「若きゆゑ末の永きは憂ひなり」
という上の句の短歌を詠んだ人が昔いたことをこの程思い出しました。ちょくちょく思い出すんですけどもね。
大学時代の頃のことです。
下の句が思い出せませんが、いい歌でした。
ある朝それに気が付いて涙を落とす、みたいな内容だったのは覚えています。
もう一生思い出せないのでしょうね。
詠んだ本人も忘れているかも知れません。
思い出せないというより、確認する手段がなさそうなのが切ないです。
大学時代にサークルの仲間で作っていた同人誌に載っていたようなもので、本は手許になく、作者とは連絡がつかないどころか、今となってはもうどこの誰だったかすらもあたしには知る方法がなさそうだからです。
若きゆゑ末の永きは憂ひなり、か。確かにそう思った瞬間もありましたね。
でも、二十歳の若者だったのにもう四十代半ばではありませんか。
全然長くありません。
今、もう会うこともないであろうあの頃の同窓生に向かって言うのですが、もうあまり長くありませんよ。
どなたもこなたもあと半分ないでしょう。
長生きする方ならあと半分以上あるかも知れません。
バースデーイヴ~Milestone | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る (ameblo.jp)
どっちにしても飛ぶように早く過ぎるでしょう。
勝手にサンドグラス | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る (ameblo.jp)
戦後もドイツのマスメディアで広報の仕事をしていたブリュンヒルデ・ポムゼルが定年退職してから百六歳で生涯を閉じるまでの四十数年の長さまたは短さを思う。
彼女は結婚もせず、子供もいなかった。
映画『ゲッベルスと私』作品ページ (sunny-film.com)
レニ・リーフェンシュタールも今世紀まで生きてたな。