憲法第二十一条の詩(うた) ~許されざる者~ | 星垂れて平野闊く 月湧いて大江流る

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 好きな人の作った歌に出てくる昔の彼女にすごく嫉妬してしまうよおo(><;)(;><)o

マミ「これは実際にあったことなの?(・_・;)」
彼「まあそうですねー(・_・)」しれっ
マミ(^◇^;)。。。♯(そういうこと言うならこう…顔を赤らめるとか、照れくさそうにするとかっ、それなりの態度あるでしょ!!)

 一番色っぽいナンバーだと、弄ばれて捨てられた女性の心情を綴った怨み歌「月夜の影に」っていうのがあるんですが、これは何度も繰り返しそーゆー目にばかり遭ってる女友だちの話を聞いてあげている内にできた曲らしい(-_-;)
 …色々と、すんごく嫌なエピソード( ̄^ ̄;)
 その人にその歌を歌って聞かせたことがあるかどうかは内緒だそうです。彼と親しい人なら、あああの人かってわかるのかも知れないなあ。実はしょっちゅうライブに来てる人だった、なんてオチかも知れません。

 ここからは別の話。
 昔、柳美里さんの「石に泳ぐ魚」論争というのがありましたが(柳さんの知人の女性が、自分のことを小説に書かれて精神的苦痛を受けたとして柳さんと出版社を提訴。柳さん側が負けて出版差し止めを言い渡されたにも関わらず、出版を強行した)、表現の自由の名の下にどこまで許されるものか。個人の名誉やプライバシーとの兼ね合いは非常に難しいとあたしも思います。

 「J」の黎夜だってあたしの友人がモデルで、共通の知りあいが読めば誰でも彼女のことだってわかるようになってます。彼女を傷つけるような表現もあると思います。
 勿論、小説なので現実と違う所も沢山あります。実際、誤解を招いたこともあるのですが、全部本当のことだと思わないで下さいね。もの書きを信じちゃダメですよw

 あたしは現在、アパートで一人住まいしているのですが、以前は実家で、母と、叔母一家と同居していました。
 なんで家を出ることになったかというと、叔母との関係が悪くなったからです。あたしがあるサイトで発表した小説を、ひょんなことから叔母が見つけて読んでしまい(あたしが読むように仕向けたんじゃないですからね。念の為)、あたしと作品を激烈に攻撃してきたことがきっかけです。
 叔母が怒った理由は他にもあるのですが、主に次の二点です。
 ・男性どうしの性愛の描写が含まれていること。
 ・あたしが実際に生活圏としている地域を舞台としていて、あたしの周囲にいる実在の人物をモデルとしていること。

 小説といっても、十枚から二十枚くらいのごく短いもので、ストーリーってほどのストーリーがあるわけでもありません。矢部という左翼活動家の男性と、玲(れい)というギタリストの男の子が出会うってだけの話で、後半は二人がシュールな会話をしながらセックスしている描写になります。叔母は、矢部があたしの友人のT.K.さんで、玲があたしの好きな人だと思ったらしいのです。
 言いにくい、と言いつつあっさり言っちゃいますが、確かに、玲はあたしの好きな人です。あたしや彼に近い人が見れば、もう百パーセント確実に彼のことだってわかっちゃいます。
 でも、矢部はT.K.さんではありません(苦笑)。顔立ちや背丈や服装など、外見も全然違うし、年齢も違う。職業、住まい、家族構成など、設定を借りてきた所はあるし、実際彼がした言動もあるけど、T.K.さんちゃうよ~(笑)。批判するならよく読めよ叔母さん。人の話を聞けよ。
 どっちかっていうと、あたし自身の内面の男性性の具現化といいますか。以前の記事でちらりと触れたように、「男性になって男性と愛しあいたい、男性を抱きたい」という淡い願望の反映なんです。
 (くどいようですが性同ではないので、実際に性転換手術を考えるとか、そこまでのレベルではありませんw でも、今好きな人との関わりには、色々とトランスセクシャルなものを感じていてとてもおもしろいです)
 好きな人とT.K.さんとは一面識もないし、矢部が玲と出会う所、初めてライブに行く所などはほぼあたしの経験をそのまま書いてます。恋仲になるのは勿論創作ですけどw
 ますますややこしいんですが、小説には、「真実」という名の矢部の友人として、あたし自身も出てきたりするので、叔母は余計に怒りと混乱を深めたんだと思います。
 しかし、「T.K.さんあの小説読まはったんか知らんけどな!」って、本人の名前まで出して言うか。どっちにしても、あなたが知る必要ないことだけど。

