令和3年5月3日〔月・憲法記念日〕【第1389号〔本年第140号〕】

 【タイトル】は、今朝の万代池公園での、Z美ちゃんからの質問。

 彼女、ロウシーアオプーの姿勢を取りつつ。。。

 前胯の折り込みが足りないし、重心、前足外側に偏っているし、おまけに、後ろ足の膝も伸びていない。さらに、胸も突っ張っている。おかしいなぁ?四段をとっくに取っているハズやのにぃぃぃ。 の状態を直観!!

 

   即座に 「チャウ!」 と答えた。口での答えと同時にその「弓歩」の骨盤にタッチしたら・・・グラッ!!セクハラ、ちゃうでぇ!

 

 上に書いたその根拠は、一瞬に把握。なので、彼女の質問と私の答えの間は、ほんの一二秒。係る判断、もたつくようじゃあ、太極拳の先生は務まりません。自慢するけれど、たとえその場に五十人いたとしても、「太極拳病」即ち、動作中に余計なコトを考えていたら・・・パッ!と わかります。一旦、出した脚を引っ込めたりとかは、特に目立つ。慢而不散・不乱。。。

 

  しかし、誰だろう? そんな歪んだ「ロウシーアオプー」をわざわざ教える先生は? 「イエマフェンツォン」なら、今朝の・・・おヘソの向き、まだ許せる話だけれど。わかかん。彼女が、人の話をぼぅぅっと聞いている可能性も充分考えられる。

 

 Z美ちゃんには、勁、即ち、「ハタラキ」によって、当然、おヘソの向きが違うコト【ロウシーアオプーとかランチュエウェイでは身体、しっ

かり前に向けろ!】も言ったけれど・・・後坐では、おヘソを天向けろ!と言ったし、その際、後ろの膝を積極的に曲げてはいけない、と言ったというのか、実践した。「後坐」の時、後ろから押されれば、ソレを充分に跳ね返せる・・・所謂「中定」がいる。

  この「中定」も、愚痴るけれど、中途半端な解釈で、つまり、「推手基礎套路」の指導中に「ハイ!チュウテイ!」という 誤用をしている人がいる、と聞いている。そういう指導員が複数、いるようだ。あ~、情けない。このコトも何度も書いた。ともかく、もっと、太極拳の理論、きっちり勉強してくれよ!!

 

  Z美ちゃんには 後坐で、おヘソを天向けろ!と同時に、「尾閭中正」(お腹の中のボール、後ろ回転)を言った・・・実践した。「尾閭中正」・・・しっぽをしっかり立てる、というのか、まさに地面に対して、垂直に打ち込む感じだけれど。コレは、遡れば、1979年に周元龍先生から教わったコトだけれど。。。

 

  そうだよねぇ・・・四段を既に取ってる彼女ですらこんな感じ、というコトは、四段、まだの方、この「地面に垂直に降りる」て感覚は、きっと少し難しいのかも知れない。

 

  ヘソと命門も、また、引き合う関係があって・・・勿論、「臍」=「命門」という考えもある【気功辞典で、「命門」を引けば、一番に「臍」とあるコトは、だいぶ前に書いた】から、ちょいややこしいトコロもあるけれど。  まっ、ココラ辺りのアバウトさは、日本人には理解し難いものがある。

 

  ともかく、太極拳では、後ろ側、即ち、「命門」を両輪の如く使うコトは、太極拳愛好者の多くが知っているトコロかと思うけれど、今朝のZ美ちゃんの動きを観る限り、デキてないねぇ。「上歩」も「収脚」も少し負荷が係ったら(つまり、動かそうとするその膝に軽く手をあてたら)・・・アウト!!身動きできなくなる。 まっ、ファンソンが足りない、と言えば、それまで。

 

  外形、わかりやすいトコロで、「両肩水平」そして「肩胯相合」のいわゆる「四角」も言うた。この四角、壊すなよ、と言うた。前にも同じコト何遍も言うた。。。

 

  今朝は、Z美ちゃんに「シッポを使えぇ!」と叫んだ。犬、猫など四つ足動物、はごく普通にシッポを使っているのに・・・人は、その点、ヘタやねぇぇぇ!

 

  今朝は、シッポは、方向舵、だとも 言うたけれど、たぶん、彼女の中には残ってない・・・だろう。 過去、何度も言うたけれど、たぶん、いつもうわのそら ?? いやいや、いいよ、何遍、聞いてくれても。一週間のうち、月曜日だけやし、ほんの10分、15分のコトやし。

 

  太極拳のコト、わかっていない、できていないのに・・・わかったツモリ、できたツモリでいるよりははるかにいいから。