令和6年1月18日〔木〕【第2554号〔本年第21号〕】

 【タイトル】、気とか、勁 とか、・・・わかりにくくて当然。ボチボチ体得するほかない。「身知」しか・・・・無い!!

 

  日頃間近に見えている、例えば、「アシ」 コレ、漢語では、「大腿」、「小腿」、「脚」。。。「テ」についても、漢字で、「手」があれば、「掌」もあり、「手掌」もある。 ハナから コトバの限界、というのがある。。

 

  そもそも、「気」については・・・・・日本語と漢語では、、そのフィールドが違い過ぎる。日本語の「気」を北海道の大地、とするならば、漢語の「気」は、ソコラのちっちゃい畑、みたいな。「気」の概念、コレは、間違いなく、我が日本発祥・・・超古代に遡れる。 だのに、しかししかし、「気功三千年」なんてコトを言う輩がわんさかいるからややこしい。「気功」・・・この語は、本通信内、何度も書いたけれど、・・・1957年から、と その 具体の文献名も挙げた。大昔は、「気功」とは言わずに、その具体の功法名を 言っていたが、「気功」はその総称であって まったくの新語。。。


  「車の両輪」・・・ねぇぇ。「気」を左輪、として、「勁」=右輪と言えなくも ないか? いや、少々、無理があるかなぁぁぁ? いやいや、「車の両輪」は、「太極套路」&「太極推手」をちょくちょく そう例えるからですよ。でもでも、推測の域を出ないけれど・・・日本武道家乃至日本武道研究者は、いわゆる「勁」を「気」の中にブッ混んで、論じているむきがたぶんにある。ソレは、ソレでしかたない。さっき書いたとおり、日本語の「気」がそもそも漢語のソレと比べて、広いし、深い から。 ココに関しても、一度、丹念に調べて(だいぶん時間掛けて調べたような??

) 本通信内にアップしたような薄い記憶が。

 

  話、まとまって いない。 

 

 日本語で「お元気?」コレ→漢語に置き換えても、「気」は登場しないからネ。

 

  「勁」も  ねぇぇ、日常的には「力」と同じ。もちろん、「勁力」の語もあるのは、太極拳愛好者には周知のトコロ・・・でも、ないか?? あぁ、ジレったい!! 私の使う例えは、例えば「勁」 =、氷とか 水 とするならば、「気」は「水蒸気」。まっ、「勁」は明らかに漢語 ですよ! でもでも、 知らないコトは、「知らない」でいいです。わかったツモリになるから・・・だから、ややこしい。前にもチラっと書いたけれど、甲野善紀先生ねぇぇ・・・「勁路」の意味で「勁道」の語を普通に使っているのを 見て、えぇぇぇ!!と 驚いたけれど・・・実際に、接手(直接にウデを接した)時には、愕然とした、というコトも過去、書いた。理論も技術も両方とも、あやしい??!! 日本武道界、係る 先生、そこそこいらっしゃる のかなぁぁぁ?

 

   話  変る。

 

  昨日、ミュー的ママ、五防功について、「間違って覚えてましたぁぁぁ!」と とても素直に。。。五防功、ついでに言うけど、一番~五番、全部、背骨の体操を内包していますよ。

【追記、2024/1/19  5:35】 「気」は、養うモノであって、追い求めるモノではない、というコトをキチンと認識しておられる方が果たしてどれだけおられるだろう? 

 「勁」も 然り。 「勁」は、踵より起こり、背中で発する、というその機序を知っている方も多かろう が、しかししかし、まず大切なのは「心静」であるべきで、

 

  即ち、「意」はつかうが、「勁」は用いなくて よい、と リエキヨ先生も言うてはるのにねぇぇぇ。。。「勁」は用いる、というよりは、「整えるべきモノ」ですねぇぇぇ。ココラ辺りをおさえていない方々が、「あなたのケイが・・・どうたら、こうたら」みたいな対話が聞こえてしまうと、ついつい、プッ!と吹き出しそうになるのをこらえる現実が  ある。あ~あ、である。「力」→「招」→「勁」→「気」の昇華 も、実は、コレも 相手に対して、というよりは、自己の中で・・・が本旨である。太極拳は、結果として、「彼微動己先動」のワザ ですからねぇぇぇ!

 

  やはり、例によってパラパラ 書いている。。。

 

  「キ」は、「ケ」に変化しているケースもしばしばある。やっぱり、我々は、漢字脳になってしまっているから・・・「気配」= ケハイ であり、 キハイ であるが、しかししかし、中国人に「気配」の字を見せたって、「何のコッチャ?!」でしょうねぇぇ。我々、実に巧みに「漢字」を操っている。「稽古」もその一例、でしょう、 本通信内、何度も何度も書いたトコロだが、、、「ケ」=先生から受けた芸事とか伝統技能 とかを、「イ」=自分の中で変えていって 、「コ」= 自分自身のモノ、とする、のが、本義であるが、その意味で、「稽古」は、実にうまく・・・漢字を当てていますねぇぇぇ。で、しかしながら、コレも失礼ながら、漢字の「稽古」から説く、日本武道の先生方の何と多いコト よ ! これまた あ~あ、である。

 

  「月刊秘伝二月号」・・・気とか、勁 とか が、とてもわかりにくい、というコトが知られたら・・・わかったら、まぁ、それだけでもそれなりの価値があったのでは、と改めて 思う次第である。
【追記2、2024/1/19  11:35】 芦屋推手練習会&深井道場ラインにーーー
「気」は養うモノであって、追い求めるモノではありません。「けい」も、自己の中で整えるモノであって、「使う」という 発想は、、ちょっと、ちゃいます。 ーーーー と 流した。まっ、繰り返すが、「わからない」というコトが わかる・・・ソレが いいのだぁぁぁ! わかったツモリ、とか、できてるツモリは、太極拳では、危なくって しょうがない。私の中では、すぐに 2019/10/20 だったか? 転倒事故→ 救急車要請 に行き着く。 本部トレセン・・・床がコンクリートだったら、もう、即刻に、と 常に 残っている。だから、自分で自分に 「気をつけろ」と 言い続けている。「気をつける」→ 漢語では、「小心」とか、「留意」・・・「当心」とかとか。。さてさて、→ みてトレ 急げ!!