前項のような考えに至ったのもですな、最近、そう四十前にもなってやっと、
「深い心の結びつきを築くのにセックスは必要ないし、セックスに深い心の結びつきは必要ない」
と気づいたからなんです。
寧ろ邪魔になることすらある、と思います。
勿論、どちらも達成できている関係というのは本当に素晴らしく、誰もが憧れるもので、一応、「結婚」とか「恋人」と呼ばれるものはそういう関係だってことに世の中ではなっております。だから特別なんだってことに。
飽くまで、実際にそうかどうかは別として、ですけど。
ところで、「友だち以上恋人未満」という言葉の意味がまぢでわからん。一体何を以て「以上」「未満」とするのか。
文脈によっていろんな解釈があると思いますが、
「『友だち』とはしないような行為、つまりセックスをしているけど、心まで深く結びついていて、互いに貞操義務を守り、共に歩む将来を検討しており、公にも認められた『恋人』という関係ではない」
って意味だと仮定すれば、それって寧ろ「友だち以下」ではないでしょうか(-“-;)
細かいことを言えば、「以上」「以下」ってのはイコールも含みますし、「友だち」っていうのは実はあんまり気が合わなかったり、信頼してなかったり、互いの氏素性も大して知らなかったり、いつ縁が切れてもえーわって思ったりしてても便宜上そう呼んだりもする、つまり結構幅広い概念ですから、やっぱ「友だち」でいいのか。
「セックスする友だち」「セックスフレンド」か。成程。やっとわかった。
しかしなあ。
親しい人が知らない異性と一緒に歩いている所に出くわしたとして、何気なくこう尋ねます。
「あら、彼氏(彼女)?友だち?」
それってやっぱ、「セックスの関係がある相手か、違うのか」というのを言外に訊いているんだと思うんですよねえ。前者ならそうだし、後者なら違うと一般的には解釈するでしょう。
「彼氏じゃないよ。友だちだけど、セックスはしてるの」
「セフレなの」
って答える人はまずいないと思うんですが、どうでしょうか。
いや、待てよ。「セックスの関係があるということを公にしている状態」であれば、そのことを指して「恋人」とか「結婚」とかいうんだからやっぱり(ry