『黒冷水(こくれいすい)』 羽田 圭介 | OYJ Dimension

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単なる備忘録として。

『黒冷水(こくれいすい)』

羽田 圭介

株式会社 河出書房新社

2004年1月10日 4刷発行

Book Off OnLine \220-

 

  著者が都内高校三年在学中に書いた小説でだ40回文藝賞を受賞した作品。兄弟喧嘩が酷くなり、兄は弟を憎むようになり、弟が兄の友人の策略で、シンナー中毒そしてヘロイン中毒になる。兄はヘロイン中毒になった弟を助けようとする。兄の心情がころころと転じ、最後に兄弟は分かり合えたのかと思いきや、大転換が待っている。

 

 高校生が書いた小説とは思えないくらい上手い。凄いという感じだが、私には合わなかった。読まなければよかった。時間の無駄だった感じ。読後感が悪い。