Angel Voice | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る

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 現在、新宿の福音ルーテル東京教会に通っています。

 今年は四月一日がイースター(復活祭)なんですが、その日にあたしの転入式も執行されます。今までずっと受洗した地元の丹波新生教会に会員籍がありましたが、これで福音ルーテル東京教会の会員になります。
 転入に当たって、教会の機関紙に何か書いて下さいと言われたので書きました。なかなかいい出来なので、一足先にこちらにupします。べつに問題ないでしょう。
 
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 「『起きて食べよ』」(列王記上19:5)

 わたしが旧約聖書の中で一番好きな箇所は、イゼベル王妃にいのちを狙われて逃げ出し、絶望して死を願った預言者エリヤの許に御使いが現れて、パンと水を与えるくだりです。

 東京教会の礼拝堂のステンドグラスはこの場面を描いたものですが、実は、こちらに通い始めて何ヶ月も経つまでそのことに気が付きませんでした。聖歌隊で歌う為にいつもと違う席に着いて初めて気が付いて、やっぱりこの教会と縁があるんだと感じていろんな人に話しまくったことを覚えています。

 おととしの九月、生まれ育った京都府の地元から上京してきました。子どもの頃から文章を書くことが好きで、夢は作家になることでした。東京は長らくの憧れの土地でしたが、大学を中退した時に何もかも諦めてしまったように思います。

 「行ってみたら」という聖霊の導きが聞こえたような気がして、やっぱり東京に行こうという気になったのはいいのですが、どこに住んだらいいのか全くわかりませんでした。

 地元の教会(日本基督教団丹波新生教会)でも配布されていた「こころの友」のS牧師のコラムがおもしろかったので、東京に行ったらこの教会に通おうと思いました。それなら、この教会に通いやすい所に住まいを借りようと思って、不動産屋さんに相談したら、すぐに適当な物件を紹介してくれました。

 福音ルーテルの教会に通うのは初めてだったので、日キの教会とはだいぶ様子が違っていて最初はちょっとびっくりしましたが、すぐに慣れました。

 S先生にお話ししたら、「適応力あるねえ」と言われました。

「ない、ない()」とお答えしました。

 「主の御使いはもう一度戻って来てエリヤに触れ、『起きて食べよ。この旅は長く、あなたには耐え難いからだ』と言った。エリヤは起きて食べ、飲んだ。その食べものに力づけられた彼は、四十日四十夜歩き続け、ついに神の山ホレブに着いた」(19:7-)