ネットでけっこう記事があるのですが、「させていただく」という表現に違和感のあるヒトが多いみたいです。しかしおそらく関西のヒトにはそんなに違和感はないのではないかと思います。なぜならこれは元々浄土真宗の信者、つまりは門徒が使う(特に門徒が多かった近江商人が広めた)言葉だからです。関西、北陸、北九州には特に門徒が多いので、我々関西人は特に違和感ないのですがどうでしょうか。(ていうか、門徒の分布がこんなに偏っていたとは知りませんでした。関東には殆ど居ないのですね。)


 


https://hotokami.jp/heatmaps/js/ 




門徒には、仏さまに生かされているという考え方がありますので、全てのことが仏さまのお陰である、お他力さまのお陰であると考えます。この事から、自分の意思で行った事でも、させていただいた、させていただいております、ということになるのです。


これは司馬遼太郎の「以下無用のことながら」にも書かれています。いま手許にないので確認できませんが。


ここまで書いて改めてネットを検索してみると、「させていただきます」に違和感を感じるという記事も多いですが、浄土真宗、門徒、近江商人の言葉と説明している記事も多くありました。出典はやはり司馬遼太郎ですが 「街道をゆく」の方がよく引用されています。






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