『クライム・ゼロ』 マイケル・コーディ | OYJ Dimension

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単なる備忘録として。

『クライム・ゼロ』

マイケル・コーディ

  第一刷 2001年3月31日

株式会社 徳間書店

Book Off On Line \110-

 

 

 犯罪をゼロにして、アメリカの平和を取り戻そうとする三人の女性がいた。一人はCIAのNo2の幹部、世界的なバイオベンチャー企業の社長、そして合衆国初の女性大統領となる女性の三名。CIA幹部とバイオベンチャー社長は、<犯罪の90%は男性が起こすという>統計的な事実に基づき、犯罪歴のある男や、ある国の軍隊の男たちに、改変した遺伝子を導入する大掛かりな実験を計画した。その遺伝子は、攻撃的な感情や激情を制御するセロトニンなどの脳内ホルモンをどんどん分泌させる様に人為的に改変された遺伝子だった。遺伝子を導入された男たちは、最終的に自殺するに至る。<良心>と言う名のプロジェクトだった。

 

 もう一人の主人公CIAの捜査官デッカーは、暴行殺人を犯して、服役中の死刑囚が自殺した事件を調べる中で、その死刑囚の遺伝子が改変されていることに気付く。一方では、改変した遺伝子をウイルスに載せて、世界中に拡散させて、男性の遺伝子を大規模に改変しようという計画<クライムゼロ>プロジェクトが進められていた。 

  

 「イエスの遺伝子」  を読んでから(2021/6)、彼の作品を読みたいと思っていて、ブックオフで見つけて読んでみたら、とっても面白かった。 

 

 

 

東京出張の途上で読んだ。