令和2年7月26日〔日〕【第1102号〔本年第182号〕】

  今日、午前、大仙公園を引き上げるの・・・皆さん、早かった。まあ、天気、不順で、11:30過ぎ、またまたポツポツきてたから。そういう私が公園に入ったのが、11時直前だったので・・・会長から「今頃?」と声を掛けられて、「そう! 今頃!」と応えた。。。今日は、随分のんびりした。

 

   昨日・今日・・・もし、コロナ禍の影響がなければ・・・おそらく、在東京だった。ソレがなくなったのだから → 単に自身の身体を考えるなら、「楽」だった、と言えるけれど・・・だから、いいのか? というと  全然!!  コロナ禍・・・厄介ですなぁぁぁ!!

 

   話、冒頭に戻る。  私は、汗でぐじょぐじょになっていたドラゴン君と太極推手を短時間やったが・・・検定の「三段」か「二段」をめざしている方でしょうかねぇ、 お二人だけ残って熱心にケイコしていた。 私は、図書館に立ち寄る予定があったので、ソコをさっさと去るツモリだったけれど、そのお二人から声を掛けられて・・・残った。 コレにドラゴン君もお付き合い、という状況になった。

 

   「イエマ~フェンツォン て、 こんな感じで 肘、出すんですよねぇ?」と質問されて・・・「違います! 腰・背中・肩、そして肘なら ソレはOKだけれど、肘だけをそんなカタチで頑張ってもダメです!」 と答えた。 ひょっとしたら、質問者は、「張肘」というコトバを知っていて、係る質問をしたのかも知れない。 でも、「肘をそうやって先に動かしても意味ないよ」、と説明。しかし、しかし、なかなか話がすんなり通らない。本通信内、少し前にあげた「倒巻肱」についても示範もし、くどくどと言った。 肩を先に動かしちゃいけない、肩を回しちゃいけない、と言っても・・・やっぱり、いままでの習慣が染み込んでいるんですねぇ・・・変わらない。 「身体の真ん中から広がるんですよ!もう一度やるから、よく観察してくださいよ!!」と言って示したら、少しわかってくれたかも。 「中身があってこその形ですよ、手は元々正しい位置にいくから、考えなくていい、頑張ってコントロールしなくていい!」 と言っても、肩や胸、かたいまんま。 でも もったいないなぁぁぁ・・・熱心にやっているから。。。

 

   先日も書いたかも知れないけれど・・・「先生からかくかくしかじか教わった」・・・ソレをそのまんま、では  発展はない。 太極拳の理論に対する理解、すごく浅いし、だから 姿勢・動作 かくあるべし  て トコロがわからないし。「重力をつかう」なんて発想、 ソコには到らないし。。。  結局、うわっつら・・・「字面」を見て、わかったツモリになって、また、動作も 整ったモノじゃなく・・・手が先、肩が先、みたいになってしまう。  でも、しかし、しかし、その間違いに気がつかないままずっと続けて頑張っている。 もったいないなぁぁぁ・・・

 

   動作を理解し、裏付けとなる理論・知識も修めてからケイコ、というトコロを、前提があやしいままに頑張っている人が多すぎる。 〔コレもちょっと前に書いた・・・キャッチボールができないのに、野球のプレー頑張っているみたい。。。〕

 

  「太極十年不出門」をぶっ壊してほしいけれど  現状は真逆で、大袈裟なコトをいえば 「太極五十年不出門」みたいなコトになっている。

 

   降ろしてドーン!(合)、広げてパー!(開)  と 単純にやってしまえばいいのに、自分で考え込み過ぎて、勝手にややこしくしている人も多いなあ! 太極拳を気持ちよく楽しめばいいのに。。。