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シュルレアリスムの画家ジョルジョ・デ・キリコかポール・デルヴォーの描いた形而上異空間を連想させる一画。
尾根幹線を走ると唐木田付近でこの城郭に出会える。初めて目にするならまずその威容に驚くかもしれない。古風でこの町では異質なのだ。
回廊のディテールにも設計者の確信がにじむ。内部は素直な空間配置に見え、福祉施設としての節度は逸脱はしていない。そのためだろか、何かが足りない気分がついてくる。
ここが美術館だったらどうだろう。建物の気配に呼応するアートがあるはずだし、福祉機能との思わぬ化学反応があるかもしれない。
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