先日、週末を利用してベトナム中部の街、フエ(Huế)に行ってきました。
フエ(Huế)
フエはベトナム中部に位置する都市。
かつてベトナムに存在したグエン王朝の都が置かれていた古都です。
同じく中部ベトナムにある人気のビーチリゾート:ダナン(Đà Nẵng)からは北西に100kmほど離れています。
(https://www.stuartholmes.com/#/vietnam/)
フエへのアクセス
フエには空路で郊外のPhu Bai International Airportからアクセスできるほか、
ダナンから陸路(バス、タクシー)、また列車で市内のフエ駅を利用する方法などがあります。
今回は南部のホーチミン市から飛行機で移動しました。
International Airportという名称ではありますが現時点では首都ハノイ市と1日5便、南部の商都ホーチミン市と1日8便就航しているのみです。
ベトナム航空とLCCのベトジェット航空(VietJet Air)が
それぞれ複数便運行しています。
今回はフライトのタイミングでベトナム航空を利用しました。
ベトジェット航空もベトナム国内で人気が高い航空会社で
国際線も含めてちょくちょく利用しており全く問題ありませんので(ベトナム航空よりコスパが良いと感じることもしばしば・・・)フライトタイミングで決めれば良いかなと思います。
フーバイ国際空港から市内へのアクセス
空港から市内へはGrabを利用して車で移動しました。
空港の建物内にタクシーカウンターもいくつかありました。
今回Grabですぐに車は捕まりましたが小規模な空港ですのでホテルの空港ピックアップサービスやタクシーカウンターでのタクシー申し込みもオプションに入れておいた方が良さそうです。
空港から市内までは15kmほど、30分弱でホテルに着きました。
フエでの宿泊
alba spa hotelというホテルに宿泊しました。
予約したのが出発前日の夜でゆっくり選ぶ時間がなく「alba」ブランドを水で知っていたこと、ホテルにあるジャクジーに惹かれてあまり比較などせず決めました。
ロケーションなどをきちんと調べていませんでしたが結果的にはホテル自体も場所もとても良かったです。
日本語を話せるスタッフの方はいませんでしたが皆さん親切でした。朝食はバリエーションはそこそこ(私には十分)、味も美味しかったです。新市街には朝から空いているお店やカフェがたくさんあるので、ローカルフードを楽しみたい方はホテルの朝食は不要かもしれません。
旧市街と新市街
市内を流れるフォーン川を挟んで北側に王宮などがある旧市街南側に飲食店やホテルなどが立地する新市街が広がっています。
ホテルの多くは新市街にありますし、食事などのことを考えると新市街側に宿泊するのが便利です。
グエン朝王宮
新市街のホテルから旧市街のグエン朝王宮までは歩いて40分弱でした。フォーン川を渡っていくことになりますが行きはチャンティエン橋、帰りはフースアン橋を歩きました。どちらの橋も車やバイクに混じって大きな荷物を運ぶ自転車が走っているなど生活感溢れており味があって楽しかったです。ただ朝の8時台でもかなり暑く、橋を歩いて渡っている人は行きに日本人らしき一組のカップル、帰りに白人の女性2人組がいたくらいでした。
グエン朝王宮に着くと、観光バスがたくさん乗りつけていて海外からの観光客が細い道を一列になって車とすれすれのところを歩いています。国内からの旅行客や遠足(修学旅行?)と思しき学生さんの団体などもいて、ベトナムの方にも人気の場所であることを実感。日本で言えば鎌倉や京都のイメージでしょうか。
入場料(たしかVND 200,000≒1,200円)を払い、いざ中へ。下調べせずに行ったので、なんとなく歩き回っていたらあっという間に2時間近く経ってしまいました。ベトナムの街中の喧騒とはうってかわって独特の静けさが広がる不思議な空間でした。建物など修繕された部分もある一方、庭は良くも悪くも手入れされすぎておらず当時の雰囲気に想いを馳せながら時の流れも感じられる心地良さがありました。
フエ観光(周遊バス)
フエにはいくつもの名所があるのですが、それぞれ少し離れていて移動にはバイク、車、バスが必須です。次に行くことがあれば少人数のバスツアーかガイド兼ドライバーの個人ツアーに申し込んで色々回りたいと思います。
今回行きたりばったり旅だったので事前にツアーは申し込んでおらず、午前中グエン王宮へ歩く途中に見かけた2階建てバスに乗って回ってみることにしました。
世界の主要都市で見ないことはない赤いボディでお馴染み、City Sightseeing Bus。有名な観光スポットを周遊してくれるうえに、各バス停で乗り降り自由(hop-on hop-off)で便利なので初めて行く都市ではよく利用しています。
このバスなら間違いないだろうとバス乗り場らしきところへ行ってみると、フエでは1時間に1本のみ。しかもちょうど10分前に出発したところ(新市街を各時0分に出発)・・・どうしようかと悩んでいたら隣に三回りほど小さい紫色の観光バスが。
スタッフの方に聞くと周回コースは二階建てバスとほぼ同じ。なのに4時間有効(2回乗り降り可)のプランだと価格がえらく安い(VND 150,000≒900円)ので、同じく1時間に1本かつあと45分ほど待たないといけないことは気にせずチケット購入しました。
1階建てのミニバスで後ろ半分が外なのに屋根があるのも決め手でした。これなら空気にあたる気持ち良さを感じつつ日差しをあまり気にしなくて済みそう!
結果、このバスはめちゃ良かったのでおすすめです。詳細は別途書こうと思います。
フエの食事
フエを訪れたらやってみたかったこと、それはフエ産のビール、Huda(※)を飲みながらフエ発の米麺料理、ブンボーフエ(Bún Bò Huế)を食べること。
(※)Hudaは現在、Carlsberg傘下ですが本社は今もフエにあるそうです
チェックインして荷物を置くなり、ホテルのフロントで教えてもらったMadam Thuというレストランへ。新市街の中心部にあり、入ってみると観光客が多いので期待しすぎないよう努めていましたが心配ご無用。何を食べても美味しく、そして雰囲気と料理の味、量の割りに驚くほど安かったです。
ローカル感を求める方には全然物足りないと思いますが、手っ取り早くフエ料理を!という方は一度足を運んで損はありません。
長くなってきましたので続きは別の機会に書こうと思います。