マッスルアップは中学生の頃からできたのです。当時はそんな名前すら付いていませんでしたが、ただ単に鉄棒に上がる為にする行為のうちの一番ストレートな運動。回転したりズボンを穿いたり(蹴上がりのことね。)せずにただ垂直に上がる運動として練習しました。蹴上がりというのは高校で習うので中学では出来なくて、鉄棒の上に上がるためには逆上がりかそれともそのまま回転せずに上がるという方法。


    肘を片方ずつ掛けて上がる。それでもダメなら脚も掛けると、まあみっともない足掻きのようにも見えるやり方です。それがそのうち肘を立てるだけで出来るようになり割とみっともなくなくなるのです。


    高校の時に体育大学卒の先生が蹴上がりを教える時に「まあ、蹴らんでもこうやれば上がれるけどな。」と見せてくれたのがキッピングを使ったマッスルアップで、わたしは「揺らさんでも上がれるけど 。」とやってみたら非常にイヤな顔をされたのを覚えています。



 

 ところが50を過ぎて、マッスルアップと言う名前を知り、そういえばむかしよくやったなと思いながらやってみたら、これができなくなってるのです。

 

 そんなはずはない、と思いながら試してみるも全く出来る気配もありませんでした。つべを観て色々調べてみると懸垂とは軌道が違うというのが共通したインストラクションのようです。懸垂のように垂直にバーに胸を引寄せるのではなく円を描くような軌道で後ろにグルっと回りながら上がる。そのためには一度前に脚を投げ出す。ということらしい。キッピングよりももっと大きく前に脚を投げ出して、その反動で後ろから回り込むといいらしい。

 

 シンガポールにいた頃にジムで試していたら、確かにそのやり方で辛うじてできました。でも、違うのです。こういうのではないのです。単純に鉄棒にぶら下がり懸垂をして手首を反したら鉄棒に乗っている、というそんな感じなのです。

 

 ということで、あの当時とは何がちがうのか。あの当時の自分とは何が違うのかと考えると、それは明白に体重です。でも、その分筋力は強くなっている筈。でも、できません。

 

 おかしいとは思うけど、他に考えられる理由はないのです。では体重を減らすか更に筋力をつけるかしかないのか。そう思いながら数年が過ぎました。

 

 先日も懸垂をやる前に何度かマッスルアップを試してみたら、相変わらずできません。最近懸垂を強化しているので多少強くなっているんじゃないかと試してみましたがダメ。と、一度何も考えずガムシャラにやってみたら? そう思ってやりました。それがこんな感じ。

 

 

 

 

 そう、この感じでした。出来る感じはつかめました。

 

 

 

 数日後にやってもこの通り。
 
 キッピングしてるやないかい!
 ということなのですが、軌道というのではなくただ単に腕力不足。勢いが足らないのを補っているだけです。

    つまり体重過多なのを何とかしたら解決しそうです。自分で動画を撮るまでまだこんなに重量級だと思っていませんでした。何かカラダ重そうですよね。やはり減量と筋力アップに励みます。

    スローなマッスルアップが出来ることを目指します。


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