 叔母や母としては、ネット上でその作品を発表することで、個人の特定が可能になり、また、作品の内容が内容なので、あたしや家族が何かトラブルに巻きこまれて恐ろしい目に遭うのではないかということを危惧したようです。
 そんなこと、起こる可能性が極めて低いとしか言いようがないんですが…。これは当のT.K.さんが言ったことなんですが、みんな、「興味を持ってほしいと思ったって持ってくれない」ですからね(^_^;)ネット上のもの書きも、ストリートミュージシャンも、駅前で拡声器持ってビラ撒いてる左翼活動家も、ほんとに哀れなものですよ。友人、知人ですらなかなか相手にしてくれないんですから。
 冷静に考えてよ。あたしはTVに出るような有名人でもないし、何十万部、何百万部も売れるようなベストセラー作家でもない(なれるもんならなりたいけどね☆)。そんな小説、日本全国、北海道から沖縄まで、五人か十人、幾ら多く見積もっても数十人から百人くらいしか読んでないと思うわ。しかも精読、熟読なんかしてもらえない。流し読みして、「へえ~」で終わりです。誰が住所突き止めてストーキングしに来るんだよ。天文学的な確率で運が悪ければ知らんけど、普通はみんなそこまで暇じゃないよ。
 それに、そういう危険がないとは言えないってことを注意したいなら、もう少し言葉や態度を選んで言うべきだと思います。人が自室で、体調が悪くて寝ている所にズカズカと踏みこんで来て、怒りで息を詰まらせながら、作品やそのサイトは疎か、相手の人格や生活態度までボロクソにこき下ろしたのでは、誰も聞く耳持たないでしょう。

 異性間のものであろうが同性間のものであろうが、性愛の描写をすることはあたしは少しも悪いことだとは思いません。
 それに、あたしが件の作品を発表したのは、男性どうしの恋愛・性愛を専門に扱う十八禁サイトです。ちゃんと注意書きもされてます。
 嫌いなら読まなければいいだけの話なので。勝手に全部読んどいて作者に文句を言われましても、自己責任ですとしか言いようがない。
 そもそもそういうのって、特に肉親間では非常にデリケートな、取扱注意の話題だと思うんですね。さっき言ったような態度で面罵したり、本人及び男性の精神科医を前にして、断りもなく、「この子はインターネットでエロ小説を書いてるんですよ!」と暴露、断罪したりするなんて、無粋も無神経もここに極まれり。「(あれ読んで)驚いたわ!」「唖然としたわ!」と吐き捨てられたけれど、そらこっちの台詞やで。
 作品そのものに対する批判なら甘んじて受けるけど、人の性的な興味、趣味(大袈裟に言えばセクシャリティ)が気持ち悪いなんて、ましてや血縁者が言っちゃシャレにならんぜ叔母さん。放っとけや。受け入れられないんだったら、見んかったことにして墓場まで持って行けや。
 つか、みんなどんなエロい小説や思てるでしょ。自分でも、叔母とのことがあってから恥ずかしくて読み返せてなかったんですが、そんなに卑猥だったかなあと思って今改めて見てみると、全然大したことないです。全体に対する性描写の配分も少なめだし。飽くまで当社比ですけど、はっきり言って非常にぬるい方です。もっともっと過激なポルノなんか幾らでも書いてきたし、それを楽しんで読む人だっているねん。自分の感性が絶対だとか、正義だとか思わないでほしいわ。
 何にせよ、全体的にどっちかっつーと軽快でコミカルな作風で、そんなマジギレするようなもんちゃいますって。

