剣が君百夜綴り〜感想〜
この前剣が君の本編について感想を書かせて頂きましたが、今回はFDの百夜綴りについてざっくりとご紹介したいなと思います！本編が大好きだったので、続編を買わない訳がありませんね！私はVITA版をプレイしていたので、トロフィーとコンプ率100％について一応書いておきましたが、スイッチ版には本編と百夜綴りがセットとなっているので、トロフィーに拘りがなければスイッチ版の方がお得だと思います。
ストーリー
本編では花嫁行列が終了し、格キャラには四つのエンド（君エンド二つ、剣エンド二つ）が用意されていたんだけど、百夜綴りはその続きという感じです。かなりシリアスで悲劇的な本編だったが、本作はもっと気軽な感じ。糖度はより高くめでスチルがとても綺麗、本編では描ききれなかった物語、過去、幼少期、家族や結婚後の幸せな話などが100種類の短編集のような形で丁寧に描かれています。攻略キャラだけはなく、サブキャラの要素もあるので、剣が君の世界をより深く知ることができるので、ファンの方には是非おすすめです！
「書庫」にある書を読んでいくにつれて新しい書がどんどん開放されていくという感じなので、順番がある程度決まっています。100種類の物語を読み終えると101目が解放され、総合101種類の短編になります。40時間前後で中々のボリュームでした。
進め方とトロフィー・コンプ率100％の方法
進め方とトロフィーに関しては、書の中には格キャラの栞（つまり選択肢）があります。選択肢によって「勾玉」を取得し、これは消費することでおまけ要素を解放できます。選んだ栞によってそのキャラの視点からシナリオが進んでいき、そのキャラの栞を10枚集めると貸本が開放されます。コンプ率を100％に達成しないとトロコンできないので、セーブロードを利用し、全ての選択肢を選ぶのがおすすめ。割と簡単で分かりやすいので、攻略サイトは必要ないと思うけど、自分は念の為一応使っていました。ボリューム的には本編より短く感じたけど、丁度良い長さでした。
良かった点
剣が君の世界だけではなく、結婚後、過去や子供の頃、そして非攻略対象のキャラなど色々な話が揃っており、ファンとしては嬉しかったです！キャラのプロフィールのようなおまけ要素もあり、好きなキャラについてより深く知る事ができます！本作は前作と違って短編集なので、サクサク進めらるのもポイントでしょう。FDという事で糖度は本編より高めで素敵なスチルも豊富。攻略サイトを見なくてもいいぐらい簡単でバッドエンドもないので、気楽にプレイできます。サブキャラの皆も魅力的だったので、彼らのストーリーが凄く面白かったです！
気になった点
システムが非常に不便です。ゲームをスタートするとタイトル画面から書庫へ移動する事も書を選択する事も出来ません。毎回いちいち「初めから」を選んで主人公の名前や誕生を日設定し、そこから書庫に移って書を選択しなければなりません。なぜタイトル画面から直接書庫へ移動できないのか不思議です。面倒なシステムではあるものの、解決方法は二つあります。
- 一つ目は書の中にセーブし、そこからロードする事です。もし書を読み終わってからゲームを中断したい場合、次の書を開始してセーブするのがおすすめです。次にプレイする時そのセーブをロードすれば、タイトル画面に戻らずに進められます。
- 二つ目の方法はVITAとスイッチのスリープモード機能を使用する事です。私はあまりvitaの電源を切らないので、スリープモードを使っていました。
もう一つの気になるところなんだけど、獲得済みの勾玉と栞は後で確認できないので、自分でメモしておくか順番通りに進めていく必要があるんです。適当にやってしまうと分からなくなる可能性があるので、ご注意を。「取得済み」のような印さえあれば良かったのにね。メモを取るのが面倒なので、私は攻略サイトを参考にしながら順番通りに進んでいました。
キャラクターと総評
キャラクターについては本編の感想記事で詳しくご紹介しましたが、全員が本当に魅力的で物語も丁寧に描かれているので、文句は一切ありません。音楽、スチルやイラストが前作と同じ素晴らしかった。本編に比べて糖度を期待できるし、スチルも豊富で大満足でした。本編の続きになるので、それをプレイし終わってからには強くおすすめします。
剣が君について詳しく知りたい方には、本編とキャラの感想記事のリンクを以下に貼っておきました。ネタバレありなので、本編未プレイの方にはご注意をお願いいたします！
好きな順：黒羽実彰＞螢＞九十九丸＞鷺原左京＞鈴懸＞縁。
総合評価：4星（最大5星）
おすすめ度：5星
ストーリー：5星
キャラ：5星
糖度：3.5星
音楽：5星
システム：1星
ボリューム：40時間ぐらい
トロフィー難易度：非常に簡単