令和4年2月13日〔日〕【第1763号〔本年第49号〕】

静功

余功保編著『精選太極拳辞典』 (=2006年発行の『中国太極拳辞典』の原型) から、本通信内、再掲。。。四段受験生になっても、この功法をまったく知らない、とか、やったコト ない、という信じがたい とんでもない現実がある。。。

 

無極樁(むきょくとう)、 むきょく站樁功(たんとうこう)

 

 

静功・・・2、 但し、高齢者には不適。この功法、勧めませんが、しかししかし、もしも、あなたが お若いなら  どうぞ !  両腕を前に伸ばす。或いは、横に広げる・・・伸ばす。 「開襠(かいとう)功」、或いは 「一字站樁」 本通信内、 再掲。。。

 

以下は、動功

 

 「金蛇纏繞」(チンシャーチャンラオ)・・・「纏」と「繞」も、ともに、「まとう」の意。本通信内、何度も登場。但し、上の図は、初登場 ?? ともかく、今、みてトレでの 五防功(ウ~ファンコン、養生功)の前にやっている「体操」でも、コレを必ずやってもらっている。でも、陳炎林作の「ツァイトィ法」と、この功法、みなさん 、やっぱり、うまくできません。 みてトレでやっているだけで、自修がなければ、上達は、 ン ?? いいですいいです。みてトレに来ていただければ。。。

 

次のこの図は、本通信内 再掲。

 

  いわゆる 纏糸 (てんし)訓練をしないまま、陳式太極拳套路のみに打ち込んでも・・・時間の無駄。得機得勢 とは、 ならない。。。 「円」を 描く、S字を描く、8字を描く。。。

次の図は、纏糸 (てんし)訓練の変化形で、「円」を 描く、S字を描く、8字を描くコトに変わりないが・・・手首に更に「ひねり」が入る。 纏糸 (てんし)訓練Bは、丁金友先生から教わった。

丁先生が、38年前の五月に、全日本選手権大会第一回大会競技ルールを書いてくださった。つまり、 「第一回全日本」 の名は、後付け。。。

 纏糸 (てんし)訓練 は、実は実は、「身法」を身につける コト。 繰り返すが、係る基礎訓練をしないままに、套路練習をしても・・・特に、陳式太極拳の場合・・・太極拳にならない。徹底して、肩~手首がやわらかく動くようにしておけば、「手法」は「身法」に従う・・・ソレだけのコト。


  5番、「伸肩勢」は、天津・鄧洪藻先生から教わった形。鄧洪藻先生は、基本功のそのまた基本功 と、おっしゃっていた。。。コレも・・・若者向き ですね。 でも、「支撑八面」(しとうはちめん)  【まん中から外への拡がり】 が理解できるでしょう。 ①内 → 外、②下 → 上、 コレ、言い続けているけれど・・・頭が賢過ぎると 、「知覚運動」に遠い。