 実在の人物云々に関しましてはちょっと難しいんですが(彼は一応、芸能人だってことも考慮に入れないといけないと思うし)、あたしは、玲くんのモデルになった人や彼の関係者には作品を見せていないし、教えてもいません。
 エロ本書いといて言うのも何ですが、相手が芸能人だろうが何だろうが、それはやっぱり最低限のマナーだと思ってます。自分自身、好きでもない異性から、自分をネタにした性的妄想を書き連ねた創作物を送りつけられて非常に不快だった経験がありますのでね。思い出すのもおぞましい。
 作品もこの記事も、ネット上にある以上、つまり、隠してはいない以上、本人や関係者が見る可能性はありますが。ブログの方は実名でやっちゃってるしな。
 叔母夫婦は、そうしたインターネットの特質をあたしが全く理解していないと思っていたようですが、それは幾ら何でも人をバカにしすぎかと。それくらいのことはみんなわかって、それこそ自己責任でやっているつもりです。
 叔母「目の前の人が携帯でグーグル検索したら一発で引っ掛かって、あの文章が出てきてしまうんやで!」マミ「(アホか)見てほしいからやってるの」叔母「じゃあ文句言わなくていいやろ!」叔母の夫「そうやで。誰でもアクセスできる以上、批判されたって仕方ないんやで」
 それはわかってますよ。これまでだって数えきれないくらい、知らない人から(時には知ってる人から)批判、中傷されてきたし。勿論、褒められたり励まされたりすることもあるけど。
 でも、その批判や批判のやり方があまりにも的外れ、理不尽だと思ったら、反論、釈明、抗議する権利はあるし、その権利を行使する場合もあります。

 「マミの文章は知識をひけらかしてて読み辛いわ」と、苦々しく皮肉っぽく言われたりもした。甘んじて受けるとは言ったけど、それは批判というより難癖、言いがかりやな。とにかく全否定したいんだろ。「唾棄すべきものだ」と言いたいんだろ。
 「知識をひけらかしてる」って言い方悪いけど、そんなの当たり前やんか・・・・。みんなが知らないような情報を仕入れて、読んだ人がおもしろがるように巧く料理してお出しするのがもの書きの仕事だもの。他の人が思いつかないような気の利いた言い方をするのが文芸ってものだもの。
 こう言っちゃ不遜に聞こえるやろうけどね、クリスチャン風に言うと、それはあたしが神様から与えられた「賜物」やねん。それを生かして自己表現することの何が悪いの?それで自分だけじゃなくって、他の人も楽しめるんやったらそれでいいやん。
 読み辛いと思うのはあなたに教養がないだけ。向学心や知的好奇心や文学的センスがないだけ。そういう文章を読み慣れていないだけ。何度も言うけど、そういうちょっと気取った文章を読むのが好きな人だっているの。自分がついて行けない世界だからって、嫉妬心や敵愾心を剥き出しにするのはやめて下さい。本当に見苦しくて哀れです。
 本当にビートルズや萩尾望都のファンなのかよ。あなたに「エリナ・リグビー」や「トーマの心臓」が理解できるとは思えないんだが。

