令和2年9月4日〔金〕【第1135号〔本年第215号〕】

  昨日は、御幣島トレセンで、四段受験生向けに、久し振りで・・・ごくごく短時間だったが、「板書・講義」した。ただ、午前・午後で内容はだいぶ違ってたように思う。ソレは、午前・午後、続けて受講された方が、三人ほどいたから。まっ、私的には、「全く同じ話を二回も聞くのはつまらないだろうから」・・・という考えから。コレ、後付けですね。

 

 ファンソン(放鬆)   萎えるコト、と思っている人がいる。要るのは、「肘不張・肩不鬆・胸不開・気不通」(チョウプーチャン・チエンプーソン・ションプーカイ・チープートン)なのに。。。

  現実、首、すくめて、腋もペッシャンコにして、そして、弓歩になる時も、後ろ足の膝の後ろを拡げるの、けっこう遅いし・・・難しい顔のまんま、頑張っている・・・その感じからすると、「気通」には至らんでしょうなぁ!背中がカッチンカッチン・・・多いなぁ!! 四段受験生、だというのに。。。

 

 ゆるめて、つなげて、ひろげる

 

 この使い古した「お題目」を実践してくれたらいいのだけれど・・・みなさん、なかなかできません。

 

 「支撑(トウ)八面」、「対拉抜鬆」(トイラーパーソン)、「弾性」と板書した。

 

中定(ちゅうてい)  ど真ん中の一点=中定、とおそわり、そのように思い込んでいるからどうしようもない。教える方も、教える方や!もっと、勉強せぇ!!

 

 強いから勝つ、と思い込んでいる。 太極拳を知らない方や、太極拳をやっていない方が、そう思い込んでいるのはしかたがないけれど・・・太極拳四段受験生が、「すごい力ですねぇ!!」とスカタンを口にするのは、どうしてだろう?私には、わからない。指一本で崩されてしまっている、という現実を受け入れたくないから・・・口走っているのだろうか?

  太極拳は、「捨己従人」、「順人之勢・借人之力」を旨とするから・・・だから、結果「以弱勝強」となる。「弱くて軽やか」のだいじさが何故、わからないのだろう???

 

  無極站樁(たんとう)功  みなさん、ひたすら「十分間」・・・動かないで、耐えている。  違う !! 

 

  ずっと、言い続けているじゃないですか!

 

  膝の上下動、やっていい・・・と言い続けている。イツになったら、わかってくれるのや?ゆるやかにゆらしていいんや!ノーベル賞をもらい損ねた柳田敏雄先生は、おっしゃっている=生命体の本質は「ゆらぎ」にある、と。

 

  形 ばっかり気にしている  8/30 は、言いましたなぁ・・・的を外した質問の連続に「イラッ!」となっていたのかも知れないが、 「中身を整えないで、形を論じてもナンセンス!」 と。〔でも、しかし、しかし、わかったフリして黙ったままよりは、受講姿勢、いいです。〕

  太極拳は・・・うで、手はちょうどのトコロに行くようになっている。手や足をガサガサさせても・・・ダメ!!

 

  倒巻肱の説明のために、「高探馬」(;レツのケイ)を引き合いに出してしまうけれど、いまいち勉強していない受講生には、却って難しい話になってしまっているのかも知れない。先日の、「算数」じゃなく、「数学」につながっていきそう。。。まっ、ともかく、形 ばっかりを気にしているから・・・だから、形、ちっとも整わないのだ。あ~あ。

 形 ばっかり気にするアナタは、上級者じゃなくて、初心者よ。。。

 

  前号は、リブログだけれど・・・「気」の概念は、日本先行 → 中国の秀才によって理論づけられたのでは?と思う。

 

 陰陽五行思想、五節句が、やはりそうだから、「気」もきっとそうだろう。

いわゆる「渡来ドグマ」から抜け出さないといけない

 

 ともかく、四段受験生、といっても みながみなとも言いませんが・・・学習、浅い なぁぁぁ!!

いやいや、学習が足りない、という自覚があれば・・・変わる。