令和元年9月29日〔日〕【第871号〔本年第132号〕】

 

  今朝、10:30、北京・安徽大厦にてMJ師のメモから改編・・・メモ。※「四正手」ではなく、【推手基本功】の・・・とりいそぎ、備忘録。。。

 

1、小発勁・・・ごく小さく、軽く、発する。 従来からの「按~チィ、チィ~按」とほぼ同じ感じ。

 

2、合掌①・・・向左転身、合掌②・・・向右転身、合掌③・・・向左、或いは向右に手のひらを自転。「翻」と解しても可。    甲を「取り」とすると、「取り」が合掌している乙の両手を外側から挟む。ソレに対して、「受け」乙

  が上のとおり、対処する。「受け」はうでを動かさないで対処する。「不用手」

 

3、「受け」乙は、両腕の手のひらを内向けて・・・撑抱(とうほう)状態、見た目「腕組み」に近い「チィ」と考えて

   可。 その状態で・・・

   ①上挑〔逆繞糸〕して、相手(甲)を浮かす。 うでをたくさん動かすのではなく、ほぼ自転。

   ②下按〔順繞糸〕して、相手(甲)を後ろ後方、下に。 うでを小さく前方回転させるだけ。要領①に同じ。

 

4、 甲に撑抱(とうほう)姿勢を取ってもらう。①乙は、両手の中指を使って、上に、ポン。 甲を浮かす。

   ②前に向けて、立掌にする。但し、うでは動かさず、ほとんど掌底のみ使う。 「小発勁」とほぼ一緒。

   ③手の平を上向けて、甲の両肘にあてがって、前方。下に差し込む(挿)ように。これもうではほとんど動

        かない。

 

 

 本通信にて、1年ちょい前に「石臼式」〔だーちゃん考案〕云々を書いたコトがあったが、撑抱(とうほう)状態と

は、ソレ。  両手を内向けるので、手首が折れるじゃないか、とか、私が前に書いた「鼓腕」〔汪永泉の説〕に抵触するではないか、と思われる方もおられるだろうけれど・・・手首には、余計な力を入れないコトが肝要。 「折腕」は元々ダメ。

 

  ファンソンしなけりゃいけないと思ってやっているファンソンは、まだウソモノ。。。あかんぼうの持っているようなファンソン が先天性のファンソンで・・・要るのはコチラ。

 

①先天性のファンソン ②周身一家 ③上下相随 ④内外相合  ⑤一動無有不動

 

  身法  + 手法  で、 変化万千  となるが、 まずは  基本功を・・・野球でのキャッチボールのように、また、卓球でひたすら続けるラリーのように。  以上、 「手法」と書いたけど、実は、身法のおケイコ。

 

【追記、2019/10/1】  両手の平(掌)を合わせるコト、或いは、両前腕を合わせるコトで、手やうでの動きを敢えて不自由にさせた上で行う、というトコロに意義がある。上の4では、「取り」のときも撑抱(とうほう)状態にする。「チ~」でも構わない。その状態でわずかに固まってあげる。それに対して、受けは、両うでを伸ばして①では、両手の平を相手の両肘にあてがっておいて、両中指を上へ。②では、両手の平を前へ、但したくさん押さない。③では手の平上向きで、やはり「取り」の両肘に手をあてておいて方向は、前方下。

【追記、2019/10/2 , 0:35】 卓球大好き人・ワンシーラーさんの一言で残ったコト=【貼】

  自分の腰と、自分の手、そして、相手の手を「貼」する、というのだ。

確かに、うでの動きが固定されるので・・・このイメージは・・・すごくいい。

MJ夫人の言った・・・「自己走!」「自己転!」もいい。つまり、その為には、相手と【合】しなければいけないから。  「貼」、「自己走!」、「自己転!」、【合】