自分の分別に確信を持ち
おまえの言葉を首尾一貫させよ。
耳を傾ける時は速やかに
しかし、ゆっくりと答えよ。
おまえに分別があるなら、隣人に答えよ。
さもなければ、手を口に当てておけ。
名誉も不名誉も、言葉次第。
舌は身を滅ぼす元となる。
(旧約聖書続編「シラ書」5：10-13)
友から敵に変わるな。
悪評は、恥と誹りを受けるものだ。
そのようなことは、二枚舌の罪人のすることだ。
(同6：1)
甘い喉は、友を増やし
爽やかに語る舌は、愛想のよい返事を増やす。
挨拶を交わす者は増やせ。
しかし、相談相手は、千人に一人とせよ。
友を作るなら、試してからにせよ。
すぐには彼を信頼するな。
都合のよい時だけ友となり
苦悩の日には側にいてくれない者もいる。
また、態度を変えて敵になり
言い争いでおまえが言った悪口を暴露する友もいる。
食事は一緒にして
苦悩の日には側にいてくれない者もいる。
おまえが羽振りのよい時は
まるでおまえに成り代わったように振る舞い
おまえの召し使いたちにまで無遠慮な口を利く。
おまえが落ちぶれると、背を向け
おまえの顔を避けて身を隠す。
敵からは遠ざかり
友には気をつけよ。
誠実な友は、力強い避難所
そのような友を見出した者は
宝を見出したことになる。
誠実な友は、掛け替えのないもの
その素晴らしさは、量り難い。
誠実な友は、いのちの妙薬。
主を畏れる者は、これを見出す。
主を畏れる者は、その友情をまっすぐに守る。
そこで、隣人もまた、彼に倣ってそのようにする。
(同6：5-17)
お喋りな人々と争うな。
その火に薪を積み上げるな。
無教養な者をからかうな。
さもないと
おまえの先祖が辱められないとも限らない。
(同8：3-4)