時計(GARMIN、fenix7)、ファーストエイドキット、ウインドシェル、おにやんま君

 

 今回は「準備区間」「稜線区間」「帰還区間」の3つに分けて書いてみます。ロードはオートポーズ機能を使うけど、トレイルは立ち止まってもタイムを止めていません。

 

 「準備区間」

0628 自宅発

0648 竈門神社着

0655 入山

0730 百段ガンギ着

0735 中宮跡着

0747 宝満山登頂

 

 5時起床、いつもの朝食(グラノーラ、ホットサンド)を食べながら、ホットサンドは補給食としてザックに詰める。今回のホットサンドは、とろけるチーズ+ポテサラです。数カ月前に天神に行った際、試飲用として配っていたMONSTERを保管していたことを思い出して、グビグビと飲んでみた。味は炭酸ジュースだけど、結構ヤバめな飲み物だと思っているので、恐らく自ら買って飲むことはないでしょう。両足首にサポーターを装着、天候は晴れのち曇り、三郡山系は標高900mくらいで日陰率も高く、そこまで暑くはならないと予想。水分がソフトフラスク500mlとペットボトル1本の計1ℓで足りるのか...そこはあまり深く考えずw 合宿と言っても行くかどうかは前日決めるいい加減さなので、準備も朝起きてから行うズボラさん。本当なら登山保険等も加入しておくと安心ですが...。

 

 台風の影響か数日前に大雨が降っていたので、水場が枯れていることはないだろうと思っていた。まだ朝夕は少し寒いのでウインドシェルを着用して自宅スタート。太宰府天満宮内を横切って、竈門神社へ。大体走り出しは身体がダルいことが多いけど、エナジードリンクの効果なのか快調な足運び。竈門神社で参拝して入山前に山へ一礼。平日とは言え、宝満山は県内では人気なので、私が登った時間帯でも既に下山されている方が居られた。朝が弱い私は基本昼から宝満山へ登ることが多く、その時間帯は普段着+普通のシューズという登山経験が浅そうな人をよく見掛ける。一方で早朝から登山されている方は、しっかり重装備、何より挨拶を必ず返してくれるのが心地良い。

 

 宝満山は岩場のやや急登なので基本歩きだけど、普通のお散歩ペースで登っていても先に登っている登山者に追い付けてしまう。速い人は30分くらいで登頂できるみたいだけど、私は50~60分を想定。入山してから直ぐに暑さを感じてきたのでウインドシェルを走りながら脱いで...こう言うところもレースで活かしたいけど、結局立ち止まってザックに直すw 名物の百段ガンギ(百の石段)もサクッと登って、休むことなく登り続ける。頑張り過ぎて心拍を上げ過ぎると立ち止まらないと回復できないくらい疲労が溜まるので、動き続けれるペースを覚えることが大事‼入山から約52分で登頂、私にとっては良いペースかな。山というのは結構声が通るもので、山頂で何やら登山仲間の悪口を言っているオジサンがw 山の楽しみ方は人それぞれだろうけど、山頂の解放感もあってか余計なことを大声で話すのはどうかと思う。

 

 宝満山登頂を準備運動と言ってしまえば聞こえが悪いけど、三郡縦走をする上で体調確認という意味で準備区間とした。入山を決断した時点で体調不良はあり得ないけど、最悪宝満山や三郡山で折り返して下山する選択肢も作っておきたい。四王寺山は400m級だし、トレイルとロードが交錯しているのでエスケープも可能だけど、三郡縦走をするとなると少しは心の準備も必要になる。慎重派と思わせて、実は大雑把。準備は当日朝、登山保険は最近未加入、ガーミンにルートナビは入れてない等、要所で舐めてるところがあるから痛い目見ても自分の責任だよねw

 

 「稜線区間」

0750 宝満山発

0800 仏頂山着

0821 頭巾山着

0831 三郡山着

0847 三郡山発

0925 前砥石山着

0939 砥石山着

0949 鬼岩谷着

1039 若杉ヶ鼻着

1043 若杉山着

 

 

 

 宝満山から鎖場を降りれば若杉山に繋がる稜線に出られる。山頂を経由しなくてもキャンプ場側から迂回すれば、鎖場を通らず稜線に出られる。私はあんまり鎖場は好きじゃないので、気分次第でキャンプ場側から稜線に出ます。宝満山とキャンプ場は直ぐ近くなので、キャンプ場で一泊して山頂で日の出を見るというのもやってみたい。キャンプ場にはトイレも設置してあります。稜線を進んで仏頂山の手前くらいに大きな看板があって、その辺りがうさぎ道への分岐です。小さなプレートが括り付けてあるけど、初めてうさぎ道を通った時は今ほど危機感もなかったし、「楽しんだもん勝ち」くらいの勢いで下りて行った気がするw 冒険心も大切だけど、来た道を戻るのが無難だとは思います。宝満山のゴロゴロした岩場を下るのは足首にダメージがあって私にはキツいので、必ずうさぎ道から下っています。

 

 去年もこの時期に左の足首周辺に痛みが持続していた気がする。今年も2月くらいから痛みが出現して、トレイルレースやトレランをする度に痛めては、少し良くなっての繰り返し。宝満山の山頂が近付いてきた辺りから、左足首に違和感が出始めていた。時限爆弾のスイッチが入ったような感覚です。稜線に出ると東側から風が抜けてきて、暑過ぎず寒過ぎずという感じ。適度に木々が生い茂っているので木漏れ日程度の明るさで、三郡山までは走れるところも多い。宝満山の登山道を歩かれている方は割と軽装だけど、稜線以降は重装備の方もちらほら。三郡山に到着して一旦休憩、本当は焼き立てがいいけど、少し萎びたホットサンドを頬張る。

