巷では「問題解決能力」を強調しがちですが、そもそも「問題発見能力」がなければ解決能力がいくらあっても仕方がありません。
というより、「問題発見能力」をコミコミで「問題解決能力」というのです。
どんな問題も発見できなければ解決しようがないからです。
「問題発見能力」とは、「何が問題になっているか」発見する能力であると同時に、「何が問題でないか」を識別する能力でもあります。
その昔、「問題解決能力よりも情報収集能力の方が大事だ」としたり顔で言っている青年がいましたが、情報収集能力とは問題発見能力とニアイコールであり、人の話を(正確に)聞く能力ともニアイコールなのです。
人の話を(正確に)聞けない人間は情報収集ができない、つまり問題を発見する能力がない。
問題を発見する能力がない、即ち、何が問題で何が問題でないかがわからないから、肝心な時に判断やアドバイスを誤る。
つまり、問題解決能力がないということです。