「マミちゃん、レイプって強制性交のことでしょ?『性売買はペイレイプ(支払い付きのレイプ)』という考え方が成り立つなら、全ての労働は支払い付きの強制労働ってことにならない?おかしいじゃない?支払いがあるなら『強制』労働じゃないんじゃない?(・o・)ノ」
「確かに、今の法律の条文では『レイプ=強制性交』という定義になっているね」
「違うの?」
「『レイプ=不同意性交』と定義されるべきだし、我々はそう定義しているし、その方向での法改正を求めているんだ」
「『不同意性交』ってなあに?(・o・)ノ」
「『おまえなんかとヤるの嫌で気持ち悪くてしょうがない』という『気持ち』を持ちつつ応じ(させられ)る性交のことだよ」
「えっ。じゃあ、風俗ってお金の支払いがあるだけで『不同意性交』なんじゃ?(・_・;)」
「そうだよ。『無抵抗』=『同意』ではないんだ。風俗嬢はお店との間に雇用契約(に似たもの)、顧客との間に売買契約が成立しているから、顧客に対して『無抵抗』ではあるが、行為そのものには『同意』していない(場合もあるだろう)ね。つまり、『おまえなんかとヤるの嫌で気持ち悪くてしょうがない』という『気持ち』を持ちつつ顧客と性交していれば、それは『不同意性交』だ」
「不同意性交ってレイプのことなんだよね?」
「そうだよ。繰り返すが、残念ながら法律上はまだそうなっていなくて、今一生懸命そうしようとしている所なんだ」
「ペイレイプ(pay-rape 支払い付きのレイプ)ってそういうことかあ!(・▽・)-☆」
「ご名答。もっと言えば、我々の社会は社会的経済的下位者である女性の中でも更に弱い立場にある女性に対して、その『仕事』を押しつける構造になっていないか、という点が問題なんだね」