 しかし、一番笑止なのは、作品と、あたしが長年、自分の家のようにすら思ってきたそのサイトを延々、気持ち悪い、しょうもない、程度が低い、評判が悪い、下品だ、下劣だ、不快だ、吐きそうだ、破廉恥だ、低俗だ、俗悪だ、悪趣味だ(ではあなたはよほど上品で高尚な趣味をお持ちなんでしょうねえ~)、マニアックな人間にしか受けない(誰も一般受けしようなんて思ってないし、マニアックなのはべつに謗りを受けるようなことでも何でもない)と罵った後で、「消しなさい!」と捨て台詞して部屋を出て行ったこと。前述の精神科医に、「消しなさいと言ったから消したのかと思ったら、また新しいのを増やしてるんですよ!」と、心底意外そうに、腹立たしそうに訴えたこと。
 もうバカ丸出しやな。折角書いて、折角みんなに見てもらおうとネットにupした小説を、「私が気に入らないから消せ」と言われて、はいそうですかと消すようなもの書きがどこにいるんだよ。
 あたしが自分のことを、もの書きとか作家とか記者とか言ったらフフンて笑うよね。あたしがハイワナビ(=万年素人ね)だってことをよっぽどバカにしたいよ~だが、そんなもんプロもアマも、巧いも下手も関係ないねん。心意気の問題。金になろうがなるまいが、あたしは「仕事」だと思ってやってるの。意味わかるかな。
 「もっと普通の小説を書きなさい!」とかな。あんたに言われんでも書きますよ。あなたが何を言おうが言うまいが、あたしは書きたいものを書きますよ。
 第一、なんであなたに消せだの書けだの命令する権利があるの。そして、自分が命令すれば人が大人しくそれに従うと思ってる傲慢さ、浅はかさがあたしには信じられない。
 リベラリズムというものが全くわかっていないとしか思えない。だからあたしはあなたのことをこう呼んだの。
 「ファシスト」と。

 もうおわかりでしょう。叔母は能力的にも性格的にも、こうした議論をまともにできる人ではありません。とにかく思いこみや決めつけが激しく、相手の弁明など聞かないし、聞いても理解できなかったり、自分に都合のよいように捻じ曲げてしまったりします。
 例えばこんな感じ。例えばなので実際のやり取りもあれば、「叔母ならこう言うだろうな」とあたしが想像したものもあります。
 「あれはT.K.さんじゃない」「いや、あれはT.K.さんや!」(←作者が違うって言ってるんですが)
 「危ない目に遭うなんて考えすぎ」「いや、それは甘いで!ネットって怖いんやで!」(←「おまえの文章なんか少数の変わり者しか読まへん」って自分が言ったんやろ)
 「エロ描写の何が悪い」「じゃあ児童ポルノもええんか!」(←誰がんなこと言うとんねん)
 「いや、だからね・・・・」「マミは自分を批判する人はみんな敵やと思ってるんやろ!」(← お ま え じ ゃ)
 ね?いるでしょ、こういう困った人って。
 こういう人とは、物理的にも精神的にも距離を置くのが一番よいと思いました。縁なき衆生は度し難し、ってやつです。
 一番問題なのは、彼女自身が、自分が何に対してどう腹を立てているのかを一つ一つ整理できない、自分の怒りの理由が、利害関係のない第三者が聞いても納得するものかどうか、きちんと省みて問い直す気もないということなんです。
 「叔母さんは肉親として絶対したらいけないことをしたね」とあたしの友だちが言った、と言ったら(エロ云々の件です。あたし自身、一番傷ついているのはそのことだと思います)、「なんで!?」と呆然としてましたからね。
 彼女の方がよっぽどドラスティックに変わらない限り、二度と、心を開いて話すことはないでしょう。

 だいっぶ脱線したけど、最初の話に戻りますね。
 このブログのタイトルは、唐の詩人・杜甫の詩のワンフレーズから取っているんですが、まあそれは置いといて・・・・。
 彼の別の作品に、「月夜(げつや)」という非常に艶めかしい五言律詩があります。遠く離れた地にいる妻への思慕の情を綴った詩です。
 「香霧雲鬟濕し、清輝玉臂寒からん」(こうむうんかんうるおし、せいきぎょくひさむからん:花畑から立ち昇る香しい霧は、おまえの雲のように豊かな髪をしっとりと湿らせ、銀色の月の光は、宝石のように繊細な腕に寒々しく照り輝くことだろう)
 「月夜の影に」を聞く度に、この詩と、高校の時の古典の先生がこの詩を絶賛してたことを思い出す。「詩人の恋人って羨ましいですよね~」って。

 あたしの歌も作ってほしいなあ~。