伊東純也事件ー法学者の視点ー | 夜半の月

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常ならむ 此の世と言えど あまりにも 想いはただに 夜半の月とは【自作】

徒然なるままに、医療や法律や経済や和歌などや音楽や映画やツーリングやエビアクアリウムについて書いて行こうと想います。研究者の目から見ての大学や受験についても書きます。

 

 

サッカー関連アカウントがXやYouTubeで女性攻撃と新潮攻撃で荒れ狂ってる。其処で言っている内容は信用毀損や名誉毀損や偽計業務妨害罪など話にならないモンでさっさと捕まって欲しいものだ。

この言動の原因は伊東純也氏の弁護士の発言で有る。

 

 

 

 

上記の記事の通り現行法ではほぼ構成要件は充足されており旧法では少し不透明な部分もあるがかなり充足されていると言える。ただし、主観的な犯罪なので補充捜査が重要で有り、監視カメラの確認が必要になるので時間は3か月程度が目処になるであろう。争いの無い事実から判断すると昭和の強姦罪時代では同意さえ有れば無罪だったが刑法現代化以降は同意の内容については極めて厳しく問われアルコールが入って昏睡状態ならまず有罪になる可能性大で有る。

「同意があったとか、なかったとか、そういう話ではありません。これは、完全なでっち上げの事件なんです。確かに伊東が、ホテルの部屋でA子さんとB子さん、それに専属トレーナーと過ごしたのは事実です。  しかし、女性らの主張を否定する数々の決定的証拠があるんです。たとえば、伊東の部屋で、“ジャージ姿” で眠るB子さんの姿を収めた動画です」下記記事から抜粋したが、この状況は明白に準強制性交の補強証拠となる蓋然性が高いし、強制性交する際に服が破れてジャージを二人がかりで着せ替えて同意した証拠に使おうとしたとも見える。通常お互いが納得して性交した時にこんな動画を撮るだろうか?そう言うところから怪しまざるを得ない。

 

 

 

上記で論じてるように虚偽告訴は客観的事実に反して相手を刑罰などの処分を企図して成立する犯罪なので主観的な犯罪で有り、実務では常識の心神耗弱や心神喪失で記憶が錯乱する事が当然の犯罪では本当に別の場所に居たとの証明が無い限りはほぼ成立しない。

犯罪においては被害者はほぼ精神状態が異常になるのが当然とされているので正常化バイアスやストックホルム症候群やPTSDの影響で加害者に阿った事をー親愛の情を示したりーするのは自然な事で、それが有るからと言って同意が有るとは言えないのが法学者の常識で逆に言えばそれが無い方が軽い被害を受けてると見える。そして、小説やゲームや刑事ドラマの影響で被害者証言が少しでも矛盾が有れば無罪になると勘違いする方が多いが実務では矛盾が無い方が筋書きを書いてる狂言と見る事が多く末節で矛盾している方が信頼性が高い。

法律を学び研究して社会を良くしたいものは地の塩となって全ての事件は同じものなど一つも無いのだと心に銘じ個別具体的に実務と理論に架橋して取り扱って欲しいモノだ。