 

 季節的にアブが出てくるのはもう少し先かなと思っていたけど、三郡山等開けた場所ではブンブン飛び回ってた。おにやんま君の効果は未知数だけど、昨年から使い出してアブが寄って来なくなった気もする。酷い時は噛まれて赤く腫れるので要注意です。アブも嫌だけど、稜線に入って地味にメンタルを削って来るのが蜘蛛の巣w ほぼ見えないからノーガードで絡み付いてくるから嫌。目の周囲に蜘蛛の巣が張り付くともうストレスMAXですね。落ちている小枝をブンブン振って抵抗してみたけど、疲れるだけだったw 後は季節的に花粉が辛い。本格的な時期でなくても山中では鼻水が止まりません。若杉山はその名の通り、杉林なのでスギ花粉の時期に行こうものならまともに歩けないでしょう。

 

 エナジードリンクの効果が薄れてきたのか山頂に付く度に小休止、山の上でもしっかり電波が入るのでスマホを開いてしまうと5~10分は経ってしまう。予定では14時までに下山して、BBQに行く予定にしていた。10時半までに若杉山に付いて、折り返し...と考えていたが想定より遅れ気味であることに気付いて真面目に歩き出す。数日前の大雨の影響はほぼなかったけど、枯れ葉が積もって正確な路面状態が分からなくてズルッと滑ること3回。こう言うのも不意に足首に負担が来るので怖い。ショウケ越を抜けたら、もう若杉山だけどここからも地味な登りが続く、山頂目前の急登をクリアすれば若杉ヶ鼻に到着。三郡山系で一番好きな場所ですね。宝満山から結構な距離を歩いてきたことが確認できる。

 

 「帰還区間」

1045 若杉山発

1140 鬼岩谷着

1154 前砥石山着

1203 砥石山着

1245 三郡山着

1254 頭巾山着

1317 仏頂山着

1321 うさぎ道へ

1417 下山

1443 帰宅

 

 

 

 

 予定より10分程遅れて若杉山へ到着。補給する時間も惜しいので、直ぐに折り返しに入る。左足首周辺の痛みは更に強くなってきて、下りの一歩一歩に時間が掛かるようになる。過去の三郡縦走ダブルは、車を使って竈門神社スタートで往復6時間半くらい。今回は自宅スタートなので8時間以内で帰りたかったけど、それも怪しくなってきた。BBQを企画してくれた友人に「14時までに下山の連絡ができなかったら遅刻します」とLINEを入れる。本来なら余裕を持ってトレランすべきだろうけど、余裕があり過ぎるとダラダラ歩いてしまって体力も補給食も減るばかりなので少しお尻に火を点ける。

 

 若杉山の看板には三郡山まで100分(約7.5km)とある。何回か短時間休憩を入れてしまった往路(三郡山⇒若杉山)は約120分...足を痛めつつ走れるところ走りながら休まず進んだ復路(若杉山⇒三郡山)も120分w これ誰基準で書いたんだろうね。若杉山から鬼岩谷は結構勾配もあってキツイ。そして、三郡山に到着する頃には水分は飲み干してしまう。そこまで暑くはなかったけど、干からびそうになりながら、うさぎ道へ。本当ならルンルンで下っていくんだけど、トレランをする度に左足首の痛みがぶり返して特に下りは苦痛でしかない。ずっと痛いわけではなく、木の根等を踏んで足首を少し捻った時に激痛が走ったり...今後の山活に影響しそうなだけに真面目に治療を考えたい。

 

 うさぎ道を通るとオアシス的な水場がある。ドボンはしたことないけど、足をクーリングしたり、手足を流すだけでも気持ち良い。口を湿らせる程度でも気休めになるかと、空のソフトフラスクに水を汲んで残り数キロを頑張る。結局、準備区間で7組、稜線区間で4組、帰還区間で3組の登山者の方とすれ違ったけど、全員が挨拶を返してくれたことは普通に嬉しいことだった。予定より17分遅れで下山、即自販機でリアルゴールドを購入、飲み干してから自宅までもう一息。帰宅して直ぐにシャワーを浴びて電車に飛び乗ったら無事にBBQに間にあいました。平気な顔をして肉を焼いていましたが、脂っこいものを胃袋が受け付けないし、立っているのも辛いくらい疲労困憊でした。まぁ、楽しければそれでよしです‼

 

 「まとめ」

 左足首の痛みは事前に分かっていたことなので別として、今回も無事に帰宅できて良かったです。シャワーを浴びている最中に、アブに噛まれていることに気付きましたが...許容範囲かとw プチ合宿の第2弾、第3弾も決めているけど、まずは左足首の状態が改善しないことには山に入るのも恐ろしい。自力で歩いて帰って来れる前提だから、8時間近く山の中で遊び回っても平気で居られますが、これが動けなくなると考えるとねぇ。当たり前に思える健康や丈夫な身体に感謝して山も楽しみたい。数年通院してきた整骨院と若干トラブルになりましたが、無事和解して今後は院長しか施術を行わないという待遇になったので、しっかり診てもらって検査・治療を行いたいです。最後まで読んでくれて、ありがとうございました。