狼と香辛料ーアニメ2回ー | 夜半の月

夜半の月

常ならむ 此の世と言えど あまりにも 想いはただに 夜半の月とは【自作】

徒然なるままに、医療や法律や経済や和歌などや音楽や映画やツーリングやエビアクアリウムについて書いて行こうと想います。研究者の目から見ての大学や受験についても書きます。

 

今日も良い出来で本当に今回のアニメ化は大成功だね。

ロレンスは本業だけ真面目にやっとけば良いのにまたしては要らん事にクビ突っ込んで上手くいけばいいけどね。

為替とは現代日本では為替手形で自己の持つ債権ーA社に対する売掛金ーをA社が支払う約束でB社に対して購入代金を手形で支払う事で同時に決済が終わる。

今回ではロレンスはコレを葡萄酒で領地経営している領主に話をしていた決済システムの事で名義入りで本人確認が必要で換金性が低く金貨など通貨みたいに直ぐに使えないので盗賊や泥棒などに対して自分自身の安全性を高めるのには便利な方法である。

もともと船による貿易の際に輸出側は確実に代金が回収出来るか詐欺の不安が有り、輸入側も不良品や数量不足などの詐欺の不安が有るのを解消する為のシステムで次の二つの方法がある。

 荷為替手形決済

輸出側が船に積んだ証明の船荷証券ーB/Lーと為替手形を発行して輸出側の取引銀行に取立を依頼して輸出側銀行は輸入側の取立引受銀行に代金取立を請求して、書類と請求を受けた輸入側取立銀行は輸入側に対して船荷証券を提示して代金決済を迫り決済出来ると輸入側に対して船荷証券を引き渡して輸入側は商品を受け取り、輸入側取立引受銀行は輸出側銀行に送金して輸出側銀行は輸出側に送金して取引は成立する決済。

 

 信用状付荷為替決済ーL/Cー

輸出側は為替手形買取保証と輸出側の支払保証が付いている更に安心な取引。

  1. 輸出者と輸入者のあいだでL/C決済条件で売買契約を締結することからスタートする

  2. 輸入者はL/C開設銀行(普通は輸入者の取引銀行)に輸出者宛てのL/Cの発行(開設)を依頼する
    信用状開設依頼書によります。

  3. 開設銀行は開設依頼人(輸入者)から依頼された内容のL/Cを発行し、輸出地の銀行(通知銀行)に送る
    通知銀行は、輸入者から指定が無ければ、輸出国にある開設銀行の支店かコルレス銀行とされます。輸出者が、自己の取引銀行を通知銀行にするよう指定することも多いです。

  4. 通知銀行は、L/Cが届いたことを輸出者に通知する。

  5. 輸出者は、契約書およびL/Cの内容通りに商品を船積みし、商品を受け取った船は、輸出者にB/Lを交付する。

  6. 輸出者は商品代金の金額に相当する為替手形を発行する。

  7. 輸出者は、発行した為替手形とB/Lその他L/Cで要求されている船積書類とをセットして輸出者の取引銀行(「買取銀行」)に渡し、買い取ってもらう
    上記は一般に「ネゴ」と呼ばれます。「ネゴ」とはネゴシエーション(negotiation)を略した呼び方で、荷為替手形を銀行が買い取ることにより、輸出業者の代金回収を早める方法のことです。
    D/Pとして取立に回していた場合には、輸出業者(売り手)が銀行にB/Lと為替手形を持ち込んでから、お金を受け取るまでに2週間以上かかってしまいます。しかし、L/C決済であれば、開設銀行の支払保証が付いているので、買取銀行はD/PやD/Aと比べると安心して買取に応じるのです。
  8.  
  9. 船積書類と為替手形は、買取銀行から輸入地の開設銀行へと送られる

  10. 開設銀行は、船積書類と為替手形を輸入者に呈示して、引受または決済を求める
    輸入者は、為替手形の引受または決済を行うことにより、B/Lなど船積書類を入手し、船会社にB/Lを提示して商品を受け取ります。

  11. 輸入者が開設銀行に支払った現金は開設銀行から買取銀行に送金される
    買取銀行が輸出者からの買取に応じていた場合には、その弁済として充当されます。ディスクレ(L/C条件と船積書類の記載内容が不一致であること。ディスクレパンシー(discrepancy)の略)その他何らかの理由で買取に応じず「取立」としていた場合には、輸出者の口座に入金されます。